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【AI探求コース】探求的な学習を目指して

こんにちは😀
4月から3ヶ月タームで進行中のAI探求コースも2ヶ月が経ちました😲

メタバースで小学生向けの学習ワールド🌏を作ったり、
お金の計算を一緒にしてくれるロボホン🤖のプログラミングをしたり、

それぞれがそれぞれのテーマに沿って、作品制作に取り組んでいます!
完成が楽しみです😊

VR体験

さて、今回はコラム的な感じでnoteを書いてみようと思います✌️

何についてかというと、
ラボAI探求コースが目指す学びについてです👏

キーワード {探求的な学習, PBL, VUCA}

今、求められる「探求的な学習」

2022年度より、高等学校において、
「総合的な探求の時間」という科目が新設されました。

総合的な探求の時間とは、高等学校で行われる、教科や科目の枠を越えた横断的・総合的な学びの時間のことです。特定の教科の枠にとらわれず、生徒たち自身が主体的に課題を設定し、成果や研究結果を発表することを狙いとしています。

これは小中学校の「総合の時間」にあたるものであり、
小中学校では「総合の時間」という名称は変わりませんが、
内容はより探求的な学習を求められるようになっています。

探究的な学習とは、「物事の本質を探って見極めようとする一連の知的営み」であり、「問題解決的な活動が発展的に繰り返されていく」学びのあり方である。

簡単にいうと、探求的な学習とは、自ら学ぶことです。
与えられた課題の答えを教えてもらうような学習ではなく、
学習の本質とも言える、この探求的な学習が求められているのです。

「PBL」という学習方法

探求的な学習の一つに、PBLという学習手法があります。
このPBLという学習手法をAI探求コースでは取り入れています。

PBLは「Project Based Learning」の略で、課題解決型学習と呼ばれます。PBLとは学習者自らが課題を見つけて解決していく中で、解決能力や実践能力が育まれる方法です。答えが複数ある課題に対し、自分で仮説を立て、調査、検証を繰り返します。答えを見つけるまでの過程を重視する学習理論です。

学習の流れは以下の通りです。

①課題を見つける

AI探求コースでは、指導員と一緒にテーマを探します。
自分がやりたいことを軸に3ヶ月間で取り組むテーマを見つけます。

②知識を活用する

設定したテーマを表現するのに最もふさわしいツールを見つけます。
それをどのように利用してテーマを表現するか考えます。

③課題を解決する

3ヶ月タームの最終回には発表会として、
それぞれが作った作品を披露します。
そこに込められた思いやねらいを説明することで、
コミュニケーションを取ったり、次に活かしたりします。

PBLは、学習方法が”自由”な分、
どんな課題を設定し、どんな知識を用いるかを決定することが
簡単ではありません。

AI探求コースでは、
指導員がヒントを与え、サポートしながら学習を進めていきます。
ただ道を先導する「案内役」ではなく、
決定を手助けする「助言者」であるべきだと考えています。

「VUCA」の時代を生き抜く

なぜ、探求的な学習であるべきなのか?
それは、今この時代が「VUCA」の時代だからです。

VUCA(ブーカ)とは、「Volatility(変動性)・Uncertainty(不確実性)・Complexity(複雑性)・Ambiguity(曖昧性)」の頭文字を取って作られた言葉です。つまり、変化が激しく予測不可能であり、複雑化した社会の様子を表しています。

このような時代には、自ら課題を見つけ、自ら学び、
自ら考え、自ら解決策を見つけ出す力が必要です。
だから、探求的な学習が求められているのです。

おわりに

このような学習で習得したい物事に対する姿勢や考え方は、
一朝一夕で身につくものではなく、
継続的な取り組みによって、徐々に獲得できるものです。

もちろん探求的な学習のすべての過程を
”自ら”行うことができるならそれに越したことはないですが、
それは大人でも難しいものです。

AI探求コースでは、
指導員と共に探求的な学習に取り組み、
その過程における手法や姿勢を経験できたらと考えています。
そして、子どもたちが
自ら学びたい」という思いを持てたら一番良いと思っています。

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