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初心者がゆく美術館『大阪の日本画展』

絵に浸れる時間、空間はとても贅沢なものです。

そこには正解、不正解がありません。
答えを求められることもありません。

何かを感じてもいいし、
何も感じなくてもいいし。

『大阪の日本画』展では
明治後期から昭和初期に完成された作品が
展示されていました。
写真技術のあった頃ではないかと思われますが

日本人が着る着物姿
表情が淡泊な特徴と
着物の華やかさが絶妙な濃淡さを生み
とにかく細かく描く、その技術の高さには
見を奪われました。

特に、ポスターになっているこの絵
着物部分の細部にわたる模様の施し方は圧巻でした。

現物とポスターではまるっきり違うという事を改めて知れた。
絵の中心、帯が幻想的

当時の大阪文化も学ぶことができ

□大阪では鯉よりも“めでたい“にちなんだ鯛が好まれた。
□船場あたりでは商家のお嬢さんを『いとさん』、その妹を『小いとさん』を縮めた『いとさん』と呼ばれていた。

など商売の町ならではの逸話も数々紹介されていました。

左二人の少女の髪飾り、着物、履物はどれも上等
右の少女が羨ましそうです。
当時の格差社会を表現しているそう。

洋服を着るとぐっと現代に近づいた感じがする。

中之島美術館4階からの眺め

毎週でも来たい(´▽`*)

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