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国際恋愛に彷徨った20代前半

私の20代の始まり。20歳は、当初付き合ってた彼氏にフラれて始まった。哀れだった。だし、無礼者すぎる元カレだ。だって1番幸せでなきゃいけない日にどん底へ落とすのだから。

それでも24歳になった今はそれとなく、生きている。し、恋人もいる。それでもあの20歳の夏は忘れない。あの夏は、もうしたくないしできないと思う。


韓国ドラマをきっかけに

出会いは大学1年生の終わり頃であっただろう。当時私の中で、第2次のK-POPブームが到来していて、韓ドラに浸っていた。ドラマに出ていたイ・ヒョヌに大ハマりして「こんな韓国人の彼氏を作りたい!」と思ったのがきっかけ。単純なヤツめ、

とにかく韓国人と出会う方法を探しまくったら、マッチングアプリにたどり着いた。これが私とマッチングアプリの出会いでもある。まあそんなこんなでアプリをはじめ、一人目の彼に出会う。

初外国人彼氏

その1人となった彼、は日本語が少しできた。何気ない会話を交わし、夜は電話をした。彼は音楽を作っていて、私は彼の作る音楽が好きだった。ジャンルはダンス。そんな彼は、電話の途中でいきなり走りだしたり、日本語で話す彼に、嫌悪感を抱いたおじい?と喧嘩になるかと思いきや和解して一杯やってたり、とにかくぶっ飛んでた。いわゆる또라이ってやつだ。電話の最中に私のために曲を作ったと聞かせてくれた。やはり韓国人はロマンチストだ。

初デートは韓国

そんな彼との初デートは韓国。はじめて1人で飛行機にのった。単純な女だ。緊張しすぎて、空港のラウンジでビールとシャンパンを飲みすぎた。飛行機の中でも2杯シャンパンを飲んだ。本当に緊張していた。私を探している彼を見つけ、緊張と恥ずかしさで後ろから驚かした。「よく来たんですね〜」と出迎えてくれた。お酒もアイスアメリカーノも彼が教えてくれた。コンビニのベンチでいきなり寝転がり空が綺麗だからと、雨が降っても傘をささず、本当にぶっとんでいた。半年ちょいあって20歳の誕生日の日、そんな彼とは泣いて泣いて泣きまくって別れた。から、未練はない。でも彼がいなきゃ今の私はいなかったと断言できる。

大人すぎる彼と学生の私

2番目の彼は、留学先で出会った。私は21歳ぐらい。5歳上だと思っていたら、のちに9歳上とカミングアウトされた。彼はお酒と服の趣味が合った。中身はかなり子供っぽかった。平日は互いに学校と仕事で、金曜夜に江南で会うのが불금コースとなっていた。1年以上付き合ったけど、付き合う前が一番楽しかったかも。クリスマスイブは私の家の近くで会って、大きいトンカツとケーキを食べた。その後、クラブのような場所でお酒を飲んだんだけど、お腹いっぱいすぎて吐きそうで自分と戦ってた記憶が一番。帰りのバスで死んだ笑 翌日のクリスマスは、後に引っ越すこととなる場所にある大きなショッピングモールでデートした。真冬の鬼寒い中、漢江に行ったのも楽しかった。でも彼は"大人"であって私は"学生"であるに過ぎなかった。それでも彼がいなければ、私の留学生活は孤独であっただろう。彼から別れを告げられた日も1日だけ泣いて、それっきり。

それからは一度恋愛をやめた。嫌になったわけじゃなくて、友達もいたしそれで充分だった。し、恋愛をするたびに環境を変える自分も嫌いじゃなかった。それでも恋が終わった次の日に、目が覚めていつも通りの日常を送ろうとするのは絶えられなかった。

でもこの恋愛が私の一部となってると思えるくらいには、きっといい恋愛だったんであろうと思う。私は俗にいう敵を倒しただけ強くなる勇者のようなものなんであろう。

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