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Netflixとマーケティング

Netflixを退会しました。

最近映画を見始めても10分くらいでつまらなくなってしまって、あまり見なくなってました。
なんかいろいろ忙しくて見る時間が取れないということもあります。
まあ、見たくなってもAmazonPrimeがあるからいいだろうってことで。

噂には聞いていましたが、Netflixの退会はわかりやすいところにデカデカとボタンがあります。
ポチッとすると確認があって簡単に退会完了。

ストレスゼロです。

今までの常識(?)だと、退会はサイト内を探しまくってやっと見つけて、ログイン中なのにもう一度ログインしてからやっと退会、という感じですよね。
Adobe退会がほんと大変だった。

でも顧客目線だとNetflixのようにいつでも退会できるというのは必要ですよね。
安心感が違うし、印象も良い。
Adobeは二度と使わないけどNetflixはまた使うと思う。

これがエンゲージメントってやつですね。

私はNetflixに対してエンゲージメントが高く、Adobeに対しては低いのです。

しかもNetflixは退会完了画面に「退会後も10ヶ月はデータ保存しておくね」というメッセージが表示され、その間Netflixからのお知らせをメールを受け取るかどうかも聞いてきます。

ユーザに選択権を渡しているのです。

個人情報保護の観点からも顧客目線の観点からも、ユーザが自分の意思で自分の情報や行動をコントロールできるようにするというのが必須になってきてます。

Netflixは素晴らしいですね。

企業側としてはデータを使ったOne to One施策がやりにくくなるのですが、ユーザーのエンゲージメントを、高めるというのは、それ以上のメリットがあると思います。

人が嫌がることはするなよ、って小さい頃から言われてきましたが、まさにそういうことですね。
これがマーケティングの基本ってことかな。

時間ができたらまたNetflixを利用したいです。

ではまた

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