すべてがハッピーエンドではないんだ。

数日前に書いた記事は、ちょっと万人受けはしないものだったようだ。

その理由は自分でも分かっている。

切ない動物ネタや、ネガティブな表現のものは読んでいて良い気分ではないから。

それは自分でも分かっている。

以前ブログを書いていた場所は、猫ブログを書いている人がたくさん居て、それは可愛いだけのものではなく、幸せな生活をしている猫たちばかりのものではなかった。

アクセス数はテレビで取り上げられるような、可愛い猫ブログを書いている人の方が断然良いし、その他のジャンルを見ても、楽しいこと、嬉しいこと、可愛いもの、ためになること、そんなポジティブなブログの方が人気はある。

とある方の文章を読んでいて、「今はそういったネガティブな表現を書かないようにしている」と言っていた。以前はそういう文章も書いたけれど、読んでくれる人は少なかったし、いいことではないと感じたということだった。

確かにそれは私もそう感じる。

人の悪口や、妬みや嫉みを連ねても、ぜんぜん楽しいことはない。
それを聞かされる人だって気分は良くない。
そんなことばっかり言っていると運を下げるよ。そう言われるのも分かる。

実際、私もネガティブな表現の多いものは好んで読まないし、猫ブログでも悲しい猫の話は読みたくないと目を背けることもある。

でも、実際それを目にしていなければ、今の私はいないと思っている。

悲しい猫たちの現実。

虐待、多頭飼育崩壊、悪質ブリーダー。書けばもっとたくさんの悲しい現実がある。
それは猫だけに限ったことではない。

それらをブログで発信している人がいたから知った現実。
だから、そんな猫たちのために出来ることはないのか? そんな猫たちのために頑張っているボランティアさんのために私が出来ることはないのか? そう考えるきっかけになった。

私の考え方を変えた。そう言ってもいいくらいだ。

そんな悲しい状況を乗り越えて幸せを掴んだ猫たちのことを、喜びながら伝えることが出来る幸せ。

だからこそ、私の持つ考えをすべて出して行こうと思えた。


それは誰かを傷つけるものではなく、良い事はいいと、悪いことは悪いと、それを言える人になりたいと思った。

だって生きていれば、辛いことはたくさんある。すべてがハッピーエンドではない。

ネガティブな表現はしない。ではなく、知ってもらいたいと思うことはしっかりと表現したい。

だからこそ、私の失敗談も私の生き方も偽りなく書いていられるんだと思う。

まぁでも、たくさんの人に読んでもらいたいとか、たくさんの「スキ」がほしいと思うなら、それはしない方がいいのかもしれないけど。

可愛いだけじゃない猫の現実を知って、そんな猫を救うために発信したいと思っているんだから、たくさんの人に読んでもらいたいとは思うけど……。自分で書いていて、すごく矛盾しているのは分かっている。

それでも私はこれからも『本当』を発信していくことを辞めないだろう。

そのために、なんでも綴れる場所が欲しくて、このnoteを始めたのだから。




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