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「女性=少食」はジェンダー偏見?

20代半ばの女性とお話ししていたときに、その方が言っていたことがある。

「量が多いと有名な定食屋さんに上司と行ったとき、大食いだから大盛りにしたら、上司がしきりに大盛りにして大丈夫か聞いてむかついた。女の子だから食べないと思ってる。」


私も大食いのほうだから、彼女の気持ちがよくわかる。

私も未だに忘れられない、悔しいというかなんとも言えない気持ちになった出来事を思い出した。


東京で暮らしていた頃、夫と一緒に高円寺にある某とんかつ屋さんに行ったときのことだ。
2人とも同じとんかつ定食を注文。

料理が運ばれてきて、

(ん?!)

と目を疑う。

夫のお茶碗にはモリっとごはんがのっているのに、私のほうのお茶碗は夫の分の2分の1程度

(いやいやなんで?ごはん少なめとも言ってないし聞かれてもいない)

とりあえず食べ始める。

普段、夫よりごはんを食べる量が多い私には、案の定足りない。


意を決して、お店の人にごはんおかわりできるか聞き、できたのでおかわりした。


結果的におかわりができたのでよかったが、最初の盛られ方に差があったことのショックはわりと大きかった。

お店側からすると、女性のお客さんに出したごはんが残っていることが多くて最初からごはんを少なく盛ろうと思ったのかもしれない。

でも、一言でいいからこちらの意向を聞いてほしかった

一方的な判断で、見た目が女性であるというだけで、盛られ方を変えられると悔しい気持ちになる。


そりゃ男性と女性では肉体が異なり、男性のほうが一日に必要な摂取カロリーが多いので、女性より男性のほうが食べるのは事実。

しかし、男性でも少食な場合もあれば女性でも大食いの場合もある。

ということは個人差であるわけなので、やはり他人が勝手に判断していいものではない。

こんなことで差別だとか偏見だとかは大袈裟にも思えるが、目の当たりにしてショックを受けた経験から、無意識の偏見や差別って恐ろしく誰かを傷つけている可能性があるんだと認識した。

私自身も日頃の会話、気をつけねば。

最後まで読んでいただきありがとうございます!

【簡単な自己紹介】
93年生まれ / 中国地方の田舎で生まれ育ち、大学進学で海外、就職で東京 / 2020年:夫婦で脱サラしDigital Nomadになる / 全国15地域で移住体験生活・5地域でワーケーション経験 / 現在は北海道限定で遊牧ライフ中

ブログでは北海道の暮らしやリモートワークスポットをメインに発信中♪
https://taminoko.com/


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