労働組合に関する調査(vol.1)
会社員からフリーランスに転身して約3年半。
クライアント企業は、大企業からスタートアップまでさまざま。
業種も多種多様。
やり取りする先方の担当者も、代表者からインターンまでさまざま。
先日、日本の労働組合の実態について考える機会があり調べてみたので、noteにメモ。
以下、厚生労働省「令和4年労働組合基礎調査の概況」「令和3年 労働組合活動等に関する実態調査」より。
※労使関係総合調査は毎年テーマを変えて実施しており、R3年は令和 3年 労働組合活動等に関する実態調査、R4年は令和 4年 労使間の交渉等に関する実態調査
■労働組合の状況
□R4年6月末時点の単一労働組合
L労働組合数:23,046組合(前年より減)
L労働組合員数:999.2万人(前年より減)
L推定組織率(雇用者数に占める労働組合数割合):16.5%
L女性の労働組合員数:347.1万人(前年より増)
□労働組合員数のうちパートタイム労働者
L140.4万人(前年より増)
L労働組合員数に占める割合:14.1%
■産業、企業規模別に見た労働組合
□産業別
L①製造業:264.5万人(最も多い)(全体の26.6%)
L②卸売/小売業:153.4万人
L③建設業:83.7万人
◉対前年差で見ると、増加幅が大きかった産業は「不動産業」「卸売/小売業」、減少幅が大きかった産業は「製造業」「金融/保険業」「公務」
□企業規模別
L民間企業の労働組合員数:871万人(前年より減)
L1,000人以上規模:全体の6割超(579.8万人)
L300~999人規模:全体の約13%(111.8万人)
L199~299人規模:全体の約6.5%(55.8万人)
■労使関係の認識
□使用者と労使関係の維持についての認識
L安定的に維持されている:59.0%
L概ね安定的に維持されている:33.8%
Lどちらとも言えない:5.0%
Lやや不安定:1.4%
L不安定:0.6%
◉約9割が「労使関係は安定的」と認識
■労働組合員数の変化
□組合員数の変化
L増加:(R3)31.4%
L変わらない:(R3)25.8%
L減少:(R3)42.7%
□組合員数が増加した理由
L新卒/中途採用の正社員の組合加入:84.4%(最も高い)
L正社員以外の組合加入:14.1%
L在籍する正社員の組合加入:9.5%
□組合員数が減少した理由
L定年退職:66.7%(最も高い)
L自己都合退職:65.0%
L正社員採用の手控え:38.3%
vol.2へ続く。
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