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【日記】いや~確かに、にくづきに要で腰って書きますもんね(笑)

整体に行ってきた。

過体重の人間にしては膝や腰などの関節トラブルが少ないという自負があったのだが、数日ベッドの上でうんうん唸っていたら物凄い腰痛に襲われてしまった。一週間経って今朝は割と寛解した状態だったが、まだ芯にゴリッとした痛みを感じる。例えると、伸びをして腰がパキっと鳴る直前の一瞬の気持ち悪い違和感がずっと続いている感じだ。「骨がうまく嵌まっていない」感がもどかしい。

予約したのは60分で骨格を整えて筋肉をほぐしましょうというコースだった。タブレットを渡されサインと問診票の記入が終わると、直立姿勢の写真を正面と横の2枚撮られる。その後、自分の写真にAIか何かが骨格をトレースしたフレームが上書きした画像と姿勢の歪みが評価されたデータを見せられる。どうやら私の骨格は左右の歪みは少ないが、前後の歪みが凄いことになっているようだ。それらが終わってから整体ベッドに座り、施術担当のお兄さんから追加のヒアリングを受ける。

この整体ベッドというのが眠気を誘われるというか、なかなか寝心地が良いので通販で値段を調べていた。硬さが丁度いいのかもしれない。あとうつ伏せに寝ても息苦しくないのが良い。

こういうのが欲しい
ついでに調べたらAmazonで分娩台が買えるらしい

私の骨格の歪みの原因であるが、なかなか面白い機序でできたものらしい。骨盤が後傾しているため、背骨で身体をで支えることが出来なくなり、背骨のカーブでバランスを取ろうとして猫背やストレートネックになっている。骨で支えるべき荷重を常に筋肉を使って支えているため、筋肉がこわばり凝り固まっているのだという。何となく心当たりはある。デブ歴が長いので前に転ばないような反り腰な姿勢を取るようになり、それを続けるうちに凝り固まっていったのだろう。痩せた方が良いなこれ。腰の向きが間違っているせいでここまで体に支障を来すとは。

「いや~確かに、にくづきに要で腰って書きますもんね」は何回か言おうと思ったが飲みこんだ言葉だ。かしこい小学生でも言えるし、私が言ったところで彼にとっても15人目くらいだと思うので絶対につまらないと思うから。

あらゆる方向から肩、腰、尻、腿が押圧される。うつ伏せで視界が塞がっているので施術のお兄さんがどういう体勢なのか想像しながら受けていたが、たまに分からなくなるのが面白かった。腕が4本くらいあるのかもしれない。やはりプロは凄い。

施術が終わった。腰の右のほうにあった鋭い痛みがなくなり、首の可動域も気持ち増えた気がする。血行がよくなった影響か小汗をかき、なんだかぼうっとした疲れと眠気に襲われる。たぶん良い感じである。

会計の前に「次回も予約しませんか」と提案をされた。私はこれが少し苦手である。そういう商売であることも分かるし、こまめに施術を受けた方が健康に良いのは恐らくそうなのかもしれないが「本当にそうなのか、得をするために嘘をついていないか」と疑心を抱いてしまう。ゴルゴ松本が嘘の漢字の由来で説教するやつに似た嫌さを感じている。たとえそうであったとしても、「おもちゃを売るためのスーパー戦隊です」みたいなのを押し出さないでくれ~みたいなのをずっと願っている。あくまで内なる動機でおもちゃを買っていると思いたいから。

やんわりと営業を断る常套句として使っている「後から自分で予約しますね」を返事をしておいた。タイミングがあったらまた行きたいとは思っているので嘘ではない。早く腰の痛みが完全になくなりますように。

ちなみにこの日記のヘッダーは私物の骨盤の模型です。

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