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本と漫画の記録

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読書の記録を気軽なメモ程度に残していきます。
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記事一覧

モーリス・ルヴェル『夜鳥』

モーリス・ルヴェル『夜鳥 (よどり)』 Maurice Level “Les Oiseaux de Nuit” 田中早苗 訳 …

温又柔『台湾生まれ 日本語育ち』

温 又柔 おん ゆうじゅう/Wen Yuju 『台湾生まれ 日本語育ち』(2015) 台湾に出自を持ちな…

温又柔『来福の家』

温 又柔 おん ゆうじゅう/Wen Yuju 『来福の家』(2011) 作家初の単行本で2篇を収録。 それ…

サド『恋の罪』

サド『短篇集 恋の罪』 植田祐次 訳 サドを読んだのは学生時代以来。当時は若さゆえの怖いも…

ピーター・バラカンさんの書籍

私、熊谷悠一を形成する要素。 自己紹介の続きです。 30年近く音楽好きを続けてきたので、そ…

シャーリー・ジャクスン『丘の屋敷』

シャーリー・ジャクスン『丘の屋敷』 Shirley Jackson “The Haunting of Hill House” (1959)…

清水潔『殺人犯はそこにいる 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件』

清水潔『殺人犯はそこにいる 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件』(2013) 力強いノンフィクションであり、執念のルポでもあり、告発本とも言える。 決して流麗ではない、著者の取材スタイルさながら無骨な文章ながら、ぐいぐい読ませる。各章ごとに「引き」を作るのも職業柄なのか。 1979年から1996年に渡って、栃木県足利市と群馬県太田市という隣接する限られた地域で、共通点の多い誘拐殺人事件が起きていた。 被害者は5件とも4~8歳の幼女であり、犯行手口も酷似している。 これは

絵本『うるさく、しずかに、ひそひそと』

ロマナ・ロマニーシン、アンドリー・レシヴ『うるさく、しずかに、ひそひそと 音がきこえてく…

ジャネット・フレイム『潟湖(ラグーン)』

ジャネット・フレイム『潟湖(ラグーン)』 山崎暁子 訳 Janet Frame “The Lagoon and Other St…

三木三奈「アイスネルワイゼン」

単行本化されているが、『文學界』2023年10月号掲載分で読んだ。 できるだけ内容には触れない…

ヴァージニア・ウルフ『ある協会』

エトセトラブックスから刊行されている短編。 男性の方が女性より優れている。 そんなこれま…

レベッカ・ソルニット『オーウェルの薔薇』

レベッカ・ソルニット『オーウェルの薔薇』 Rebecca Solnit “Orwell’s Roses” (2021) 川端…

junaida『の』

渋谷のラジオ「BOOK READING CLUB」で紹介されていたのをきっかけに手に取った。 細やかな描…

読書メモ:2012年

今日も過去の読書メモ(当時のツイート)から。 2012年分の投稿を抜粋し一覧にしてみました。 4月以前も多分何かしらは読んでいるはずだけど、ちょうどツイッターを始める前の期間にあたるので、紙の記録を見返すしかない。 それらはまたいずれ。 甘めの自己啓発系とかも出てくるし、ノンフィクション系も多い。 本当は一番好きな海外の小説をじっくり読みたいけれど、まとまった時間が取れるときに限られてしまう。 2012年05月17日(木) 桜井章一『努力しない生き方』を読む。「逆説の感