ORIGINALS先延ばし

Day226.戦略的な先延ばし

さて、「ORIGINALS」より。
Part4は行動を取るべき時期。

オリジナルな人になるというと
すぐ行動して、何でも1番先に実現する
というイメージがありますが
決してそういう訳ではない様です。

いいアイデアは放置から育つ

これも何も考えずに先延ばしをして
ギリギリになって一夜漬けで焦って物事を
片付けるわけではないです。

何か問題があった際に解決する意欲を持って
頭の片隅でその事を考え続けるという事。

先延ばしは
「生産性の敵」かもしれないが
「創造性の源」になる。

古代エジプトでは”先延ばし”に2つの意味があった

・怠惰
・好機を待つこと

歴史上の思想家・発明家にも
この先延ばしをした結果、偉大な作品が生まれている。

先延ばしをする事によって
・多様なアイデアが思いつく(時間が取れる)
・様々な視点から考えるため、柔軟性が増す

ではビジネスの観点で

イノベーターかフォロワーか
どちらが優位なのか?

ピーター・ゴールダーと
ジェラルド・テリスの
「先発企業」と「後発企業」の状況比較が
面白い結果を示していました。

30以上の異なるカテゴリーにおいて
何百ものブランドを分析したあところ
先発企業の失敗率:47%
後発企業の失敗率:8%

この違いは約6倍❗️

先発者となることは、利点よりも不利な面が多い。

これは結構意外でした。
先に市場を抑えるとか、先行者利益が
結構あって有利なものとばかり思っていました。
但し、別の研究者はある業界において優位な場合もあるが
学術的な研究では先行者利益に関しては意見が分かれている
と話しています。

オリジナルである事に
先発者である必要はない。
ほかとは異なる、他よりも優れているという事。

感覚的にはGoogle Glassが発案された時も
まだ若干市場が形成される前に出てきた事もあって
いまいち普及しなかったのかなと思います。

最近になってAR・VRの技術発達がどんどんなされて
SLAMや3Dマップの作成などが簡単にできるようになった。
そして5Gなど通信も高速・大容量化していくから
今後は大きな画像データを扱ったり、デバイスの小型化に伴い
ARグラス、スマートグラスも小型化の恩恵を受けるだろう。

そんな事を思いました。


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