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世のネコを支援するために学校のICTに関するアドバイザーをやる

前回は「学校にはびこる形式主義。履修主義から習得主義への転換は起こるのか?」とだいぶ真面目ぶった内容になってしまいました。
反動か最後には

次はもっと馬鹿らしいのを書きたいかも。

と書いてしまっていました。
それ故?か、今回は馬鹿らしいというより意味不明なタイトルに。
一応、筋(?)は通っていますので、以下にて説明していきます。

文部科学省の「ICT活用教育アドバイザー」になりました

文部科学省では、平成27年度から「ICT活用教育アドバイザー派遣事業」という施策を行っています。文部科学省のページでの説明を引用すると

文部科学省では、平成27年度より、ICT環境の整備を図ろうとする自治体のニーズに応じてアドバイザーを派遣し、ICTを活用した教育の推進計画やICT機器整備計画の策定等について助言を行う「ICT活用教育アドバイザー派遣事業」を実施しております。アドバイス活動で得られた知見・ノウハウについては、実践事例マニュアルとして取りまとめ、教育委員会関係者への普及を図っています。

とのこと。今年度の施策説明はこんな感じです。

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天下の文部科学省も色々諸々血迷ってか(失礼)、上記の図の左下の「アドバイザリーボード」のアドバイザーに私が選ばれることになり、明日(6/8)から委嘱されることになった、という次第です。

今年度のICT活用教育アドバイザー事業のWEBページは以下です。

昨年度までのアドバイザーのメンバを見ても、今年度のアドバイザーを見ても、大学教員か自治体の指導主事や職員の方々で、企業の人はほぼいないんですが、良いんですかね?
一応、証拠の委嘱状を貼っておきます。

スキャン_20200605 (3)

多分、この委嘱はこれまでのnoteを皆さんが見てくださって、反応してくださったせい、ではなくお陰だと思っています。ありがとうございますー。
(アドバイザーの仕事が大変だったら「せい」の方に変えて恨みます(笑))

アドバイザーには1回2万円の諸謝金

ちなみに上記の委嘱状の一番下を見てみると…

派遣に係る旅費・諸謝金については文部科学省から「新時代の学びにおける先端技術導入実証研究事業」(「ICT活用教育アドバイザー」の活用事業)の委託を受けた団体から支出

とあります。
おぉ、活動に対し諸謝金が出るそうです。
別紙を見ると1回あたり2万円ということ。現地に伺ったりしつつ事前調査するとなると、どんなに少なく見積もっても1回あたり2日間ぐらいは拘束されそう。
コンサルっぽい考え方では想像を絶する安さですが、まあそこは国と一緒に支援をする立場だから、という感じでしょうか(こういう考え方がマズイのかもですが)。

まあ、とにかく1回2万円貰えるらしい。
こういうあぶく銭(言い方が失礼)は、自分のために使っても面白くないので、ネタになりそうな使い方でもしようかな、と。
支援依頼も来ていないので、取らぬ狸の皮算用とはまさにこのことですが...。

ネコは人を支配している

ということで、もらった謝金は支配者=ネコへの献上金にしようかな、と。
何を言っているかは分からない人(=これを読んでいるほぼ全ての人)は、星新一のショートショートの「ネコ」を読んでもらえたらと。
地球の支配者が何者かを明確に書き記したノンフィクションです(嘘)。

以下の「きまぐれロボット」の一篇です。

ということで(どういうことで?)、文部科学省からもらったお金は全額ネコ様に献上したいと思います。
とりあえず、以下に寄付しようかな。

上記の東京キャットガーディアンは東京都豊島区の大塚にあるのですが、ネコカフェも併設していて、寄付も兼ねて家族で行ったこともあります(自分もですが、妻と娘もかなりのネコ好きでして)。
保護ネコたちはかなり野性味溢れて走り回っていて騒がしいのですが、私は結構仕事が進んで良かったです(ここでパソコンいじっているのは自分だけだったのでかなり異質な感じでしたが...。)

つまりは、世のネコを支援するために学校のICTに関するアドバイザーをやる

ということで(どういうことで?)、世のネコを支援するために学校のICTに関するアドバイザーをやる、ということになりました。
構造を無駄に図示化するとこんな感じでしょうか。

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どんな種類の施策でも良い施策はループ構造を内包しているもの、というのが持論です。
勝手に言っている「ループ構造」とは、施策の中でプロセスがグルグル回っている部分があり、その部分が自動的に増幅し回り続ける構造のことです。

上記の図では右下と上部の部分でループ構造になっていて

「支援」→「謝金」→「寄付」→「支援」→「支配者の慈悲(可愛さ)」→【やる気倍増!】→「支援」→「謝金」→「寄付」→「支援」→「支配者の慈悲(可愛さ)」→【やる気倍増!】→「支援」→(以下略)

というループ構造が生じています。
つまり、これは自分のなかでは良い施策ということ。

これを見越して自分にアドバイザー委嘱をしているのだとすると、、
文部科学省 恐ろしい子!

※マニアックなマンガネタを入れると一般の人がひきますよ、とアドバイスもらっていたのですが、、、ガラスの仮面はマニアックじゃないよね?

おわりに… 学校教育におけるネコは子供

前回と比較すると、だいぶ馬鹿らしい内容にすることができました。いやー、スッキリした。

ちなみに星新一の「ネコ」のショートショートは、個人的には必読の作品です。子供のときに面白がって読んだだけでしたが、後になってモノの見方が1つではないことを実感するキッカケの1つになっています。

ハラリ氏の「サピエンス全史」において、人が小麦を栽培したのではなく小麦が人を支配した、という考え方もある意味同じですかね。

そして学校教育における「ネコ」や「小麦」は「子供」なのは自明でしょうか。
なんかウチの家庭に当てはめても、俯瞰して見れば「娘」が本質的な主導権を持っています。

教育している、指導している、学ばせている、なんてのはある意味で支配されている側の幻想なんだと思っています。

幻想を振り払って、学習者を中心に据えていかねば。
(今回はあまりにメチャクチャだったので、最後はそれっぽい感じにして帳尻を合わせました(合っていない?))

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