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スローだけどファストな田舎暮らし

1週間弱の東京帰省から一転、ど田舎に舞い戻り、スローだけどファストな生活を再開しています。てか、スローだけどファストってなんですか?って話ですね。

我が家は暖房も調理も薪の炎です。薪ストーブといえばスローライフ的なものの象徴と言ってもいいのでしょう、ガスの火力には及ばないし、薪を入れ続けなければならないし、そもそも着火するにも焚き付けから始まります。

だからスローライフというのは行為の過程から結果に至るまでがスローなだけで、少しもゆったりしていないどころか、やることだらけで忙しいくらいです。この調子で最先端に置いていかれるからスローとも言えるかもしれません。

しかも薪ストーブを使うには木を切り倒して、薪割りして、乾かさないといけませんから、まー大変。薪はホームセンターにも売っていますがね。

これじゃあスローなばっかりで、一つもファストじゃないじゃないかと叱られそうですが、視点変えるとめちゃめちゃファストです。

ガスコンロの燃料である天然ガスなんて、何年かかって作られるかわかりませんが、薪にするための木だったら2,30年ってところでしょうか。

薪利用として代表的なコナラの木なら、伐採しても切り株から芽が出てきて(萌芽更新)、それから15年もすれば十分な太さに成長します。

何年かかって作られるかわからないガスと、15年で利用できる薪(細い木だったら数年)だったら、後者の方が確実にはやい上に、循環的で、持続可能であるわけです。

この手のスローでファストな要素が満載なのが、自給的な田舎暮らしなんです。

そんな暮らしを豊と呼ぶかは人それぞれですが、美味いことは確実ですね。

ウチの畑でとれた初物のサツマイモ(シルクスイート)は最高に美味でした。


(新暦11月14日 旧暦10月18日)

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