見出し画像

グルテンフリーピザ屋の紹介をしたら試食のパンが送られて来て、その流れに刺激を受けた話。

僕は辺鄙な田舎の山奥に暮らしているんですが、昨年のちょうど今日から11ヶ月前に東京に行った時に食べた、青山のグルテンフリーピザ屋さんが本当に美味しくて、そういった店があることが素直に羨ましいというような記事を書きました。さすが東京、さすが都会。都会のよさです。一応言っておきますが、僕は東京出身です。

するとちょうど1週間前くらいに、突然noteにDMが届いたとの通知がメールで届いたんですが、それが、この記事で紹介した青山のグルテンフリービザ屋さんであるピッツァフィレンツェの方だったんです。この記事を読んでいただいたとのことで、しかも、今度はグルテンフリーパンを作ったので試食をして欲しいという連絡でした。

最近noteの更新をしていないどころか、ダッシュボードも開いていなかったんですが、気づけば上の記事が僕の中で最も読まれているnoteになっていました。まあ、フォロワーも多くないし、影響力なんてものはないに等しいのですが、ないに等しいなりにも、紹介したお店の方に繋がって、試食のオファーまでいただけるのですから、馬鹿にできるものでもないようです。

さて、そんなわけで今回の記事を書いているわけですが、はじめに断っておくと、僕とピッツァフィレンツェさんの間にこれと言った利害関係はありません。「これと言った」と言うのは、まあ、利害関係が全くないわけではないからで、もちろん、グルテンフリーパンをタダで試食させていただいています。青山のパンが人口減少のパイオニアである島根のしかもその中でも特に辺鄙で、高速からも遠く、廃線になった電車の沿線近くのエリアに宅急便でポンと届くのだから面白いものです。

やっぱり印鑑じゃなきゃ嫌だ、みたいな凝り固まった考えを持っていなければ、田舎からのリモートでもほとんど問題ないんですよね。少なくとも田舎にいる方としては問題ないんです。ですが、都会にいる人が、リモートワーカーへの対応の準備ができてない人が多いですね。それで仕事がうまく進まなかったりする。青山と島根でパンがスーッと流れるんだから、その気になれば、仕事もスーッと流れるはずなんですが。

さて、大きく脱線してしまいましたので、戻りましょう。この記事では凝り固まりたくないと思ってますので、許して下さい。特に考えずに書いています。考えているのは、印鑑は嫌だということくらいで、いや、別にいやではなくて、印鑑を使いたい人は、そのクラシックな風味を味わっていただいて(印鑑は印鑑でかっこいいとも思いますよ。昭和なハードボイルドな感じで)、使いたくない人は、ささっとサインで済ませてしまえばいいんじゃないでしょうか?別にどちらかでなくて良いとおもうんです。お互いがやりたい方法でやればいいんです。さあこれも脱線なので、パンの話に戻りたいと思います。

なんの話をしていたかと言うと、利害関係ですね。ええと、別に公表する必要もないんでしょうが、ピッツァフィレンツェの方が、僕のnoteに500円のサポートを送ってくれました。noteをやっていての初めてのサポートです。うれしかったですね。過去には100円の有料記事が2回買われただけですから、500円は大金ですよ。でもnoteは累積1000円以上にならないと引き出せません。でもそんなことは関係ないです。僕にとってこの下ろせない500円はそれ以上の価値を持っていますから。

と言うわけで無料のパンと500円と言う利益を僕は得ているわけですが、言ってみればそれだけです。別に広告費をもらっているからこの記事を書いているわけではないですし、広告費をもらっていたら、こんな体裁の整っていない記事なんて書きませんよ。とっととパンが美味しいと言う話をした方がいいじゃないですか。それに今のところ見出しもありません。読みづらくてここまで到達せずに脱落している人もいることでしょう。でもそんな嘘くさい広告記事なんか書きたくないですし、そもそも広告記事ではないんです。380gのパンが2斤ですから、サポートと合わせて3000円くらいの価値があるでしょうか。でも、3000円で記事を書いてくれって言われてあなたは書きますか?書きませんよね。結構大変なもんですよ書くのって。少なくとも練習は必要です。そもそも僕はインフルエンサーでもなんでもないので、広告的なものなんて期待されていないでしょう。

それに今回久々にnoteを書いてパンの紹介をしたいと申し出たのも僕の方です。何しろそれは嬉しかったからなんです。インターネットでお店の紹介をしたら、そのお店の新商品の試食が届くなんて、おもしろすぎるじゃないですか?たくさんのフォロワーを抱えるインフルエンサーならそんなことは日常茶飯事で、ちょちょっとあしらってお金に変えるのかもしれませんが、僕の場合はなんですか、noteのフォロワー12人とかですから。そんな人に、試食を送ると言うんですから、何考えてるんですかと言う話です(褒め言葉です)。

でもこうやって自発的に僕は記事を書き始めているわけです。もしかしたら、試食のパンを送ればまた何か記事を書いてくれるかもと、担当者の人も思ったかもしれません。でも、そう思ったかどうかは僕には関係ありません。僕が書きたいと思って書いているのだから、それで十分じゃないですか。期待外れな感じの記事を僕は書いていることでしょう。でも僕が特に感動したのは、ここで産まれた「やりとり」そのものです。ミクロのさらにミクロな経済の流れを引き起こした、noteのDMから始まった、一連のやりとりに心動かされました。もちろんパンもおいしかったです。最後の方で紹介します。料理の美味しさは大事です。でも接客が悪かったら、食事の席は台無しになりますよね。それと同じで、結局は人と人なんですね。

そもそも日本でグルテンフリーのピザ屋をやろうと言うのですから、流れを作り出す人たちなんでしょう。残念ながらブームの気配すらあるグルテンフリーです。懐疑的な人も多いことでしょう。でもグルテンを抜いてみて下さい、もしかしたら1日でその変化に気づく人もいます。でもやっぱり1週間から10日は抜かないといけませんね。そうしたら、頭がすっきりするかもしれません、食後の眠気がないかも知れません。小麦のお菓子がないと日常に影が差しますでしょうか?コンビニを覗けば、お菓子から菓子パンから小麦だらけです。食品会社のスポンサーの関係上、テレビでグルテンフリーを語ることはどうもご法度なようですし、どうせ言ってもカットされるのが落ちです。どうせといえば、どうせ、小麦グルテンはモルヒネに類似する作用を発揮するので、みなさんジャンキーですから、どうせコンビニに駆け込むのかも知れません。コンビニは実は合法プッシャーです。しかも子供まで合法ですからやばいです。イギリスでは午後9時以前のスナックやジャンクフードのテレビCMを規制し始めたようです。アメリカの大麻合法州では、酒やタバコの広告はダメでも、大麻の広告は至る所にあったりします。時代は変わっています。印鑑じゃなくてもいいじゃないですか。他人の名前の印鑑をダイソーで簡単に買えるから、サインと違って代理で出来るんだ、と言うのが本音なんだとしたら、その本音を言ってくれればいいじゃないですか。もちろん印鑑屋さんの利益も大事ではあります。でも時代の流れじゃないですね。しかしその流れを堰き止めようとする力が日本は強い。だからこそグルテンフリーをブームにしておきたい人もいるでしょう。ブームは過ぎ去ります。タピオカは過ぎ去ったんですか?でも過ぎ去るに違いないんです。田舎にいると、ブームは聞こえないんですよね。だからブームにしてはいけない。乗っかってはいけない。最初に添付した記事にも書きましたけれども、グルテンフリーピザをやっていると言う情報のあった新宿の別のピザ屋に行ったら、普通のグルテンピザだけのラインナップになっていたんですね。ブームが終わりそうと思ったからやめたのでしょうか?しかし人間の健康というものは本音でしか機能しません。建前ではダメなんです。建前でグルテンを摂取しても、本音の体は不調を訴えるかも知れません。グルテンに過敏でない人でも、グルテンの悪影響がないとはいえません。科学的なことは数多ある書籍に譲ります。長くなりますから。すでにこの段落も長いです。でもブームにしたくありません。まあ、バズりたくもないわけです。だからこんな感じで記事を書いているというわけではありませんが、このやり方が、ピッツァフィレンツェさんとのやりとりの中で僕にやりたいと思わせた方法だったのだから、それでいいです。この段落のはじめでも述べたように、ピッツァフィレンツェさんは流れを作るのが上手なんです。

その流れは小さくても良いんです。流れはいつも小さいものから始まります。何事も徐々に段階を踏みます。もちろんダムが決壊して大水のように流れすぎることもあるでしょう。でも一気に流れたらその後に待っているのは停滞かも知れません。堤防が決壊して川の流れが変わってしまうかも知れません。ここでの流れが遠くに移動してしまうかもしれません。地震などで温泉が出なくなったりもしますね。衝撃に不相応ではダメなんです。そして、また別のブームが出来るということでしょうか。でも、それがブームです。それじゃダメだとわかっている人は、小さな流れから初めます。そして少しづつ大きな波に乗るようにするんです。

さて、今が8時16分で、ちょっと海の方に用事ができたので、出かけます。で、8時50分くらいが満潮なようなので、ついでに釣り糸をたらして、あわよくば食料を調達してきます。

ーーー

僕は釣れませんでした。が、パートナーがちっさいけれど2匹つりました。晩ご飯のおかずになります。でも釣りをしたのはほんのちょっとです。あたりがあまりなかったので、粘りませんでした。海がそこそこに近いと、割り切りやすいので良いです。折角海に来たのに、っていうのがありません。損切りです。滞ったら何事も、澱みます。だから動き続ける必要があると僕は考えます。この記事には見出しがありません。流します。とりあえず、やってみる。釣ってみる。ダメならそれで良い。でももしかしたら釣れるかも知れない。釣ってみないと、釣れません。そういう動きを積み重ねていく。結果が過程より先に立つことはありません。

一過性のブームには過程の部分が大きく欠如しているんでしょう。トレンドの波の、ザッパーンとなったとこだけを取っていく。奪っていく。盗っていく。そうではなくて、そのザッパーンを自ら作っていくことです。過程を味方につける。そしてそれはいつも小さな流れから始まります。ジョンリーフッカーに「boom boom」という曲がありますが、ブームになるような曲とは一切無縁です。コードはEですかね。その一発です。ブギーです。どっしりルートに腰をすえてます。根を張っています。澱みがありません。ブームにはならなくても、彼の代表曲の一つであり、ブルーズの沼に足を踏み入れたら、避けては通れない曲です。

それと、海の方に行ったのには、お世話になっている魚屋さんからアラを大量にもらって来るためです。このアラをニワトリにあげます。そして彼らは卵を産み、食肉を提供してくれます。だから釣れなくてもよかったわけです。ついでにスーパーにも寄ってきました。僕も澱みが消えていきます。すっきりしてきます。そして昼食後にまた再びこの文章を書いています。僕は、何か一つのことをし続けるのがあまり得意ではなく、何事も同時進行でやるのが調子いいので、いきなり釣りが差し込まれたのがかえって良いのです。一つのことばかりでは飽きてしまいます。だから文章も脱線する必要があったりもするんです。そのほうがスムーズで、結果的に閃いたりします。むしろ、句読点を打っていることすらそのスムーズさの敵ですからそんなものない方が良いと思ってもいますが流石にそれだと読み辛すぎるでしょうから仕方なく句読点を打っていますでも会話に句読点ってありませんよね点とか丸とか言わなくても会話は進んでいきますし話の話題があっちに飛んでこっちに飛ぶのも普通ですそれを書き言葉にして構成を整えて論理性を高めることによって本来の流れを断ち切っている嫌いもなくはありません。

読みづらいですね。

りそうてきにはかんじのへんかんがないほうがひたすらしっぴつにぼっとうできるからスムーズにしこうはながれるはずです。

でもそれだともっと読みづらい。これは日本語の欠点でしょうね。例えば英語は変換がないので羨ましいです。

ジャックケルアックはオンザロードを書くにあたって、タイプライターにロール紙をセットして、給紙の手間を省き、コンマやピリオドなどもかなり少なく一つの文章が以上に長い文体で一気に書き上げたわけです。そういう動きのある文章って昨今みられません。テキストが、活字が、紙の上から歩き出してその後ろをついていくような読書感をと言いますか、そういう体に訴えかけるような建前ではなく本音みたいなものが、

もうなんの文章を書いているか分からなくなりましたので、グルテンフリーパンのことを書きましょう。

まず、驚いたことに、このパンは小麦でできていました。しかし、小麦デンプンを使っていると書いてあります。なので小麦グルテンを抜いたものということになります。お麩が小麦グルテンの塊ですから、その副産物として小麦デンプンが存在するということになるでしょう。ちなみにグルテンはタンパク質で、デンプンは炭水化物になります。

さて、そう聞くと、なんだかナチュラルなものから遠ざかっているような感じもします。ホールフーズ的なふすま入りの全粒粉から比較すると、その次に白い小麦があって、その後に小麦デンプン及び小麦グルテンが生まれるような感じです。でもナチュラルなものが体に良いというわけではないですね。フグをホールフーズで丸ごと食べたら、毒があるので大変です。青梅だって青酸カリがありますし、ヘロインはケシからできています。なので、ナチュラルだから安全とか、ベターというわけではありません。お米をモミ付きのまま食べませんよね。

そういえば葛餅というのは小麦デンプンを発酵させたものでできているんです。亀戸天神にある船橋屋が有名ですね。高校生くらいの頃は、母親がしょっちゅう買ってきていたので、よく食べました。芥川龍之介なんかも御用達だったようです。そうです、小麦デンプンというのはなかなか歴史があるんです。船橋屋の操業は1805年だそうです。本店にある看板は吉川英治が書いたそうです。

葛餅ってみんな食べたことあるんですかね。あの独特の歯切れの良い軽さがあります。パンのもちもちネバネバの正体がグルテンですから、それを取り除くと、すっきりした軽い味わいになります。なので、ピッツァフィレンツェのグルテンフリーパンも軽いです。それは米粉のパンにも似ている軽さです。グルテンが無い故です。いや、ピッツァフィレンツェのグルテンフリーパンはごく少量はグルテンが入っているようですが、EUのグルテンフリーの基準値を準拠しているようです。食品産業で厳しい基準を設けるEUのものをクリアしているのだから安心でしょう。

僕は軽いパンが昔から好きです。だからこのグルテンフリーパンは僕の好みにあっています。美味しいです。そう言えば子供の頃はパンのベタベタした感じが苦手で、あまり食べられなかったのです。ご飯はいっぱい食べてたのにですよ。今思えば、昔からグルテンが得意でなかったのでしょう。人によってはこの軽い感じが口に合わない人もいるでしょう。でも普通のパンが口に合わない人もいるんですから、食べ物というのはそういうものです。

さて、米粉パンとはどう違うかというと、やはり小麦デンプンと言えども小麦なので、小麦の風味があります。当たり前な話ですが、米粉パンを食べ慣れた僕としては、グルテンフリーでも小麦の香りというのは、食としての楽しみがあるわけです。それと、トーストせずに食べても、そんなにガチガチにならないなという印象でした。米粉パンは結構ボソボソになりますからね。でも、時間がたったものほど、しっかりトーストした方が美味しいのはどちらも変わらないでしょう。それぞれの食べ物にはちゃんと食べ方というものがあります。米不足の時に、タイ米を日本風に食べて美味しくないと言う方がおかしいのです。タイ米はタイ米の食べ方があります。また、魚の刺身はあの絶妙な厚みだから美味しいのであって、三枚おろしにした切り身を生でかじりついても美味しさ半減以下でしょう。それと同じで、グルテンフリーパンなりの扱い方というのはあるんだと思います。まあ、ドイツのハードパンだって、スーパーの食パンと同じ食べ方っていうわけには行かないのと同じです。

で、グルテンフリーですでに3年近く経っている僕にとっては当たり前ですが、ピッツァフィレンツェさんのグルテンフリーパンを食べても、体が重くなりません。眠くなりません。少なくとも僕にとってはそうです。まあ、僕は糖質をあまり取らないので、そんなにいっぱいは食べないのですがね。でも色々体がクリーンだからこそ、結構敏感に気づくものですから、まあまあ信憑性があると思いますよ。もちろん、食べ物との相性は人それぞれですから、各人、体の声を聴きながら試してもらいたいと思います。

話がこのままでは終わらないのでこの辺りにしましょう。大事ですので何度も言いますが、今回の動きができたことが何より嬉しいのです。そして小さくてもそういう流れを起こせる会社があるというのは、社会にとって素晴らしいことでしょう。物事に完璧というものはありません。完璧は停滞です。変化を嫌います。そこに動きがないんです。でも本当にそれが完璧なんでしょうか。それを超えるものがまだまだあるんじゃないでしょうか。だからこそ動き続ける必要があります。きっとこのグルテンフリーパンも、さらなる進化を遂げていくことでしょうし、他にも面白い事業を生み出してくれるんじゃないかと期待をさせてくれます。

そんなわけで僕も胃袋的にも思考的にも大きな刺激をいただきまして、本当に感謝しています。自分一人でも色々変化を求めて挑戦を続けることはできますが、外からこういった絶妙なパスが入ってくるのも、また違った刺激があって良いものですね。ご縁というものはどこから舞い込んでくるか分からないものです。

僕は実家が東京にあるとはいえ、ほとんど帰らないですし、昨今の社会情勢的にも色々動きづらいのですが、また青山にピザを食べにいきたくなりました。さて、それはいつのことになるでしょうか。

ここまで読んでくれた変わった人は、ぜひ、青山の絶品グルテンフリーピザを食しに行ってみてください。それでは。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?