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ヒトという不完全なイキモノ

花がうつくしい咲いている

木樹は天高く新緑の手を伸ばし

色鮮やかな鳥たち、虫たち、

配色の素晴らしい毛並みの動物たちも

命のバトンタッチを連綿と規則正しく

繋げている。

私たちて

本当に裸の猿さんのようで

個々の個体の作りもまばらで

バランスも良くない

命の連鎖に無駄な営みを良しとして

むしろ

無駄を誇らしげに発展させている。

洞窟壁画から始まり、数億円の現代アート

美食を極めた命の糧たち

耳と脳が喜びに痺れるような音の泉。

五感を刺激しよう、こんな言葉を良く見かけるが

それは何のために行うの?

わかっているのかな、といぢのわるい微笑みが

浮かぶ(笑)

それは命の危険を脅かされない毎日で

鈍っている感覚、感性をもう一度取り戻すために

五感を研ぎ澄ます、のだよね。

芸術性のあるあらゆること

アートといわゆる分野は

そんな不完全なイキモノである

私たち人間がこの地球上で生きている意味を

為すための、最高に無駄ばかりの崇高な行為。

その創造性を以って

見にくい不揃いな個体の

不完全なピースを🧩埋めているんだろうとおもう。

身体的な美しさを取り上げ

代わりに手に道具を持たせ、創造性を身につけた。

生命、遺伝子の連鎖には役に立たない

想像、創造性。

これまでは後世にまで残っていくようなアートが

人の芸術性への高みであったけれど

ここからは

モノ、ではなく

その芸術を創り出す概念や思考性の

枠組みが重要になるようにおもう。

コロナ禍で世界中が

想像を超えて脆弱性を露見させた。

従来のマニュアルや定めでは

立ち行かないことも露見した。

人に叡智があるならば

芸術的な創造性をもって

これからの暮らしのインフラや経済の流れを

作らなければならない、と

わたしは思っている。

これまでの揺るがないようなルールではなく

もっと自由な

本当の意味でのSDG'sはあるはずで。

それは

国境や人種などの

くだらない区分などない

地球単位の意識改革と叡智が

必要とされている、気がするよ。

人が美しいことに憧れるのは

そこには

生きていくための

最終手段が隠されているワケで。

そこを鑑賞ではなく

取り込んでいかないとイカン気がしてる。

美しさの先にある、こと。

そうじゃないと

本当に無駄で意味のない創出を

しているアホな生命体だもんね。


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