Toyoshima

「エンタメの香りを届けたい」 ゲーム、映画、小説、ドラマ 様々なエンターテインメント…

Toyoshima

「エンタメの香りを届けたい」 ゲーム、映画、小説、ドラマ 様々なエンターテインメント作品の「楽しいところ」を伝え、読者の方が、その香りに誘われるかたちで魅力が広がっていけばいいなと思っています。 レビュー 関連情報 イラスト などを投稿していきます!

マガジン

最近の記事

好きな作品の魅力を効果的に伝えるたった1つのポイント

自分が好きになったゲームや映画の魅力を人に伝えたい。そんな思いを持ちながらも、「どう表現すれば良いのか」と迷った経験はありませんか。 長い前置きは飛ばして、どう伝えるべきかの結論から言います。 「あなたがどうなったのか」を伝えよう あなたが「その作品に触れて、どうなったのか」を言葉にすれば、魅力はきっと伝わります。 例えば、エンディングが素晴らしいゲームに出会ったとしましょう。 「主人公が愛する人のためを思って自分から背を向けて立ち去っていくんだよ!」と、展開を話して

    • SNSに跳梁跋扈する「日本語が分かるのに日本語が読めない妖怪」たち

      X(旧Twitter)のタイムラインやYoutubeのコメント欄を眺めていると、あちこちで紛争が起きているのを目にすることがある。このしょうもないケンカの数々は、何が発端になっているのだろう? 「バカ野郎」の捉え方例え話をする。 若い男性が亡くなってしまったお葬式で、友達が思いを吐露するシーンだ。 「なぁ〇〇よ、いくらなんでも死ぬには早すぎるだろう……!何やってんだバカ野郎……!」 普通に読めば、この友達が、亡くなった人に対して誹謗中傷しているわけではないのは明らかだろう

      • (ネタバレなし)『FF16』は魅力と失望が絶妙な天秤にかけられた「振り切れない」ゲームだった

        FINAL FANTASY XVI (以下FF16)は、制作陣が強く推している「ストーリー」「バトル」の各要素において「大きな感動とそこそこの失望」が入りまじるせいで、「おもしろい!」「つまんない!」といった単純な感想が出てこないんですよね。言いたいことはたくさんあるのに、感想を結論付けられない不思議なゲーム体験でした。 バトル面は通常・召喚獣バトルの派手さ・スタイリッシュさ・手応えにおいて感動の連続でした。だけど、右肩上がりで盛り上がりを見せてくれた召喚獣バトルで突然の肩

        • 『BIOHAZARD:RE4』体験版が面白すぎて依存症になりかけた人間の感想

          言わずと知れた不朽の名作『バイオハザード4』が、2023年3月24日に『BIOHAZARD:RE4』として装いも新たに登場します。 2023年3月10日に「時間・回数無制限で遊べる体験版」が配信されたのですが、これが本当に楽しいのなんのって・・・。どうあがいても気持ちよくなれちゃうホラーアクションに仕上がっています。 私はバイオハザード4のGC版・Wii版・PS4版(北米版)をプレイした経験があり、うまくはないけど20週以上は遊びました。そんな私が体験版を5回クリアした感

        好きな作品の魅力を効果的に伝えるたった1つのポイント

        • SNSに跳梁跋扈する「日本語が分かるのに日本語が読めない妖怪」たち

        • (ネタバレなし)『FF16』は魅力と失望が絶妙な天秤にかけられた「振り切れない」ゲームだった

        • 『BIOHAZARD:RE4』体験版が面白すぎて依存症になりかけた人間の感想

        マガジン

        • ゲームレビュー
          4本
        • 映画レビュー
          2本
        • 小説レビュー
          1本

        記事

          自分の気持ちを上手く「翻訳」できれば、ストレスは劇的に低下する。

          人生はムカつくことだらけだ。 上司の存在、友達の言動、パートナーとのケンカ。 「命拾いしたな。法律がなければぶん殴ってやるところだったよ」と何度も思ったことがあるだろう。行動に移していないだけで、人はだれかをぶん殴ってやりたいと思うほどのストレスを抱えている事が多い。 暴力的な願望は極端だとしても、せめて「永久に視界に入らない場所へ移動していただけないだろうか」と思うくらいに、人を嫌いたくなるストレスに晒されることは珍しくないはずだ。 結論から言えば、私は自分の気持ちの

          自分の気持ちを上手く「翻訳」できれば、ストレスは劇的に低下する。

          【映画】『マイティ・ソー』主演のクリヘムの魅力をふわっと解説

          今回は北欧神話の世界がテーマの『マイティ・ソー』を鑑賞。 ソーはアメコミヒーローの集まりであるアベンジャーズの一員です。 イキって国から追放され神の力を失った兄貴・ソーと、裏で王位継承を企む弟・ロキが戦う、兄弟げんかムービー。 アベンジャーズの魅力を教えてくれた人が「マイティーソーの主演俳優に惚れた」と言っていたことと、上司も「マイティー・ソーはおもしろかったね」と教えてくれたことが「それなら見てみよかな」と思ったきっかけです。 結論:死ぬほどってほどでもないけど、かなり

          【映画】『マイティ・ソー』主演のクリヘムの魅力をふわっと解説

          コミュニケーションに必要なのは知識や技術よりも想像力

          その努力、本当に合ってますか? この記事は会話の苦手な私と、コミュニケーション力に悩む人へ向けて書きました。 ここ最近、会話が苦手だからトーク力を磨こうとか、聞く力を身に着けようとか、教養を深めて知識を蓄えようなどとがんばる人が増えているように思います。 書店にも様々な会話ノウハウ本が溢れていて、それは今を生きる現代人がコミュニケーションに何らかの苦手意識を持っていることの証だと思いますし、私もその一人であります。 話し方、聞き上手、知識と教養。その努力は正しいと思いま

          コミュニケーションに必要なのは知識や技術よりも想像力

          ゲーマーに罪悪感を与える「時間の無駄」という呪い

          先日、ふとした考えをツイートしたところ、なぜかめちゃくちゃバズってしまった。それがこちら↓

          有料
          100

          ゲーマーに罪悪感を与える「時間の無駄」という呪い

          究極の剣戟アクションゲーム『ゴーストオブツシマ』の戦闘がいかに素晴らしいか語らせて

          「なにこのゲーム、つまんなさそう」 主人公の見た目は冴えないし、戦闘も地味そうだし、日本の世界を海外のスタジオが開発?どうせハリウッドみたいなトンデモジャパンだろ。 このゲームに対する私の第一印象でした。 その印象が540度ひっくり返ることになり、私は深い沼に誘われることになるのですが… 友人の「推し」20年来の趣味を同じくする友人が 「このゲームは100点満点中、2兆点だ」と言い放ったのがきっかけでした。人として信頼できないが、ゲームの感覚は正直で鋭い彼なので 「そこ

          究極の剣戟アクションゲーム『ゴーストオブツシマ』の戦闘がいかに素晴らしいか語らせて

          優れたアイデアは、いつ生まれるのか?

          アイデアは「考えたあと、考えていないとき」に生まれる。 アイデアは知識の組み合わせでしかない。 0から1を生み出したときでさえ、そこには「既存の知識」が必ず存在している。独創的なクリーチャーにも、元ネタとなる動物が存在する。まったく新しいものは、知覚すらできない。 では、どうすればアイデアが生まれるのか。 「あとで脳に勝手にかんがえてもらう」 これが、おもしろいアイデアを生むシンプルな方法だとわたしは思う。 そのためにまずは、考える必要がある。 それは脳に「そのあとも考

          優れたアイデアは、いつ生まれるのか?

          【映画】『酔拳2』感想 8万回は見た伝説のラストバトルをもう一度

          酔っ払いが国宝を守るため奮闘する至高のカンフーアクション 【採点】 ストーリー 20点 エンディングテーマ 100点 ラストバトル 800,000,000,000点 ビデオテープの本体が削れるくらいにラストバトルだけを繰り返し繰り返し見たジャッキーアクションの傑作、 『酔拳2』を大人になってもう一度見直しました。 ・心がワクワクするカンフーアクションが見たい ・ジャッキー映画をどれから見るか迷っている ・シンプルで爽快なアクションが見たい こんな人に『酔拳2』はオスス

          【映画】『酔拳2』感想 8万回は見た伝説のラストバトルをもう一度

          【小説】貴志祐介『黒い家』を読み保険営業を辞めたくなった

          生命保険とは統計的思考を父に、相互扶助の思想を母として生まれた、人生のリスクを滅殺するためのシステムである。 断じて、人間の首にかけられた懸賞金などではないのだ。 小説を読んで仕事やめようって思ったこと、ある? 大学在学中に読んで以来、オリンピック2回分ぶりに貴志祐介さんの小説『黒い家』を読みました。 ストーリーをざっくり言うと、保険金詐欺が絡む人間の怖さを描いたサイコホラー小説。 幽霊や怪奇現象はなく、ただただ、度をこえて情緒の欠落した人間の言動に恐怖させられる小説で

          【小説】貴志祐介『黒い家』を読み保険営業を辞めたくなった

          「The Last Of Us」をPS4版で再プレイ 結局どこが魅力なのか

          もはやゲームではなく、「もう一つの人生の疑似体験」だと思っている。 「The Last of Us」は私の心の中で「いくらなんでも物語おもしろすぎるで賞」を送ったゲームのひとつだ。 セリフも短い、ムービーも短い、なのにボリュームがあって、いつまでも心に残り続ける。 「俺がクリッカーになるんじゃないか」というぐらい寝ずにプレイした作品である。 始めて遊んだのはPS3で発売されたときだった。 手に取ったきっかけは覚えてない。 大好きな「アンチャーテッド」をつくったノーティドッ

          「The Last Of Us」をPS4版で再プレイ 結局どこが魅力なのか

          【映画】予備知識なしでも『アベンジャーズ』がめちゃくちゃ面白かったので感想を書く

          「人気のスターが一堂に会して大暴れする」という、 任天堂の某乱闘ゲームを彷彿とさせるヒーロー映画の 『アベンジャーズ』がめちゃくちゃおもしろかったので感想を書きたいと思う。 結論から言えば、アクション映画が好きならとりあえず「アベンジャーズ1」だけ見て、それ以降を見るかどうか判断すると良いです。この映画を見て「なんか変な服着た奴らが戦いよんな」くらいの冷めた感想しか出ないようなら、その後数十時間にわたってその感想が続くはずなので。 アベンジャーズとは、言わずと知れたマー

          【映画】予備知識なしでも『アベンジャーズ』がめちゃくちゃ面白かったので感想を書く