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K-POPオタクが社会問題を学んでみた。


私はK-POP(韓国アイドル)が好きな単なるオタクでございます。

K-POPに出会ったのは高三の時。

あの頃は国の違いなど関係ない〜愛こそは全て〜と思ってました。

今や誰もが一度は耳にしたことがあると思う"K-POP"
そんな韓国アイドルについて私なりに簡単に少し説明をしたいと思います。


韓国アイドルは世界各国から青春を捨てた10代たちが、厳しいオーディションを経て若い頃から親元を離れ寮生活をしながらゴールの見えない長い練習期間ののちにアイドルとして活動を始めています。正直この事実だけで泣けるし応援しない選択肢などないです。(ないです)

さらに目指すはworldwideなアイドルな訳で、日本語や中国語、英語の勉強をし、国に合わせて歌詞も日本語ver、中国語verと原曲をそれぞれの国に合わせたバージョンを作りライブに合わせて準備してきてくれて、少しでもファンとファンの母国語で会話をしたいと一生懸命言葉を覚えてくれていてもう感謝しかない!愛しかない!こまうぉ!サランへ!(ペンラを振り回す絵文字)

と国に限らず世界のファンと音楽を、言葉を通して繋がろうと頑張ってくれているのですが、国が違うだけで、言い換えてしまえば違うだけなのに、もっと言えば同じ地球に住む人間なのに時にはアイドルが、時にはファンが悲しむことも多くありました。

国同士の政治問題や過去の歴史が与える他国への悪印象、外国人差別などで一部のファンが叩かれたり、一部のメンバーのテレビ露出が急に減ったり、ファンがメンバーに誹謗中傷を投げかけたりなど見るに耐えない苦しい現実が今も変わらず起きているのが現状です。

そして不意に思ったのです。なぜこんなことが起きてしまうのか、なぜ何年たってもこの問題はなくならないのか。そもそもこのことについて考える人はいるのかな、この問題について知ろうと思ったことがある人は何人いるだろう、と。

先んじていうと私は少しも興味がありませんでした。
単に、私の好きなグループに反日の人はいないから関係ないだろうと思っていました。

そんな推しを愛でる生活が全てだったオタクの私が世界の問題について考えるようになったきっかけは、世界的アーティストや韓国アイドルでよく見られる"強くてかっこいい女性"への憧れからでした。

ただ見た目が強ければ良いわけじゃなく、強い女性が映し出す根本には性別やジェンダーの差別問題や歴史からくる強い意志表明があったことを知った時もっと世界の問題や歴史について学ぶべきだと感じBLMやフェミニズム、LGBTQなどについて勉強を始めました。

調べ始めてみると、有名雑誌のELLEやVogueなど、ファッション雑誌でも世界の問題について書かれてるページが毎月しっかりあり、あー、今若者が政治について普段から当たり前に会話の話題として話し合ったり、考えるべきだな。と情報の必要性をより感じたのです。

また、身近な所で考えると誰もが気軽に利用できるSNSもワンクリックで世界発信じゃん、と当たり前ながらに少し怯えたりもしました。
情報収集や宣伝、人とのつながりを画面上で行える便利さがある傍、どんな小さな噂やウソも一瞬で大ごとになりうるし、軽率な気持ちで発信したことが大事故を巻き起こす事だって実際に何件も起きてるよなーと過去の記憶の中からすごく感じました。

つまりSNS利用者は全員が世界と繋がり、いいねやリツイートを通して自分発信ではなくても場合によっては常に自分が被害者であり加害者であるってことだよ。そーだようっっ!と自分に言い聞かせたわけです。(日々感じています)

そうして勉強していくうちに感じたことはどんな問題も全て繋がっているということ。
そして自分に関係ないことなど一つもないということ。

差別ってなんで起こる?そもそも差別ってどこから?決めつけや偏見は差別?
世界の問題を分解して身の回りのことに置き換えるとこんなにも同じような現象が溢れかえっていて悲しく感じたのと同時に自分も無意識のうちに差別や偏見で誰かを傷つけているのではと感じてすごく時間をかけて自分を見つめ直しました。(撃沈)

じゃあ自分にできることってなんだろう。と考えていた時、とある一冊の本から今でも忘れられないくらい衝撃と納得が横殴りしてきて完全に一発KOを食らった言葉がありました。


優しさだけではどうにもならない。大切なのは知ろうとする気持ちだ。


まさにこれだ。イゴや。もう全てにおいてこれだ。うわ、すごい言葉に出会った。と興奮したのを今でも鮮明に覚えているし私の人生の教訓になった言葉でもありました。
声に出して感動しましたね。

そんなこんなで何が言いたいかというと、自分に関係ないことなんてない。だって同じ地球に、同じ時代に生まれてきたんだから、世界の問題はいまを生きる私たちがみんなで考えて少しでもいい世界にするべきだ!という事です。(急に規模)

話が急展開でわかりにくいかと思うのですが、例えば韓国アイドルの中に家族や親戚が反日の人もいると思う。初めて行く国に楽しみよりも不安や恐怖を抱くメンバーもいるだろうし、人気絶頂の中で自分がこのグループにいて本当にいいのかと泣きながらMCをするメンバーも居ました。(いろんな理由から)
メンバーが国同士良い交友関係を望んでいても政治問題で思うように活動できなくなってしまったケースもあったと思います。
そんな葛藤がありながらも多忙なスケジュールの中で言葉を覚えパフォーマンスを準備し、私たちに夢や憧れや生きる希望を与えてくれているのに応援するだけが私たちのできることなのかなー。と今一度考えたいのです!

所属グループの活動に反感を持って事務所や国のせいにして怒りをぶつけたり、他のアイドルやファンの行動や発言に対してああはなりたくない。うちの推しグルはあんなんじゃない。と言ってばかりじゃないか?今や政治と無関係なことなど何もないのに国と国の関係を無視してむやみやたらに応援するだけが果たして正解なのかな。それってもしかしてただの自己満足に過ぎなくない?ちょっと自分視野狭くない?(辛い)

もうボッコボコです。フルコンボだドン

私もまだまだなにもかも勉強中で、正直ここで大きく意見を言えるほどの知識はないけれど、知ろうとする気持ちを持って少しでも過去の歴史の中で起こった事、今に関係している事を知る事でそれぞれの国の宗教や、考え方に寄り添えるのではないかと何気なく考えています。

また、これは私がK-POPオタクなので例としてK-POPを通した話をしましたが、きっかけはなんでもよくて、例えば映画だったり、本だったり音楽だったり、、、
そんな些細なきっかけから少しでも考えて行動してみよう、勉強してみよう、と動いてみることが大きな変化に繋がるんじゃないかなーって。

本当にできることからでなんでもよくて、例えばこんなご時世だからなるべく自粛しよう、まめに除菌、手洗いうがい徹底しよう。(早くライブ生で見たいもん!)とか、いつもなら動画見あさる時間を読書や映画鑑賞に変えてみよう、推しを検索する前に一回社会問題について検索してみようとかそんな感じで日常生活に少しプラスするくらいで最初はいいと思ってます。そんな1人1人の行動が、学んで発信した声が連鎖して大きな変化に大きな声になるはず!ライブ会場のように一体感を生み出すことができるんじゃない?!
そんな感じで今の世の中を今の私たちが少しでも変えていかなきゃいけない!と思ってるわけです。

私の大好きな韓国アイドルが残してくれた素敵な言葉があります。(急)


"理解よりも認めること"


誰もが全員の考えを理解することはできないが、話を聞いてこういう考え方があるんだな。と認めることはできる。
そんな広い心をもって人と関わり合っていきたいしちゃんと会話をしていきたいな。

今を輝くアイドルたちがずっと安心して輝けるように
まだ見ぬ輝かしい才能をもったアイドルの卵たちが自信を持って今後活動できるように
そして何より私たちファンが楽しく応援しやすい世の中にする為に


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