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夏の匂いに、突き動かされる

「夏の草むらで嗅ぐ、あの匂いが『オゾン』です」
いつも思い出す、化学の先生の言葉です。

夏は日差しが強いから、植物はめいっぱい光合成をし、たくさんの酸素(化学式 O2)を作り出す。溢れかえった酸素がくっ付いて、オゾン(化学式 O3)が生まれる。たしかそんな説明だったかと。

わたしが思う草むらの匂いは、むせかえるような、青々としたもの。命がいっぱいの香りというイメージです。

その生命力ゆえなのかな。わたしは、なぜだか夏に駆り立てられる。やらなきゃ、はじめなきゃ。わたしはもう若者じゃないのに、今年もやっぱりうずうずする。

照りつける日差しと、ぐんぐん伸びてく草たちと。気づけばそこに、あの特有の香り。ただ生きてるだけで、視覚、嗅覚、触覚をフル刺激。背中をドーンて押す要素が、そこかしこにある季節なのかもしれません。

さあ、何に向かって走り出そう。全然見当もつかない。まあ、いいか。走ってくうちに考えるか。興味の赴くままに、手に取って。違うと感じたら、そっと戻して。そんな目の前から取り組んでみようかな。

少し踏み出したような。ハードルは低めがいいよね。

では また

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