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2023.6.13(火)株式相場           株式相場の記録をしていきます

経済動向

  • 日経平均株価は前営業日比584.65円高の3万3018.65円と大幅高で3日続伸。東京市場はリスクオンの地合いが継続した。前日の米国株市場でハイテク株を中心に買いが優勢だったことを受けて、日経平均は上値追い基調を強め大引けで3万3000円大台に乗せた。朝方高く始まった後、先物主導で上げ幅を拡大、一時は690円あまり水準を切り上げる局面も。市場のセンチメントが強気に傾き、空売り筋の買い戻しを誘発して上げ足を一気に強めた。半導体関連や人工知能(AI)関連株への物色人気が盛り上がり、全体相場を押し上げた。この日の夕方に岸田文雄首相の少子化対策に関する記者会見を控えており、解散・総選挙への布石との思惑が買いを後押ししたとの見方もある。

  • 政府は13日、子育て世帯への支援拡充を通じて少子化トレンドの反転を目指す「こども未来戦略方針」を決定した。児童手当の拡充や出産育児一時金の引き上げといった経済的支援のほか、子育て世帯が仕事と育児を両立しやすい環境づくりを進める。会見した岸田文雄首相は、経済成長実現と少子化対策強化を両輪とし、「若者・子育て世代の所得を伸ばす」と語った。対策の財源について、国民に実質的な追加負担を求めない考えも示した。同戦略方針は、今後3年間で優先的に取り組む対策を「こども・子育て支援加速化プラン」として示している。首相は同プランの予算規模は3兆円半ばとし、2030年代初頭までにこども家庭庁の予算倍増を目指すと述べた。財源については、徹底した歳出改革を行い、既存予算を最大限活用するとした。衆院の解散については情勢を見極めたいと語った。

  • 米国5月のCPIは前月比で0.1%上昇と、前月の0.4%から伸びが鈍化。コア指数は0.4%上昇で前月と変わらなかった。総合CPIの前年比伸び率は4.0%と、予想を下回った。エネルギーやサービスの価格下落を反映した。

  • 米国株式市場はS&P総合500種とナスダック総合が終値で1年2カ月ぶりの高値を更新した。5月米消費者物価指数(CPI)の伸び鈍化を受け、米連邦準備理事会(FRB)が13─14日の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを見送るとの見方が強まった。米半導体大手エヌビディア<NVDA.O>が3.9%急伸し、半導体メーカーとして初めて終値ベースの時価総額が1兆ドルの大台を突破した。競合するアドバンスト・マイクロ ・デバイセズ(AMD)が発表した人工知能(AI)に関する戦略の最新情報が買い材料視されなかったことが背景。AMDは3.6%下落した。

↓6/13(火)経済指標をまとめました。

2023/6/13

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