2023.3.10(金)株式相場 株式相場の記録をしていきます
経済動向
日銀は9―10日に開いた金融政策決定会合で金融政策の現状維持を全員一致で決めた。マイナス金利、10年物国債金利の誘導目標ゼロ%をいずれも維持し、10年物国債金利の変動幅もプラスマイナス0.5%で据え置いた。黒田東彦総裁にとって、今回の決定会合が任期満了前最後の会合となる。市場では長期金利の変動幅再拡大など政策修正への思惑がくすぶっていたが、日銀は金融政策を維持した。
日経平均株価は前日比479.18円安。大幅に6日ぶりに反落。前日の米株式市場では、NYダウが543ドル安と3日続落。銀行・金融サービス持ち株会社のSVBファイナンシャルグループが急落するなか銀行株などを中心に大幅安となった。これを受けた東京市場も売り先行の展開。日経平均株価は前日まで5日続伸していたこともあり、利益確定売りも膨らんだ。
米労働省が10日発表した2月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は31万1000人増加し、市場予想を上回る伸びとなり、雇用の堅調さを改めて示した。同時に、失業率は上昇し、賃金の前月比伸び率が鈍化するなど、労働市場が軟化しつつある兆候も示唆し、米連邦準備理事会(FRB)が月内の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げ幅を0.5%ポイントに拡大するという観測が後退した。
米国株式市場は続落し、主要株価3指数は軒並み1%超安となった。強弱入り混じる2月の米雇用統計を受け、米連邦準備理事会(FRB)が月内の会合で0.5%ポイント利上げを実施するという観測が後退する一方、米シリコンバレー銀行破綻のニュースが米銀の健全性を巡る懸念をあおった。米連邦預金保険公社(FDIC)は10日、カリフォルニア州規制
当局が米金融持ち株会社SVBファイナンシャル・グループ傘下のシリコンバレー銀を閉鎖したと発表。FDICに加盟する銀行が破綻するのは2年超ぶり。
↓3/10(金)経済指標をまとめました。
今後の重要イベント
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