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2022.12.30(金)株式相場 大納会       3分で分かる前日の株式相場

経済動向

  • 東京株式市場で日経平均は、前営業日比83銭高の2万6094円50銭と小幅に反発して取引を終えた。前日の米株高を好感する形で前半は底堅い展開となったが、株価の先安観が意識され徐々に上げ幅を縮小した。物色面では値がさ株が買われ相場を支えた一方、円高が重しとなり輸出株は軟調だった。大納会がプラスで取引を終えるのは7年ぶり。

  • 中国株式市場は3日ぶりに反発。香港株式市場も反発した。中国当局が経済成長支援の方針を示しており、来年に向けた明るい材料に関心が向かった。中国財政省は29日、景気減速に対応するため来年は技術革新と主要戦略部門を焦点に財政支出を「適切に」増やす方針を示した。

  • 欧州株式市場は反落して取引を終えた。中国での新型コロナウイルス感染者急増を背景に世界経済の先行き懸念が広がり、売りが優勢となった。
    年間では18年以来の大幅な下落率。

  • 30日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続伸し、前日比1円95銭円高・ドル安の1ドル=131円05~15銭で取引を終えた。四半期末を迎え、持ち高調整や需給面での円買い・ドル売りが優勢だった。日銀がインフレ見通しの上方修正を検討していると伝わり、金融緩和の修正を進めるとの思惑も円買いを勢いづけた面があった。

  • 米国株式市場は反落して2022年最終営業日の取引を終えた。インフレ抑制に向けた積極利上げや景気後退懸念、ロシアによるウクライナ侵攻、中国での新型コロナウイルス感染拡大に対する懸念の高まりなどを背景に、年間では08年の金融危機以来最大の下げ幅を記録した。年間で下落となるのは18年以来。

  • 中国国家統計局が31日発表した12月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は47.0で、前月の48.0から低下した。好不況の節目を3カ月連続で下回り、新型コロナウイルス流行初期の2020年2月以来の低水準となった。

↓12/30(金)31(土)経済指標をまとめました。

2022/12/30 31

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