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BOOKMAN

お店で可愛い服を見つけた。すぐに手を取り欲しいと思った。しかし、「待てよ、これ自分で作ったらいいんじゃね?」と思い、すぐに、ネットで洋服を作るサイトを見つけ、服を作ることにした。

洋服には、文字を入れることにした。しばらく悩んだ末に浮かんだのが、BOOKMAN だった。理由は分からない。ただ、本が好きなのでBOOKは入れたいと思っていたのと、僕は男なので、MANを入れたらいいのではないかという、単純な気持ちから生まれたワードだ。

そして、この言葉が浮かんだ時、これをお店の名前にしたらいいのではないかと思った。それを隣にいた親友に伝えると、これはヤバい店の名前が浮かんでしまったと二人で興奮し、全身に電流が走った。お店の名前はこうして生まれるのだろうか。

以前までは、「喫茶ごゆっくり」という名前で、お店を始めようと思っていた。それは、ただただゆっくり過ごして欲しい、という気持ちから浮かんだ名前だ。

しかし、僕がやりたいのは喫茶店ではなく、本を中心とした場所であり、その中で、コーヒーと共にゆったりと本が読める空間を作りたいと思っていた。

だからこそ、喫茶店に来た、ではなく、本を読みに来たという前提でお店に来て欲しいのだ。なので、このBOOKMANという店名は、まさに理想的な名前だった。看板には、

BOOKMAN 

と大文字で入れようと思う。非常に面白い。少なくとも面白いと思っている人がここに二人いる。それだけで十分ではないか。

田舎にあるブックカフェ。BOOKMAN。店内にある本は読み放題。家から本を持ってきたっていい。自由に、ゆっくり、時間を気にせず過ごして欲しい。そのための空間を、メニューを、僕は用意する。

そして、すぐに作った服も家に届いた。最高の出来だった。Tシャツもスウェットも帽子まで作った。これもお店で販売しようと思っている。

みんな買ってね

僕のお店はどんなお店になるのだろうか。本がゆっくり読める店。僕がやりたいことを自由に実現させる場所。楽しみで夢が膨らんでいく。もちろん楽しみばかりではない。未来の不安も、今現在の葛藤も多くある。それでも自分がやると決めたのなら、最後まで全力でやりきろうと思う。

僕は現在25歳。若いと思うだろうか。なら、僕が明日死んだらどうだろう。若さなど関係あるのだろうか。やりたいことがあるなら今すぐやる。準備が必要なら、準備しつつも動いていく。果たして、その準備が本当に必要かどうかも考えながら。

明日死ぬ可能性は低い。そう分かっているから人は明日も同じ毎日を過ごす。夢や希望を抱えながら、いつの間にか年老いていく。やりたいことがあるならやってほしいな。その先の不安や恐怖もあるのだろうが、それが生きがいというものなのではないか。そんなことは言いつつも、僕は僕にできることを今日も積み重ねる。実現する中で、誰かの希望となれれば嬉しい。

大学を卒業してからフリーターになって、これまで何度も壁にぶつかり悩んできた。僕の選択は間違いだったのではないかと、過去の自分を否定しそうにもなった。それでも、落ち込んでる暇もなくて、過去の選択を正解に変えるために、今できることを小さい脳みそで考え動き続けてきた。それはこれからも同じだ。

僕は馬鹿だ。大馬鹿ものだ。だからこそ、尊敬する師匠の言葉は素直に受け入れなければならないし、試し続ける中で自分に合ったやり方を模索していくしかない。

また、感謝の気持ちも忘れない。上手くいったときはみんなのおかげ。上手くいかないときは自分の責任。自惚れるなよ、自分。そう言い聞かせながら、毎日自分と向き合っていく。

BOOKMAN。お店に僕が存在する。本を読み、自分と向き合う皆と共にお店を作り上げていく。どうか素敵なお店になりますように。まだまだ準備の途中だが、どうか皆さんお楽しみに。いつかお会いできることを楽しみにしている。では、また。

進捗はInstagramで↓


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