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ゲームは娯楽か?競技か?

制作部の蜂巣です。
前回に続いて今回もゲームのお話をさせていただきます。
最近は弊社の代表や各部署の部長たちともゲームをご一緒させていただく機会がありまして、
前回のブログではFPS「Apex Legends(エーペックス レジェンズ)」とTPS「Fortnite(フォートナイト)」を取り上げたのですが、
このメンバーでやるときはジャンルが違っていて、
より戦略性の強いRTSの「Ancestors Legacy(アンセスターズ レガシー)」をやっています。

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FPS ファーストパーソン・シューター(英:First Person shooter)
シューティングゲームの一種で、主人公の本人(第一者)視点でゲーム中の世界・空間を任意で移動でき、武器もしくは素手などを
用いて戦うアクションゲームのスタイル。
TPSと違って、体の一部(腕など)と武器しか見えないので、キャラクタースキンを凝ってもプレイ中見えない。

TPS サードパーソン・シューティングゲーム(英:Third Person shooter)
シューティングゲームの一種で、ゲーム等における主人公を追う第三者視点でゲーム中の世界・空間を任意で移動でき、武器もしくは素手などを
用いて戦うアクションゲームのスタイル。
FPSと違って、遮蔽物の影に隠れていても周りを見渡せることから、
いわゆる芋りが発生しやすいのが特徴。

RTS リアルタイムストラテジー(英:Real-time Strategy)
ゲームの一種で、ストラテジーゲームの中でも、命令および行動の順番が明確に決まっているターン制
ストラテジーゲームとは違い、プレイヤーはリアルタイムに進行する時間に対応しつつ、プランを立てながら敵と戦う。
常に変化する戦況を見極めながら行動する冷静な判断が必要

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ゲームジャンルとそれぞれに必要なスキル
FPSやTPSのようなシューティングゲームだと動く相手を捉えて
攻撃するので、かなりの動体視力を必要とするので、
アラフォーに差し掛かってきてる私にとっては、日々ついていくのが厳しくなってきているゲームジャンルではあります。
一方RTSはFPSなどの動的なゲームとは違って、エリア各地に散らばった
複数のユニットを同時に操作し、限られた資源、ユニット数の中で
相手の動きと仲間の動きを読みながら勝利のために必要な最適な行動を導き出していく必要があります。
同じ対人のオンラインゲームでもジャンルが違うと必要なスキルがか
なり違うなと感じました。


ゲームは「競技」になるのか?

ここから本題。ゲームを競技っぽく言うとき「esports」って
最近よく言われるようになってきていますが、そもそもゲームって
「競技」なの?って話です。
ジャンルによるとは思いますが、個人的には「競技になる」と思います。
少なくとも、前回と今回話したFPS・TPS・RTSは競技性が高いです。
FPS・TPSはそのゲーム性と見る人も楽しめる内容なので最も人気のある
ジャンルであることは納得できます。
RTSはその派生系のMOBA(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ (英: Multiplayer online battle arena))と合わせて戦略性の強い
ゲーム性から、このジャンルの代表的なゲームであるリーグ・オブ・
レジェンドは世界で最もプレイヤー数の多いゲームの一つでもあります。

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日本での「ゲーム」の扱い

おそらくこれが一番の障害なのではないでしょうか?
ゲームの内容としては「競技」としても成り立っていたとしても、
ゲーム自体に抵抗を感じている人は少なからずいます。
特に日本だとゲームは子供がやる遊びという認識が強くあるので、
それが「スポーツ」だと言われてもすんなり受け入れられないのが
現実問題。
さらには、賞金制度やプロ制度がいまだ不十分で不完全。
景品表示法や労働等の法規制で十分な報酬がプレイヤーに
支払われないです。
まだ日本でゲームのプロプレイヤーという存在が一般的に認められていない状況もあるので「競技」になりえず「娯楽」の延長という
状況から抜け出せていないです。
特に賞金になると景品表示法のせいでメーカーが行う賞品に対する
プロモーション扱いになってしまうので、プロライセンス化しないと高額賞金が「仕事の報酬」として受け取れない。
最近になってだんだんニュースで取り上げられたり、スポンサーが複数つくプロチームなどが日本でも増えてきていて、徐々に環境が整って来ては
いるが海外と比較してしまうと給料の保証や練習のサポートなど選手としての環境は不十分としか言えない。
以前、ダーツにハマっていたことがあるのですが、ダーツも同じような状況でした。プロがいてプロの大会もあるが、ダーツは所詮飲みの場の「娯楽」という固定概念から抜け出せていない状況が今もずっと続いていて、
そのままブームが去って人口が減っていく悪い流れ。
プロもバイトしながらじゃないと食べていけない。
しかし、ゲームはダーツより場所を選びませんし、現在世界中で行われて
いる数々の大会で動いている額が違うのでこのまま一般化していける
可能性は十分にあります。楽しみです。


ゲームの魅力

ゲームは「娯楽」であって「競技」でもある。我々みたいな息抜きとかでやっているユーザーからしてみたら「娯楽」だし、
「競技」として人生をかけているユーザーもいる。
そういった様々な関わり方ができるのもゲームの魅力の一つだと思います。
「競技」としてのゲームも今後かなり魅力的なカルチャーになっていくと思われるので積極的にアンテナを張って追いかけて行きたいと思います。
これからの「esports」には日本人の活躍も含めてかなり期待しています。
ゲームファンのデザイナーとしてもデザインなどでどんどん関わっていけたらなと思っております。

我々の仕事はちょっと違う角度からですけど自分の興味のある分野と関わっていけるので楽しいなと
15年近くやっていても感じることが多いので日々楽しいです

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