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QRコードと日常

みなさんこんにちは。
プロデュース部の森本です。

先日、実家に帰省していたときのこと。
スーパーで夕飯を買う時も、コンビニでコーヒーを買う時も母はスマホを取り出し「ピッ」とワンタッチ。数年前には無かった光景、そして今や日常の光景。昨今のコロナ渦でより勢いづいたキャッシュレス化、スーパーやコンビニでのQRコード決済はもちろん、ライブを観に行く時、飛行機に乗る時、LINEで友達を追加する時、様々な場面で目にする機会が増えています。都内では使えるお店もサービスも溢れていますが、その波が遠く離れた田舎町にもじわじわきているのを実感しました。

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そもそもQRコードには下記のような特徴があります。

・大容量データを格納できる
・どの角度から読み取っても認識してくれる
・一部に破損が生じても問題なく読み取れる
・読み取るための特別な装置がいらない

スマホで読み取るだけでアクセスできる為、利用者にとっても負担がなく使い勝手の良いQRコード。その使い勝手の良さや認知度から街中のいろんなところで見かけるようになりました。
そんな中からいくつかご紹介したいと思います。

福岡のホームの床

少し前に福岡旅行に行ったとき、305系というJR九州の電車で、床がQRコードの模様になっているのを発見!電車に揺られながらぼーっと眺めていると「え、QRコード?」と一瞬目が止まり、見渡すと床一面に広がってるという驚きがありました。調べてみると、実際には読み取れないQRコード風の模様だそうですが「読み込めるもの」と思い込んでいると、ついつい気になってしまいます。

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下北沢の外壁

ある日下北沢の駅前をぷらぷら歩いていた時、ある建物の外壁に大きな
QRコードを発見!あれってここからでも読み取れるのかな?
という好奇心でスマホをかざしてみると、「シモキタフロント」というカフェ・古着・美容室などが入った商業施設と判明。むやみやたらに読み取るのは危険ですが、こういった仕掛けは面白いなと思いました。

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立川市のエヌビルディング

2009年11月に立川市錦町に建てられたテナントビルで、テラダデザインの寺田尚樹さんが手がけた「エヌ ビルディング」ガラスカーテンウオールにQRコードをセラミックプリント。
スマホで読み取れば各テナントの最新情報が見られるのだそう。
こちらは実際目にしたわけではないので機会があれば見てみたいです。

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小田急線のホームドア

毎日の通勤で小田急を利用するのですが、そこで気になっていた車両扉の
QRコード!都内ならあちこちで見かける機会があるかと思いますが、これって一体何なのか、、調べてみるとこれは新型QRコード(tQRコード)によるホームドア自動開閉制御システムなのだそう。毎日の生活が気づかないところでより効率的かつ快適に進化しているんですね。。

①車両扉のQRコードを駅ホーム上部に設置したスキャナーが読み取る
②到着した列車のドア数・編成車両数などの情報を取得し、車両ドアの開閉に合わせてホームドアも開閉する
③大規模な改修が必要なく停車時間を短縮できる

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地下鉄の点字ブロック

東京で地下鉄を利用しているとよく見かける、点字ブロックについたQRコード!何の意味があるんだろう?と疑問に思っていたのですが、調べてみるとこれは視覚障害者への配慮として、東京メトロとソフトウェア開発のリンクスが2021年1月に導入したシステムなのだそう。誰もが安心して生活しやすい環境を作るには、こういったシステムの認知も大切だなと思いました。

①専用アプリ「shikAI(シカイ)」を使って駅構内のQRコードを読み取り、音声案内に沿って目的地を選択
②方向と距離が読み上げられるので、スマートフォンのカメラを下に向けたまま案内に沿って歩いていく
③歩いている途中でまたQRコードが読み込まれ、そこで次の方向と距離が読み上げられる。それをくり返して出口までの移動をサポート

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このようにQRコードが使われている場面は実に様々。販促物においても度々使われるQRコードですが、QRコードは背景が好きに変えられる為、デザインしてPRするのもいいかもしれませんね。視覚的なインパクトが残りやすくなります。お店や会社の情報を効率よく広めたい、より多くの人に知ってもらいたい、そんな時にはQRコードをデザインしてPRするのもいいかもしれませんね。

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