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mihoro
2023年12月11日 16:57
銀河に夢を描いていたころ、ぼくは早く大人になりたがった。絶望色のため息を吐いていたころ、この世のすべてが憎らしかった。ぼくのこころに花は咲かない。春は来ない、街は夕焼け。みんなこころにさまざまな花を咲かせると思っていた。あの人はゆり、あの人はあじさい、ひまわり、あさがお。ぼくのこころに花は咲かない。夏は憂鬱の音がする、風は静かで無口だった。13才のぼくは夢を見ていた。