腸内フローラは年齢で変化する!
こんばんは!ユイです。
前回は腸内フローラは国によって多様性があり、特に日本人は肥満になりづらく腸内環境を良好に整えやすい腸内細菌を持っている、というお話をご紹介しました。では、今度は腸内フローラは年齢で変わるものなのでしょうか・・??そんな疑問にお答えします!
引用:株式会社プラスコーポレーションHD
出典:Odamaki T,et al.BMC Microbiol.2016
https://bmcmicrobiol.biomedcentral.com/articles/10.1186/s12866-016-0708-5
腸内細菌はお母さんからの最初の贈り物
初めて菌私たちヒトはお母さんのお腹で栄養をたくさんもらいながら育ちますが、実は赤ちゃんはほぼ無菌状態で生まれてきます。はじめて腸内細菌と接触するのは、出産でお母さんの産道を通る時。お母さんが持っているヒト由来の腸内細菌をそのまま受け取るため、お母さんから赤ちゃんへの最初のプレゼント、と言われています^^生まれてからすぐはビフィズス菌が優勢ですが、次第にお父さんをはじめ家族や周囲との人との触れ合い、入浴、自然の中での活動や離乳食を通し、多様な種類の善玉菌や日和見菌、悪玉菌を取り込みながら成長していきます。
腸内フローラのバランスは30代から変化する?
基本的に10代〜20代は両親の腸内細菌のバランスに加え、生活習慣や食生活で腸内フローラの状況は左右されますが、善玉菌が優勢な状態が続きます。
ところが30代になると善玉菌が徐々に減りはじめ、悪玉菌が増える傾向に傾いていきます。(ぐさり←30代の胸の内)詳しい原因はまだ解明されていないそうですが、老化現象のひとつと考えられています。
60代以降は悪玉菌に注意しよう!
60代以降になるとウェルシュ菌や黄色ブドウ球菌など病原性の強い悪玉菌が急速に増加します。筋力や内臓といった身体機能の低下、食事や生活習慣により病気のリスクが増えてくる年代といえますが、消化吸収や糖質の代謝、免疫力に大きく関わっている腸内フローラの変化も見逃せませんね!
腸内フローラは親や子どもの頃の環境によりある程度バランスが決まっており、年齢により悪玉菌が増えてくることには抗えません。
しかし食事や睡眠、運動といった生活習慣により、腸内フローラは日々微妙に変化しています!食物繊維を意識して摂る、(なるべく)早起き早寝をこころがける、軽いストレッチを習慣にする、よく笑ってストレスを発散するなど、自分にできる小さな習慣を積み重ねながら、健やかな腸内フローラを育てていきましょう^^