嵐の夜に想うこと
嵐の夜、
君はこの部屋を出て行った。
ひとり、部屋に残された僕。
がらんとした室内で、
君の残り香と
君との想い出の欠片を
掻き集めていた。
暗闇の中でぼんやりと浮かぶ灯り。
君のお気に入りだったキャンドル。
ーー 〈ウミネコ〉って知ってる? ーー
ーー 海にいる猫だろ ーー
ーー カモメに似た鳥 ーー
ーー そんなことくらい知ってるよ ーー
ーー ミャーオ ミャーオ って鳴くんだって ーー
ーー 猫みたいだね ーー
ーー いちど鳴き声、聞いてみたいな ーー
ーー うん、そうだね。聞いてみたい ーー
部屋の外は嵐。
地球上の全てを破壊しようかというように
雨は激しく打ちつけ
雷は空気を切り裂き、閃光を走らせる。
僕はキャンドルの炎を見つめている。
水辺をウミネコが飛んでいる。
青空を楽しげに飛んでいる。
とんがり帽子を被ったこびとを
背中に乗せながら。
こびとも気持ちよさそうに
楽しげな笑顔を浮かべている。
僕はこびとの帽子が
飛ばされないといいな
なんて考える。
君が幸せになれるといいな
なんて
いつか
思えると
いいなぁ。
君はいつか
大空を舞うウミネコを見上げながら
僕のことを
思い出したり
するのだろうか。
「ウミネコ」応援宣言❕❕
応援になっているかわかりませんが🐒💦
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