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富士山に登ってきたお話[2024/07/07完遂]

ども!ちょこぷりんです。

ついに念願の「日本一のテッペンを取る」こと
富士山の登頂に成功してきました!

やばいですね。富士登山。
昔から不死の山とか言われている理由が分かりました。

ちなみに筆者の登山履歴を書きますと、
・金剛山
・伊吹山(山頂付近のパーイングから徒歩)

です。
ハイ、ガチ初心者ですね。
そのほかの高山系はスキー等で行くレベルです。
今回は2人の友人らと3人パーティで挑んだのですが、
友人らも似たような感じ。
さらには筆者の山知識は「ヤマノススメ」っていう漫画の
知識くらい。大丈夫なんか!?

はたして無事に富士山を楽しめたのだろうか

そんな富士登山のレポートを、今回記事にしてみました。

それじゃ、行ってみよう!

「これから富士山に登ってきま~す」な写真





なぜ富士山に行こうと?

そりゃあ一言「人生で一度は挑んでみたいから」ですね
だって日本一ですよ。日本一。
行ってみたいじゃないですか。
調べたところ富士山頂は初心者でも登頂可能とのこと。

【これは行くっきゃない!】

リッタームートとしての活動としてやり遂げたいリストの高い山に挑む。
これが、富士山であれば叶えてくれる。

この精神で富士登山を決めました。


事前準備

アレコレ必要なものをネットでかき集めまくりました。
そのリストがコチラです。

筆者作成のリスト 必須
筆者作成のリスト あったら便利

登山した結果としては大体必要でした。

さらに筆者ら3名は衣装というデットウエイトもあります。
これが無ければ大分軽量に出来たのですが、、、ね。
でもコレがなければ登山する意味がありませんから!

補足として、水は山小屋で購入することを想定しております。
当日筆者はケチって買わないようにしちゃいましたが、
上記リストでは、ほぼ1日分ですね。
これのせいで地獄を見ました。



いざ登山へ! ~DAY0日目~

さぁ、いざ登山!ということで友人の車で向かいました。
関西~富士山ですと片道6時間ですから大変ですので、
友人の提案に乗っかり浜松で前泊しました。
仕事終わりに合流して浜松まで。大体4時間

筆者は前週に愛知へドンジャラ合宿こと旅行で愛知へ
バイク旅に来ておりましたので、1週間ぶりの浜松です。

ある程度近場へ来たので余裕を持ってのスタートです!


いざ登山へ! ~DAY1日目~

さぁやってきました山梨県。
まずは富士山へ上る前に姿を拝みましょう。

そう!松岡修造さんの「フッジサンだ!」の聖地巡礼です!
え?登山関係なくない?って?
いやいや!登山は気合。気合といえば熱血。
熱血といえば松岡修造。ですFAです。

ま、ただ単に友人が松岡修造ゴッコをやりたいっていうもんですから
たまたま撮影場所を筆者がGoogleMAPで特定したもんで、
松岡修造ごっこをしてきた。という感じです。


松岡修造さんの「今日からお前は富士山だ!」のモノマネ


ささ、茶番はここいらにして登山開始。
まずは富士山パーキングに駐車してバスで富士スバルラインまで移動。

パーキング代:-1000円
バス代:-2500円

富士スバルラインに到着したら1時間のタイマーをセットして
身体を高山に順応させます。
待機時間に、筆者はスタンプラリー用に金剛杖を購入。
ついでに冨士山小御嶽神社で、安全に登頂できるよう祈願しておきました

軽くyoutube用の動画撮影やトイレも済ませ、いざ登山開始!

入山費用: 計-3000円
金剛杖(通常の長さ): -1500円
御朱印: -500円

登山開始時間は13:30頃でした。

ちょこぷりんの登山の姿


富士山頂へ! ~6号目~

ここまではほぼ平坦は道を歩いてくる感じです。

到着時間は13:57頃でした。

休憩を1回挟みましたが、大体30分くらいで無理なく歩いたハズ。
ちなみにここからはトイレが課金制に。
お水も600円と登山値段になってきました。
イイ感じに富士山ショバ代がかかってきましたね。

この時点で天候は曇り気味に。
よく言う「山野天候は変わり易い」を思い出しつつ
次の7合目を目指します。

先の通り、ここまでは子供でも無理なく登ってこれるので
本当の山登りは此処からです。

ここからが本当の登山開始だ。

6合目より。もうすでに景色がいい


富士山頂へ! ~7号目~

さっそく道中で洗礼を浴びました。
そう、"雨"です。
雲が霧状に通り過ぎると思ったんですが、
さらにその上の雲から雨が降ってきました。雲って何層もあるんですね。

リュックが濡れるとヤバいので、カバーとレインウェアは上だけ。
そこまでザーッと降っているわけではないので。
脚は動きやすさを優先しました。

慣れないクネクネした登山道を登ります。
気分は赤城山をドライブした時の様で、
いくつもあるヘアピンカーブを登っていきます

7合目からは山小屋も多く、筆者は焼き印もやりたいので
着いては休憩しつつ焼き印を頂いていきます。

7合目は花小屋~東洋館まで7か所
焼き印は大体300円~500円です。
500円のところだと2つ焼き印を押してくれます。

花小屋 到着時間は15:21頃
トモエ館 到着時間は15:50頃
鎌岩館 到着時間は16:08頃
東洋館 到着時間は16:59頃

各小屋の移動が15~20分とかですね。
ここは休憩しつつ出発へのタイムキープに丁度良いと感じました。

岩肌がヤバイ


富士山頂へ! ~8号目~

ここにきて更に富士山からの洗礼を浴びました。
風速10m/s以上だと思える風邪が吹きました。
もうね、身体を持ってかれるレベル。
皆様、台風の日に外へ出た記憶。ございますでしょうか。
大体アレと同等くらいの風邪を受けた感じです。
遮るものが少ないですからね。
リュックを背負った登山者にモロに喰らうわけです。

そして富士山からの洗礼パート2。
"岩肌"
なんかね、途中からロッククライミング始めておりました。
あれ?筆者ら登山しに来たんよね???
と思えるくらいの岩肌です。
強風も相まって、普通に四つん這いに。
ストックも邪魔と気づき仕舞って登りました。

おっと忘れちゃいけない富士山からの洗礼パート3。
"砂利の飛散"
これが痛いのなんの…
強風から飛散する砂利が顔を直撃。
もはやエアガンでBB弾を撃たれたんじゃないかってくらい
アイテテテ…
対策としてはサングラスにネックウォーマーで防御するくらい
だもんで夜間でもサングラスを常時つけてました

これら洗礼を受け、また7合目~8合目まで距離があり、
7合目の山小屋ラッシュで身体がぬるくなっている所に
痛恨のダメージが入るわけです。

え?ここを登るのですか!?

なまじ体力筋力があるメンバーだったこともあり
ガンガン進んでは疲れて休憩を繰り返す。
正直これはいけなかった。
今となって調べなおしたのですが、
これが高山病につながるダメな登り方でした。
筋トレの要領で無酸素な行動が増えていたようで、
キチンと酸素が吸えていなかったようです。
あ、バテてるな。と感じるくらいに皆消耗してました。

ダウンしかけの筆者ら

そして飛ばされる筆者の帽子
あぁ!カーンディファー様(帽子に書かれたキャラクター)
飛ばされちゃった!!
なんと、下の登山者様がギリギリのところを拾ってくださいました。
本当にありがとうございました!!!

太子舘 到着時間は17:39頃
蓬莱館 到着時間は17:54頃

ともあれ、本日宿泊する施設「蓬莱館」へ到着
時間通りとは言えませんでしたが順調な進み具合です

チェックインを済ませて宿へ。

宿は固執といえど、どこもカプセルホテルの部屋を
くっつけたような造りでした。
ただ、筆者らの部屋は2段の上段でしたので
屋根分高くなっており着替えも立ちながら出来たので助かりました。
荷物も屋根裏の収納が出来るタイプ。
風邪をひく前にサッサと汗を拭き着替えて夕食を食べました。

夕食はこんな感じ。
冷え切った身体にオニオンスープ(画像右下)と、
暖かいお茶(画像右上)がとてもここちよい…有難う…有難う…

ゴキゲンな夕食だぜ!

朝食もロールパン2個、炊き込みご飯(冷食の解凍済)と
水1本を頂きました。

トイレは大便も水が張っているタイプで、ボットンとは違う形式
おかげでまったく臭くありませんでした。助かる~!
トイレまでは宿のスリッパを借りられて楽ちんでした。
たぶん富士山の中で一番良いトイレだと思います。

宿の方に翌日の日の出の時間を聞き、
4:25分頃には太陽が昇ってくるとの事でした。
さらには"蓬莱館"の位置は登山道の真ん中らしく、
同じ時間の登山時間がかかるとも言われました。
この旅館までに約5時間かかりましたから、登頂も同様かかるとのこと。
そのため、当初の登山時間開始0時より気持ち早めに出る様にしようと、
23時に起床を目指しました。

食事を19時に取った後にトイレを済ませて、
20時には就寝しました。

「蓬莱館」到着まもなくの景色
ここからでもご来光が拝めます



富士山頂へ! ~DAY2日目~深夜登頂!~

さらなる富士山の洗礼を浴びました。
高山のせいで頭が腫れたのか、まったく寝付けません。
鮮明に覚えています。
20時から気絶する22時半まで目をつぶったまま横になっただけ。
体力を戻したいので気合で寝ようとしましたが無理で、
22時半から23時までの少しだけ寝ました。
無理やり頭を上げて寝ましたので、首が痛いの何の…
それから汗と外気の寒さにより、
登山中に風邪を引いたっぽくて、熱も若干ありました。

帰りに友人らと話をしたところ全員同じ症状だったようで、
この時点で登頂を諦めかけました。

だけど、友人の「どうします?」と、判断を仰がれたので
筆者は「登ります」と回答。
もうね、行くところまでいったろうやないかい。と。
友人から頂いたロキソニンを飲んで、ちょい回復。
靴履く時も嗚咽を我慢しつつ、登山開始。

蓬莱館 出発時間は23:38頃

出発前に宿の方に声を掛けて頂き、パワーが出てきました。

ありがとう!「蓬莱館」さん!

歩き始めると体調は回復しまして、気持ち悪さや頭痛は無くなりました。
酸素を吸うことを意識して、

"酸素を吸う 7割:酸素を吐く 3割くらい"

のペースで、ガンガン空気を身体に入れます。
倒れてしまったら大変なので酸素ボンベも併用しました。
効果があったかは分かりませんが、宿出発前までにガンガン吸ったことで
体調がいくぶんかマシになったように思えます。

ここからはガチの気合登山です。
高山病との、というよりは

"真っ暗の中情報が全くない状態で、ヘッドライトの灯りのみ
 なにも楽しくなくただひたすらに登り続ける"

という、ある意味拷問にしか感じられない文章になるような
登山が頂上まで続きます。
でもね、たまに河口湖方面の地上を見ると
ぼやーっと明るいのが見えるんです。
さらには、他登山者らのヘッドライトが道を作ります。
これを見ていると、「灯り1つ1つに魂がある」というのを感じました。

灯りが勇気をくれる

いくしかない、いきたい場所へたどり着きたい。

この信条で、登山を続けます。

白雲荘    到着時間は0:28頃
富士山ホテル 到着時間は1:15頃
トモエ館   到着時間は1:27頃
九合目    到着時間は3:00頃

写真から記録が分かる時間を記載しました。
本当につらく、苦しかったです。
たまに登場する山小屋に心安らぎ、
朝の忙しい中焼き印を頂いてきました
すこしずつ、すこしずつ

八合目のラスト宿
ご来光館からは人が多く登頂待機の様な列が出来ておりました
道が狭く、1人しかほぼ通れないような登山道ですから、
急がずにゆっくりと登っていきます。

山頂前の鳥居

ここからが、本当の登山だ!


はるか夢見た山頂!~登頂完了!~

山頂到着時間は3:44頃

ついにやり遂げました。登頂完了です。
登頂完了に感動しつつも、山頂の状況を確認するために移動。
取り急ぎ日の出位置を確保しました。
山頂の気温は6℃くらい。風速は16m/sです。
厚着をしているとはいえ手袋から冷える感じは
冬のバイクを思いだしました。手をさすれるだけバイクよりマシです。
友人は寒さと寝不足で転寝しておりました。
そのくらい過酷だったのだと思います。

日の出前の景色。肉眼で見たほうがもっと綺麗

日の出を待つ。この時間すら愛おしかったです。
眼前には雲海が広がり、あれだけキャンプの際に通った
河口湖ら周辺が雲海で彩られており、とても素晴らしい
景色が、いままで頑張ってきた筆者ら登山者に
褒美を与えてくれる様でした。
山のずーっと先には母なる故郷、埼玉もあります。
想いを馳せるには時間が足らないほど、感動しておりました。

そして、ついに日の出が見えました。

日の出 時間は4:34頃

ウワー!ご来光!

すこし雲に隠れてしまいましたが、しっかりと朝日を拝めました。
明るくなった登山道には登山客がびっしりとおります。
そうです、日の出を山頂でが見切れなかった方もおります
我々は幸運でした。あのとき諦めず、くじけず、頑張った成果だと
おもいます。

朝日を拝んだあとは、
筆者らのメインイベントの装備を着て写真を撮り動画を撮りました。

ご来光をバックに満足げな筆者ら

あとは山頂コーヒーを堪能するため持ってきたガスストーブで湯を
強風の中なんとか温めて…
【 ガッシャーン!!! 】
なんと、淹れたコーヒーをリュックにひっくり返してしまいました。
ああ、なんという洗礼…
悲しみに暮れながら富士山の穴を拝みました。

なお、登山開業して間もなくの為、店はあいておりませんでした。
さらに"お鉢巡り"という、富士山火口の周辺を巡る道も
残雪等で危険なためトラロープで遮られておりました。

山頂での写真を撮って頂きました!イエーイ!
これより先は通行止め。7月初週なので残念

ひととおり山頂を堪能しましたので、下山します。

下山開始時間は5:46頃


ここからが本当の地獄!~下山編~

もうね、堪能したら帰るだけ。
なのでここからはイベントとしては盛り上がる事も無く、
疲れる~なんて言いながら帰りました。

山頂から八合目までの帰路が激ごみ。
ここでもコミケのごとく並びながら下ります。

ご来光館 到着時間は7:33

カップヌードルは最強

宿で頂いた朝飯は深夜登頂中に食べましたので、
エネルギー補給も兼ねて朝食を
トモエ館で購入。
山で食べるカップ麺はね…最高なんだ…

カップラーメン シーフード味 -700円
コカコーラ -500円

ご来光館 到着時間は7:50

ここからは下山専用の道になるので1日目とは道が変わります。
そして道はくねくね曲がる道をただ下るだけ、景色もほぼ変わらず。
めっちゃ飽きました。。。下り方もうまくいかず小石で滑りまくり。
日を遮れるものは何もなく、ただただ地獄でした。
途中の宿とか無いので楽しみが全くないんですよね。
下りきった先のトイレが癒しに見えましたけど、
トイレに寄りたいほどの水分は枯れに枯れております。

この景色、絶景でしょう
これを2時間拝みながら下山します
すこぶる飽きます

下りきってからも上下の坂がついた道を通ります。
疲れた身体にはしんどい…ずっと下り坂だったこともあり
つま先が痛い痛い

友人らはスタスタと行く、さすがだぜ。

下山風景。疲れた身体にはもはや地獄絵図

熱中症気味になりつつだらだらっと歩いて友人らと下山し、

ついに

下山完了!

下山完了時間は10:52

登山完了!

やりました。やり遂げました!!

ケガも無く、メインイベントも完遂し、無事に地上へ帰還しました!!

到着した時は感動というよりは椅子に座りたさがありました。
その後ポカリを一気飲みし、友人に一口だけノンアルビールを頂く。
ウマい!!ウマすぎる!!!

昼前ということもあり昼食は取らず、バスで車まで戻って風呂行って帰宅。
富士登山を遂行できたことが本当に夢の様な感覚に思えます。

やってよかった!富士登山!

ありがとう!富士山!


焼き印

本当は要所要所で焼き印頂く予定でしたが
結局全部?の宿で頂きました。

どこがどの金額。までは覚えていないので
1つ単価を単純換算で250円で計算してみて、かかった費用はコチラ。

焼き印 28個
合計金額 約7000円

杖の金額と合わせると8500円ですか。やりますねぇ

自分がやり遂げたものとして形に残るのは、とても嬉しいです。
筆者はこういうのが大好きなので、大満足じゃ


裏面もびっしりです。


おわりに

富士登山を共に行ってくれたこと
登山中にワイワイかいわしてくれたこと
登山のために車まで出して頂いたこと
全ての内容を含め、友人へ感謝感激です。

当初は一人で実績作ったろうかな。とも考えておりましたが、
一人だったら寂しかったでしょうね。
金剛山は一人でしたが時間も3時間くらいの登山ですからね。
高山病とか怪我のケアとか、もろもろ含めても一人では
判断しきれない事もあるでしょうから
旅は道連れ。が出来る友人がいるのは有難いです。

同じ苦難を乗り越えてくれる友人を持てて幸せ者です。

ありがとう富士山、下山道の楽しみ方どうしたらよかったねん!富士山

最高だぜ!
ありがとう!


追伸
登山時の荷物含めた重量は「106kg」でした
登山後に-7キロ減り、体重が85kgになるも飯食べたら秒で戻りました。
あと、登山後にヤマノススメ セカンドシーズン 9~11話の富士山の話をみました。自分らの体験と重なってボロボロ泣きましたとさ。

「それじゃ、また来週!」

#日記 #登山 #富士山 #富士登山 #ヤマノススメ

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