Mリーグ2023-24 12月5日 NAGA解析/セガサミーフェニックス・醍醐大プロ、今季初トップ&魚谷侑未プロも加えたデイリーダブル達成!
2023年12月5日、Mリーグ2023-24・46日目です。本日はセガサミーフェニックス・渋谷ABEMAS・チーム雷電・KADOKAWAサクラナイツの4チームが対戦。
第1試合、醍醐プロが最初の局で8000オールツモでロケットスタート!東場の間、このリードを守ったまま局が進行していきます。南場に入ると、他3者もアガりを重ねてジワジワと醍醐プロに迫っていきます。オーラス、日向プロが親番で得点を稼いでいき、さらに黒沢プロもツモれば逆転のリーチをかけます。ですが最後は醍醐プロがめくり合いに競り勝って、今季初トップを獲得しました!
第2試合は第1試合とは打って変わって、全員にトップのチャンスがある均衡した展開で局が進んでいきます。その中でも親番でマンガンをツモった魚谷プロと、同じく親番でハネ満をツモった萩原プロの競り合いに。オーラスに萩原プロが裏が乗れば逆転のツモアガりをしましたが、裏は乗らず。魚谷プロがギリギリ逃げ切ってトップを獲得しました。
本日はセガサミーフェニックスが醍醐プロ・魚谷プロの活躍によりデイリーダブル達成!それらの試合をNAGAで振り返っていきましょう。
過去試合の記事についてはクリエイターページをご参照ください。
第1試合
出場者
東家:醍醐大(セガサミーフェニックス)
南家:黒沢咲(TEAM雷電)
西家:内川幸太郎(KADOKAWAサクラナイツ)
北家:日向藍子(渋谷ABEMAS)
NAGAデータ
醍醐大
黒沢咲
内川幸太郎
日向藍子
NAGA類似度とは?
NAGA類似度(以下、NAGA度と呼称)とは麻雀AI「NAGA」の評価値です。NAGAは麻雀の牌譜を解析し、AIの判断・自身の打牌との差違を表示してくれます。
NAGAと打牌が一致していた場合は一致率の割合が上がり、NAGAの打牌候補にない打牌をした場合は悪手率が上がります。これらが総合されNAGA度を算出されます。つまりNAGA度が高ければ、AIに近い打牌が打てているということです。
MリーグはNAGAが主戦場とするネット麻雀とルールも環境も違うため、一概にNAGA度が高ければ良い選手というわけではありませんが、選手の実力を測る一つの要素にはなるでしょう。
気になったNAGAの指摘
主にNAGAのタイプ・ニシキの意見を参考に試合を振り返ります。NAGAの他タイプなどとは意見が異なる場合もありますので、あくまで一意見としてご覧ください。
東1局:醍醐大
対面からリーチがかかった一発目、醍醐プロはここから4p切りを選択。一方NAGAは全タイプで7s切りを推奨しています。リーチに対して現物は4pなので安全にいくなら4p切りですが、7sも先に4s切り→8s切ってリーチなので、かなり安全牌ではあります。
自身の手がドラ3の勝負手ですから、カン3pの受けも減らしたくない。また3pが入った時に切る2pも対面のリーチの河には赤5pが切られており、大体通りそう。…と考えていくと7sを押したいように思います。
東2局:黒沢咲
醍醐プロがリーチを打った一発目。黒沢プロはここでワンチャンスの4mを押しました。まだ手牌としては4mを押してもチートイツのリャンシャンテン。NAGAは発を切っての迂回を推奨しています。
黒沢プロとしてはトップを狙うなら、トップ目のリーチに対して簡単にオリるのではなく、チートイツで粘ってドラの2pを重ねたりして勝負する…という思考なのだと思います。とはいえ、まだ東2局ですしそこまでの勝負に出なくてもいいのではないでしょうか。発切りでいいと思います。
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