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今年もやります!Mリーグ2023-24・年間NAGA度ランキング&個人的な選手評

Mリーグ2023-24・レギュラーシーズンも3月29日でついに終了。というわけで今年もやります!Mリーグ年間NAGA度ランキング!ちなみに昨年のランキングは下記の記事を参照ください。

昨年の記事でも書いていますが、とかく麻雀というのは運の要素がつきまとうもの。それを多少なりとも客観的な目で評価するために、麻雀AI「NAGA」による解析結果のデータを用いて見ていこう、というのが本記事の趣旨になります。

もちろんNAGAだけでは評価できない部分もありますから、このランキングだけで全てを評価できるわけではありませんが、ひとつの評価における材料として楽しんで見ていただければ幸いです。

またNAGA解析のデータだけでなく、筆者が今期のMリーグ全試合を観戦して感じた選手の個人的な所見についてもまとめていますので、そちらもぜひご覧ください。

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…さて前置きが長くなりましたが、それではNAGA度ランキングを発表して参りましょう!よろしくお願いします。


NAGA度とは?

NAGA度とは麻雀AI「NAGA」の評価値の一つです。NAGAは麻雀の牌譜を読み込むことで、その牌譜を解析し1打ごとにAIの判断・自身の打牌との差違を表示してくれます。

NAGA度はその1打ごとにAIと自身の打牌の差を点数付けし、自身の打牌がNAGAの打牌と一致していた度合いを示してくれる値となっています。つまりNAGA度が高ければ、AIに近い打牌が打てているということです。

MリーグはNAGAが主戦場とするネット麻雀とルールも環境も違うため、一概にNAGA度が高ければ良い選手というわけではありませんが、それでも選手の実力を測る一つの要素にはなるでしょう。

選手評の例

下記のような感じでNAGA度を見つつ、本人の麻雀を見てどういった特徴があり、どこがNAGAと関連しているか…などを個人的にまとめています。あくまで個人的なものなので、まあほどほどに参考にしていただければ。例として小林プロの選手評を掲載しておきます。

小林剛

NAGA度順位:9位

小林プロと言えば「鳴き麻雀」の代表選手。ただそのわりには今期の副露率が例年に比べると低くなっていました。今期は個人スコアを見れば苦戦していることは一目瞭然だと思いますが、試合を見ていて思ったのはそもそも序盤からサクッと仕掛けられる手が今ひとつ入りきらなかったことが副露率と成績に表れているように思います。あとは本人も仰っていたように当然の一打による放銃も比較的多く、やや運の悪いシーズンではあったと思います。

実際、NAGA度の数値を見ていると、昨期と変わらない水準となっていますから、それも打ち方に大きな変動がないことの証左だと思います。個人的にはその安定感のある打ち方と揺れないメンタルについては尊敬しています。

ただ逆に言うと、仕掛けてアガれる手が来ない時に手順を変えて終盤勝負に持っていくなど、アガりが遠い局のしのぎにはもう少し改善の余地があるのかもしれません。

Mリーグ2023-24・NAGA度年間ランキング

NAGA度ランキング

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