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本の紹介「ウクライナにいたら戦争が始まった」松岡圭祐

みなさまおはようございますm(__)m
世間ではゴールデンウィークなるものがはじまったようで皆さん楽しそうでなによりです😉

さて本日はウクライナの戦争について関係者の証言をもとに書かれた小説を読んでいきたいと思います。

みなさんは戦争というものにどんなイメージがあるでしょうか?
戦争はいけないものというイメージはみんなあるとは思いますが
どこかで私には関係ないと思ってはいないでしょうか。

戦争は画面の向こうでおこるもの
はたして本当にそうでしょうか

わたしの祖父は南方の生き残りで足に銃創がありました
戦争についてのことはいっさい話そうとしませんでしたし
家族のだれも聞いても答えたことはなかったそうです。

祖母は沖縄の出身で姉妹で和歌山に逃げてきました
もともと結婚していましたが、最初の旦那さんを戦争で亡くしています。
祖母もまた戦争のことについては言いたがらなかったですし、怖いものとしか言ってませんでした。

では地震はどうでしょうか
ぼくは阪神大震災の被災者です。
あの時のことは忘れられません。
今まで生きてきた町が
地面がうねり、建物は倒れ、そこらじゅうで火事が起こり、
人が死に、道をさまようひとがいて…

それはあなたの身にも起こるかもしれません。
それは地震だけでなく戦争もおなじです。

あなたがどんなに無関心に過ごしていようと
戦争なんて嫌だと言っていようと
それはある日やってくるかもしれないんです
逃げればい、降参すればいい?
そんな甘いものではありません。

それは何のことはない日常の中に突然はじまります
突然人が殺され、奪われ、犯される
…それは圧倒的な暴力であなただけでなく
あなたの目の前であなたの日常を奪っていきます
もしかしたらあなた自身も…

いつかそんなことが本当に起こるかもしれません
人間の歴史は戦いの歴史でしかないですから…

怖いと思うかもしれません。
嫌だと思うかもしれません。
悲しいと思うかもしれません。
でもそれはいまもどこかで本当に起こってるんです。

目を逸らさないで…
感じてみましょう…
いまの現実をもういちど考えるのにこの本をいちど読んでみて欲しいと思います。

そんなことあるわけないですよね…