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日本の文具屋が10日間、ドイツとスイスを100km歩いてきた話

「もう一度日本食が食べたいの」

それは私がまだ大学生の頃。
2006年のドイツワールドカップ関連のイベントのお手伝いで、ドイツに初めて一人旅に行ったときのことだった。

現地でショートステイさせていただいたドイツのご家庭で、滞在最終日にお父さんと娘さんの口論が始まった。
ドイツ語もわからず、その様子をなすすべなく見守っていた私に、お父さんが説明してくれたのは「娘が日本に留学したい」というので話し合っていることを英語で説明してくれた。

ただ、その理由は日本語の勉強や日本文化の勉強ではなく、冒頭の一言。
ただただ日本の食事が美味しかったからまた留学したいという理由だったので、さすがにお父さんも困り果てていたというのであった。

そんな印象的なやりとりから18年後、今度は私が再度ドイツを目指すことになった。
それはもちろんソーセージをたらふく食べるため、ドイツのまだ見ぬ文具との出会いを求めて、そして日本の文具をドイツの皆様に知っていただくためにほかならない。

A4文具マニアの店長が、A4のふるさとで日本のA4文具を展示する。
そんなクレイジーな企画のために日本を飛び出し、現地では100km歩いて新たな出会いを探し求めた(主に電車のストライキのせいだが)

今回は上記リンクのnoteでも、速報旅日記としてまとめていた内容をもとに、振り返りをさせていただいた。
ぜひご覧頂ければうれしい。

移動からベルリン1日目

さあ旅が始まります。
17時台のフライトのため、12時前には家を出て、関西国際空港を目指します。
ネッククッション代わりに首用サポーター(コルセット的な)を買いたかったんですが、近所のドラッグストアには見当たらず断念。
阪急梅田駅からバスで移動することにしました。
ココイチで最後の食事を済ませ、バスに乗るとまさかの席がない。
というか修学旅行ぶりぐらいに存在を見た補助席に7人ほど座ることになり、かなりショックをうけました笑
インバウンドで需要が高まってるんですね。

関空について、ドラッグストアに立ち寄るもやはり首用サポーターは見当たらず。
ネッククッションはかさばるから代用してみたかったんですが断念。
今回使用するエティハド航空のカウンターにチェックインして、飛行機を待ちます。
12時間フライトをまずはこなして、経由地であるアブダビを目指します。

ようやくアブダビに到着したころには、日本では午前6時くらい。
アブダビでは午前0時と6時間の時差があり、夜が続きます。

アブダビでは特にすることもなく、カフェで水とカフェラテを買って次のフライト8時間に備えて準備をするぐらいでした。

続いてフランスのパリ「シャルル・ド・ゴール空港」に到着。
この時点ではやくも背中は限界。
少しでも3時間のトランジットで回復すべく、空港をうろつきます。

疲れもあるのか、目に付くモノがいろんなものに見えてますね。

ユーロ圏で使う予定のクレジットカード決済にも慣れておきたいこともあり、自販機で練習。
飲み物を買おうとするも……決済だけされて何も出てこない……
改めて日本の自販機のありがたさを実感しました。

すぐとなりに並んでいたカフェラテ自販機で同じカードでの決済を試すと今度はスムーズに完了。
ラテの自販機から取り出したコップにはマドラーが刺さっていて、国ごとの自販機への工夫をひしひしと感じたり。

そして腹が減っては戦はできぬので、美味しそうなパンを見つけて購入することにしました。
ここで恐ろしさを実感したのは、このパンよく見たら20ユーロしてたんですよね。
1ユーロが160円なわけですから……日本で焼き肉食べにいけるやんという価格で呆然。
これから始まる旅への円安の影響をひしひしと感じました。(のちにここは空港価格であったことが分かり、安心しましたが)

そして2時間のフライトを更に超えて、いよいよベルリンに降り立ちました。
パリの乗り継ぎ時に入国審査的なものも終わっていたようで、日本国内での移動のような簡単さですぐに空港から出ることができました。

かつてアメリカでバゲージロストではなくヒューマンロスト(人が違う空港に着く)をやらかしたことのある私ですが、今回はどちらも無事到着。
PROTEXという新しい相棒ハードケースはしっかり、中の物を守りつつ手元に届きました。

電車の案内掲示板が全然読み取れず右往左往しながら、ようやくベルリン市街地への電車に乗り込みました。
6人家族に囲まれて、1時間ほどかけて移動。
世界の車窓からよろしく、窓の外を眺めながら移動しました。
6人家族とはホテルの前まで実は行き先が同じでびっくりしましたが、さすがにホテルは違いました。

ついたホテルは6日間宿泊する拠点となることもあり、コスパと交通の便を優先して予約したのですが、お部屋もいい感じ。
チェックインは15時からとネット表記されていたのですが、早めに到着したことを伝えるとすぐにお部屋に通してくれました。
ありがたい。

しかしここで迂闊に眠ると時差ボケの罠にひっかかってしまうこと間違いなし。
荷物を置いて、ベルリン市内を早速散策することにしました。
駅前には有名なカリーブルストのお店があり、ケチャップとカレー粉のかかった名物ソーセージをいただきました。
名物だけあってめっちゃ美味しい。

さらにそのままお店も散策。
マヌファクタムさんを訪ねると、クランプで取り付けられるA4用紙トレーを発見。日本でも検索して存在は知っていたのですが、実物を見るのは初めて。
とてもテンションがあがりましたが、クランプ部分のパーツはどうも販売をしていないようでした。残念。

目的のお店以外にも、気になったお店があれば入りつつ、美しい本やお店で使えそうな看板を買い物してベルリン1日目は終了。

18時には爆睡を開始し、26時間ほど眠りました。

ベルリン2日目

ベルリン2日目はこの旅のひとつの目的地でも合った「A4サイズ発祥」の聖地でもある「DIN Platz」の訪問からスタートしました。

何があるってわけではありませんが、DIN Platzの看板と、現在も稼働しているDIN(ドイツの工業規格)の運営をしているビルがあったりと言う感じ。
A4サイズがここから日本まで伝わり、A4文具が誕生し、もう一度ベルリンに帰ってきたと考えれば感慨深いものがあります

全然わからないながらもなんとか電車のチケットを購入し、異動範囲をここからは広げていきます。

聖地訪問からすぐ向かいのビルを見ると「BAUHAUS」の大きな文字。
あれ? こんなところにBAUHAUS関連の何かがあったっけ?と思っているとそこにはそういう名前の大きなホームセンターが!
外国のホームセンター大好きな私はすぐさま訪問。
かっこいいコンテナに心奪われる時間を過ごしました。

空気でジャッキアップできるアイテムのコーナーには、自分の身体を持ち上げられうるサンプルがあったりして楽しい。

じょうろの品出しシステムなんかも、日本では考えられない豪快さ。
上からぶちこんでいくのでしょうね。

度々目にした耐荷重表記のコンクリブロック型紙箱POP
このへんの宣材物の違いも海外を旅する醍醐味です。


そのあと駅方面に戻るとチョコで有名なm&m'sのお店が。
アメリカ発祥の会社なのでなんとなく寄ったんですが、2階には自分だけのチョコがロゴ入りで作れる最高のコーナーがあったのでついつい挑戦してしまいました。
ドイツ旅のツイートの中では実はこの投稿が一番伸びてました笑

ほかのグッズも結構攻めていました。

チョコをセットできるディスペンサーは心動かされたけれど大きいので断念。

ふと目を遠くにやれば、ベンツのマークが回っています。
さすがはドイツ。

ベルリンがアートの街とはきいていたのですが、いたるところにアートがあるのも面白いところ。
巨大壁面ダイビングアートとかが、何気ない場所にあります。

何気なく立ち寄った革製品のお店も、思ったよりリーズナブルで迷いに迷った末に旅行に使えそうなアイテムを購入。
店員さんとテンション上げて喋った後に財布を店に忘れて慌ててとりにもどったところ、確保してくれてました。
急死に一生……あぶないあぶない

日本で教えてもらっていた「BLESS」さんというアパレルブランドのお店にも立ち寄ってきました。
なんとアパートの一室で、店員さん(日本の方)が住みながら営業しているすごいスタイルのお店。
ブザーを押して外の扉を開けてもらい、ドキドキしながら入店しました。
ショッパーもオリジナルジップ袋にロゴ入りの持ち手シールを貼るという異例のスタイルでとてもかっこいい!

最後は閉店ぎりぎりの駆け込みで信号機のマークをテーマにした「アンペルマン」のお店へ。

お店への道中、アンペルマンが信号カラーそのままで光っていてテンションがあがりました。こちらではリフレクターを購入。

ベルリン3日目

時差ボケのせいか18時には眠くなり始め、朝の3時頃には目が覚める生活になってしまっているけれど、ある意味健康的。
気にしすぎないようにして、3日目に突入する。

ムゼーウムス島という博物館島なる場所のチケットも電車のパスと一緒に購入していたので、今日はベルリンの観光スポットを中心にまわっていくことにする。

まずはベタにベルリンの壁。
まちの真ん中を隔ててる勝手なイメージでしたが、川沿いにあった。
有名なキスの絵の場所がわからずなんだかんだで壁沿いに歩ききってしまった。
でもようやくベルリンに来た実感が持てたようにも思える。

そこから電車で移動しようとしたのだけど、ドイツで頻繁に起こっているストライキにぶち当たってしまい徒歩での移動に切り替え。
線路沿いをひたすら歩いて、文具好きなら1時間は潰れるとグーグル・マップのレビューに書いてあった「Modulor」を目指す。

正直過度な期待はしてなかったのだけど、2階建てのお店は海外文具がずらり。
しかも、日本に入ってくるようなものばかりでなく、圧倒的に日常的なものや見たことのないものが多くて確かに時間がいくらあっても足りない。

中でもエセルテ社のファイル用クリアホルダーを100枚セットで売っている箱は味が出ていて素晴らしく、今後の商品の参考にもなるため購入せずにはいられなかった。

エコバッグも持参していたけど、プチプチ柄が心にヒットしたので購入。
イケアバッグばりにでかいバッグを担いで、博物館をめぐることになってしまった。

ムゼーウムス島には、ベルリン大聖堂という名所もあるので、ベルリンウェルカムパスという電車のチケットで割引を受けて入館する。
大聖堂は圧巻の広さで、目がとっかかりを失い不思議な気持ちにさせられるほど。
200段以上の階段を登ると360°パノラマビューが見れるということで登ったけれど、足がパンパンになりました。

博物館ではテルマエ・ロマエ的な時代の展示品を見ることができた。
荷物をワードローブで預けて、駆け足気味に見たけれど、映画のシーンなんかはこれらを参考にポーズや衣装が作られたんだなあという資料を見ている気分となった。

そこから更にあるいてこれまた名所のブランデンブルク門へ。
記念撮影をし、喉がからからなので電車のキオスクでコーラを買って地上に出たところで新たなカリーブルストのお店「カレーウルフ」に遭遇。
すこし淡白な味のソーセージにポテトを付けていただきます。
炭酸のない水は「スティル」ということを屋台のおじさんから学ぶ。

電車がうまくホテルまでつながっていなかったこともあり、この時点で10km以上歩いていたためランナーズハイならぬウォーカーズハイになっていた私は、そのままフンボルト博物館へ。
ここは恐竜の展示が素晴らしいときいていたけど、それ以外の標本や剥製も含めて素晴らしかった。

ここでもうひとつ地味に感動したのが、博物館に持ち込める荷物が「DIN A4」サイズまでと明記されていたこと。
思えばそれまでのお店でもA4は「DIN」と記載されていて、ドイツならではの記載にA4マニアの心がうずく。

このあとはもう一つ博物館のショップを覗いたぐらいで、大人しくベルリン中央駅から帰る。
水とドリンクをパンを買って、ホテルに戻ると18km歩いていた。
そしてホテルの1階で再び自販機にチャレンジするも、また1000円ほど盗まれて終わる。

ベルリン4日目

ベルリンもいよいよ4日目。
今日は10時の無印良品オープンとともに、会場入りして展示の設営と翌日のトークイベントの打ち合わせを行うこととなっていた。

くもり空のベルリンはまあ寒かったので、近場のマクドナルドを探して逃げ込む。
日本にもよくあるデジタルな注文用の機械のおかげで注文もスムーズで助かった。
いちごのケーキは見た目よりもあっさり。
ベリー系の酸味があっさりと仕上げていくれていた。

早速日本から持ってきた選りすぐりのA4文具をセッティングし、1時間かからず準備は完了。
タペストリーは廃棄も考えて薄めの素材にしたけれど、シワが残りやすくて残念。アイロンを持ってくるのも大変だったので出来る限りのミニマルな構成としてはわかりやすくできたかと思う。

おかげさまでこの時点で10人×3回のトークイベントのチケットは売り切れ。
現地スタッフで翻訳をしてくださる日本人のスタッフさんといっしょに、無印良品のスタッフに見てもらいながらニュアンスを調整していった。

打ち合わせ後は、現地担当スタッフさんに釣れられて近場のお店へ。
レストラン形式の場所は緊張するので全然いけてなかったので非常にありがたく、しかもごちそうになってしまった。
そんなわけでドイツ初ビールを昼から楽しみ、外がパリパリなマンガ肉を頂いた。
多すぎて晩御飯として持ち帰らせていただいた。

そのあとはスタッフさんと分かれ、晩御飯としての肉をホテルに持ち帰ることに。
BIKINIという商業施設をいろいろと見学していると、主張バリバリなのにかっこいい消火器スタンドに出会う。
これぐらい目立たせるとかっこいい

時刻は14時を過ぎており、鉄道のストライキも終わっているはず。
昨日乗れなかったUバーンの駅に向かうと遅延で混みまくってたけど、無事電車で移動することができた。
たどりついたドイツ技術博物館は鉄道、船、飛行機を中心に抜群の展示と品揃えで圧巻。
子供連れも多く、こうやってドイツの子どもたちはドイツの重厚さをみにつけるのかなと勝手に思うなどした。

展示の中にはこんなテレビも。
テレビに付加価値をどうつけるのかを競っていた時代を感じられる。

まだ時間があったので、Less is moreという言葉でも知られる近代建築の巨匠が手掛けた新ナショナルギャラリーへ。
建物のかっこよさはもちろん、1階の無料スペースで白黒で撮影した建築風景を大音量かつ大画面で流しているのにぐっときた。

最後はうちのお店でも取り扱いしているパピエティグルさんのお店に……と思ったら同じ名前の違うお店。
しかも閉まっていて残念……

近所のスーパーで買い出しをして、大人しく帰ったのでした。
なんだかんだこの日も10km以上歩き、旅のトータル歩行距離は60kmに突入。
足がパンパンになってきました。

ベルリン5日目

いよいよ今日は無印良品でのトークイベント。
前日と同じルーティーンでマクドナルドで腹ごしらえをしようとすると、とんでもなくチョコが分厚いケーキがでてきた。

ちょうど日本ではマクドナルドのカービィのハッピーセットと、ドイツ人より日本人の方がバウム食べてるという話が盛り上がっていたので、それらをドイツの目線から投稿したりしながらトークの準備をすすめました。

無料のイベントということもあり当日キャンセルも半分くらい。
それでも3回のトークに15人のみなさんが集まってくださいました。

トーク後の交流会では、A4文具について思った以上の好反応をもらえて嬉しかった。
特にレシートスキャンボードPROは、ドイツの人たちも確定申告に紙の領収書をデジタル化するらしく、買えないの?と言っていただいたのもうれしい。

その後はぶらぶらと周りをみたあと、無印良品のスタッフさんにご飯に連れて行って頂き、12時過ぎてベッドに吸い込まれました。

ベルリン6日目

イベント翌日、動けないかと思いきや朝6時にバチッと目覚める。
蚤の市とバウハウスの校舎。どっちかにしようかと思っていたけれど、これならば両方いける!
朝からごそごそ起き出して、駅に向かい、特急券を購入して旅立つことにしました。

バウハウスの校舎のあるデッサウまでは特急で2時間弱。
なぞのアラームがずっっっっっっと鳴り続けていましたが、ノイズキャンセリングイヤフォンでなんとか切り抜けました。

あまりに早起きだったので、バウハウスもあいていないことからまずはユンカース社の飛行機がたくさんあるという技術博物館へ。

まさにドイツと言ったデザインの数々に、ドイツらしさを満喫できた気分になりました。

ぶらぶらと歩いて、ベルリンとは違うドイツのまちなみを味わっているとバウハウス校舎に戻ってこれました。

一番のフォトスポットはなんと工事中でしたが、中の様子を実体験として味わえたのが何より良かった。

展示や備品なども含めてバウハウスらしい空気があったので、そのへんが少しでも吸収できればと思う。

更になんとバウハウス内のショップで年季の入った無印良品のポリプロピレン収納が使われているのも発見!
これは元無印良品の社員としてとてもテンションがあがりました。

帰りの特急まではまだ少し時間があるので、校舎とは駅を挟んで反対側にあるバウハウスのミュージアムも見学。

そこでたまたま見つけたポスターが良すぎて購入。
フレームがついてこないので、逆に助かった。

蚤の市は有名なおおきいところを見学。
スリがやられそうなロケーションだったので、ビクビクしながら見学程度に収めました。

ベルリン7日目

ベルリンもいよいよ最終日。
21時発の夜行列車で、前の会社の先輩がいるスイスのチューリッヒに向かいます。
とはいえホテルをチェックアウトすると時間はたくさんあるので、最終日もキャリーケースをホテルに預けてぶらぶらと歩き始めました。

MUJIの方に教えていただいた美味しいケバブ屋さんにいってみたり

新たな文具屋さんを開拓してみたり。
こちらのお店ではほぼ日手帳や、日本のお店でもなかなかセレクトしていない文具が豊富にあり、いろいろとお買い物がすすみました。

せっかく買ったポスターが折れないようにと、もう一度Modulorに買いに走った角紙管は残念ながらキャリーケースに入らず……
人間の感覚なんて当てにならないものですね……

21時となると結構時間があり、早めに駅についたもののやることもなくぶらぶら。
夜になるとぐっと寒くなってきていたので、震えながら電車を待ちました。

夜行列車は結局30分ほど遅延。
ホームは対面のホームへの変更だったので大きな混乱はなかったものの、電車に乗り込むと予想外の出来事が……

そう。
個室を確保して優雅に安全に移動を楽しむつもりだったのですが、見事に勘違いで個室のドミトリー部屋だったようです。
しかも3階部分に20kgのキャリーを持ち上げることになり、それだけでもなかなかな大事となりました。

幸い同室のみなさんも優しく、なんとか就寝環境を整え、眠りにつくことができました。

スイス1日目

ここからはおまけ。
ドイツを旅する文具展は、スイスのチューリッヒに向かいます。
朝には番号を呼ばれてパンとコーヒーが支給されました。

チューリッヒでは先輩に迎えて頂きひとまずホテルにキャリーケースを置いてチューリッヒを散策。
フライターグという日本でも有名なトラックの幌(ほろ)をリユースした
カバンを作っているメーカーのフラッグシップショップがあるということで、楽しみにしていたのです。
コンテナを積み上げて作られたお店はかっこよく、なおかつ屋上までタワーとして登ることもできました。
思わずテンションが上ってしまいますね。

チューリッヒでもデザイン系の博物館をめぐりました。
国が変われば展示方法も変わり、言葉はわからなくてもその部分を十分に楽しむことができました。

更にチューリッヒは鉄道のいろいろなところが個人的にたまらないクオリティでした。
それだけを見ていても楽しめます。

犬が家族のように寄り添うのはドイツもスイスも同様なのですが、チューリッヒにはワンちゃんの糞用のビニール袋までゴミ箱にかわいく完備されていました。

そんな感じにうろうろし、先輩とご飯を食べて1日が終了。
ホテルでゆっくりと休みました。

スイス2日目

スイス2日目はマッターホルンを見に行こう!
そんな話をしていたのですが、残念ながら天候は雨。
なにも見えなくなってしまうらしく、急遽行き先を変更し、フランスとの境い目であるレマン湖を訪れることになりました。

オリンピックの博物館やクイーンのスタジオ跡地、更には泳ぐのが禁止のレマン湖でこの寒い中泳いでいる人まで見ながら、スイスの風景を楽しみました。

レマン湖で船に乗ろうとしたところ、その日はお休みだったので、首都ベルンに立ち寄って観光。
バカでかい時計台や、全体の景色、チョコレートをお土産に買っているうちに1日が終わっていきました。

それにしてもスイスは物価が高いときいていたのですが、マクドナルドに入っただけで3000円弱かかってしまいなきっ面になりました。
インバウンド需要、そりゃああるよねと国際的な事情を体感できたのは大きかったように思います。

スイス3日目〜帰国〜

朝5時には目を覚まし荷造り。
いよいよ今日は帰りの飛行機に乗る日です。
寝ぼけ眼でスヌーピーを見たと思ったら、まぎらわしい角度の洋梨だったりしながら、トラムで空港に向かおうとするも乗口がいまいちわからず、グーグルマップで案内が出ていたバスに切り替え。
現金を使い切りかけていたため、バスでチケットを買うときカードが使えなくて焦りましたがなんとか支払えてセーフ。

空港でのチェックインも早めに済ませ、ちょこちょこと買い物をして飛行機の出立をまちました。
板チョコ1枚とペットボトル2本で2000円くらいが軽く飛んでいくのにもマヒしてきました。
ああ、そういうものなんだな……と。

スウォッチショップではドラゴンボールコラボアイテムが販売されていました。
この時点ではまだ鳥山先生の訃報は発表されていなかったので、国内に戻ってニュースが流れた時にショックを受けました。

そんなこんなで2週間近いドイツ〜スイスの旅はなんとか無事に終わることになりました。
旅の雰囲気を楽しんでいただけましたでしょうか?
ソーセージもしこたま食べて、文具もたくさん買うことができたので、またそのへんもまとめて個別のnoteにしたいと思います。
ぜひドイツやスイスに旅する際は、ご参考に頂ければ幸いです。

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