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Google Bard 利用可能年齢13歳以上に変更 / アカウントに違いに注意

この note は、2023年11月20日付の情報をもとに作成しています。利用の際は、必ず公式の情報を確認してご利用ください。

結論

13歳以上の個人の Google アカウントでは可能ですが、Google Workspace for Education で18歳未満の設定のアカウントでは使用できません。(英語)
Google Search Labs は、規定変更なし。

以下で説明していきます!🚀

Google Bard が13歳以上でも使えるようになりました!!

上記の最新情報によると、まずは英語からということで、日本語対応はまだのようですが、すぐにできるようになるんじゃないですかね!?

これに伴い、下記のヘルプページが更新されています。

こちらは、それに合わせて公開されている YouTube ですね!

この動画の観点をまとめると、

  1. GoogleにおけるAIの使用歴:

    • Googleは2001年にスペルチェックシステムでAIを導入。

    • 現在、多くのGoogle製品にAIが組み込まれている。

  2. 生成AIの進化と機能:

    • 伝統的に情報理解と推薦に使用されていたAIが、今では新しいコンテンツ(画像、音楽、コード)の生成に役立つ。

    • 単純なプロンプトで操作される。

  3. 生成AIとのインタラクション:

    • ユーザーはプロンプトを入力し、AIは独自の応答を提供。

    • AIは自己思考や感情を持たず、パターン認識に長けている。

  4. 生成AIの限界と誤解:

    • AIは完璧ではなく、間違いを犯すことがある(「ハルシネーション」や誤解を含む)。

    • 提供された情報を常に確認し、疑問があればGoogle検索でダブルチェックすることが重要。

  5. 生成AIの責任ある使用とフィードバックの重要性:

    • 生成AIは急速に進化しているが、Googleは責任ある開発にコミットしている。

    • 誤りや不正確な情報を報告することで、体験の向上に貢献できる。

というものです。

年齢制限は、こちらの記事で変更されていました。

必要なもの / 条件

  • ご自身で管理する個人の Google アカウント、または管理者が Bard へのアクセスを有効にした Google Workspace アカウントが必要です。ファミリー リンクで管理されている Google アカウント、または 18 歳未満として指定された Google Workspace for Education アカウントでは、Bard にアクセスできません。

  • Bard を使用するには、最低年齢の条件を満たしている必要があります。

    • 欧州経済領域(EEA)、スイス、英国: 18 歳以上の方が対象です。

    • Bard を利用できるその他の国: 13 歳(またはお住まいの国の該当する年齢)以上の方が対象です。現在のところ、18 歳未満の場合は英語でのみ Bard を使用できます。

  • 対応ブラウザ: Chrome、Safari、Firefox、Opera、Edgium。

出典 Bard にログインする

上記に書いてあるように、13歳以上にはなったものの、Google Workspace for Education のアカウントは、Bard を使えない!?🤣笑

さらに、次のような記述もありました!

Bard はこのアカウントでは利用できません
現時点では、ご自身で管理する個人の Google アカウント、または管理者が Bard へのアクセスを有効にした Google Workspace アカウントが必要です。また、欧州経済領域(EEA)、スイス、英国で Bard を使用するには、18 歳以上である必要があります。Bard を利用できるその他の国で Bard を使用するには、13 歳(またはお住まいの国の該当する年齢)以上である必要があります。現在のところ、18 歳未満の場合は英語でのみ Bard を使用できます。
ファミリー リンクで管理されている Google アカウント、または 18 歳未満として指定された Google Workspace for Education アカウントでは、Bard にアクセスできません。Google Workspace 管理者の方は、Bard へのアクセスを有効にする方法をご確認ください。

 Bard にログインする

おぉ…。

でも、生徒が個人で持っている Google アカウント で使えるようになるのは確実ですね!!

ということは、

管理したい先生はどこまで管理できるのでしょうか??😎

まぁ、無理ですね笑

だから、ちゃんと学校でもどんどん取り扱っていっても良いと思うんですよね。

だって、学校のアカウントでは使えないけど、自分の個人のアカウントでは使えるから、自分で使えばいいだけだしね!!🤣笑

ちなみに、最初の同意画面には、まだ13歳以上云々の記述はありませんでした。
日本語だったからかな??

さて、Google Bard が13歳以上でも使えるようになったことで、Google はどのような注意点を述べているのでしょうか!?🧐

ジェネレーティブAIの使い方重要

まずは次のような記載があります!

How to use generative AI
Important: Google’s experiences powered by generative AI can help you start the creative process. They’re not meant to do all the work for you or be the creator.

Learn about generative AI

ジェネレーティブAIの使い方重要
ジェネレーティブAIを活用したGoogleの体験は、クリエイティブなプロセスを開始するのに役立ちます。ジェネレーティブAIは、あなたのためにすべての作業を行ったり、クリエイターになったりするものではありません。

www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。

ここに書いてあることの意図は次のようなものではないかと思います。

1.補助的なツールとしての使用

生成AIは、

  • アイデアを得る

  • インスピレーションを受ける

など、プロジェクトの初期段階で方向性を定めるためのツールとして最適です。

しかし、全ての創造的作業をAIに依存するのではなく、ユーザー自身の創造性や判断が中心となるべきできであるということが大事ですね。

2.オリジナリティと個性の重視

生成AIは多くの場合、既存のデータや情報に基づいてコンテンツを生成します。

したがって、AIが提供するアイデアやコンテンツはスタート地点として捉え、そこに自分自身の独自の視点やスタイルを加えることが重要です。

いわゆる創発的な学習が大事ということですね!

3.AIの限界の理解

生成AIは便利なツールですが、完璧ではありません!

先ほどの間違った答え(ハルシネーション)というものですね。

そのため、AIが生成したコンテンツは必ずしも完璧または正確ではないことを理解し、適宜修正や確認を行う必要があります。

このハルシネーションには、2種類あって、

  • Intrinsic Hallucinations(内因性ハルシネーション)

  • Extrinsic Hallucinations(外因性ハルシネーション)

です。

Intrinsic Hallucinations(内因性ハルシネーション)は、

  • AIモデル自体の構造や訓練データの偏りに起因する誤情報や架空の内容の生成

  • モデルが内部的な理由で誤った情報を出力する

というものです。

これは、学習したモデルに依存するものなので、ユーザー側としてはどうにもできないですね。

信頼できるAIサービスを利用することや、利用規約をよく確認することが大事になります!

Extrinsic Hallucinations(外因性ハルシネーション)は、

  • ユーザーからの誤導するような入力や、AIが操作される環境に起因する問題

というものです。

ここで大事なのがプロンプトエンジニアリングになります。
指示の仕方によって、出力結果の制御をどこまでできるかというものですね。

もちろん、モデルに依存する部分も多く、ChatGPT-4 なんかは、あまり気にせずできちゃったりもします笑

要するに、Google Bard のヘルプに書かれているこのメッセージは、

生成AIを創造的なプロセスの一部として利用することを奨励しつつ、最終的な作品やアイデアはユーザー自身が選択、決定するんだよ!!!

ということが書かれているのではないでしょうか。

これは、AIを使って新しいことを学んだり、創造する際に、個人の創造力と批判的思考を忘れないようにするために必要なことですよね!

Google の記載も、

Brainstorm your creative ideas. For example, get help writing a prequel to your favorite movie.
Ask questions that you didn’t think could be answered. Like, “Which came first, the chicken or the egg?”
Get an extra boost of help. Ask it to suggest a title for a story you’ve written, or get help identifying the species of an animal or insect in an image.

Learn about generative AI

創造的なアイデアをブレインストーミングする。例えば、好きな映画の前日譚を書くのを手伝ってもらう。
答えられないと思った質問をする。例えば、"ニワトリと卵はどちらが先?"とか。
さらに力を貸してもらう。書いた物語のタイトルを提案してもらったり、画像に写っている動物や昆虫の種類を特定するのを手伝ってもらったり。

www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。

まさに、ブレストやアシスタントとしての使い方の例を示していますね!

ちなみに、

ニワトリと卵はどちらが先?

は、AIに質問したことなかったので聞いてみました笑

すると、

答えは、卵が先です。
ニワトリは鳥類の一種ですが、鳥類の祖先は爬虫類です。爬虫類は卵を産むため、ニワトリの祖先も卵を産んでいたと考えられます。つまり、ニワトリは卵から生まれたため、卵が先に存在していたことになります。
また、生物の進化の観点からも、卵が先と考えるほうが自然です。生物の進化は、突然変異と自然選択によって徐々に起こります。ニワトリの祖先は、徐々に鶏に近い形態になっていきました。そして、ある時点で、その鳥は卵を産んだとき、その卵から初めてニワトリが生まれたと考えられるのです。
もちろん、卵をどのように定義するかによって、答えは変わってきます。例えば、卵を「ニワトリが産む卵」と定義すれば、ニワトリが先となります。しかし、生物学的な意味での卵は、ニワトリ以外の動物も産むものであり、その意味での卵は、ニワトリより先に存在していたと考えられます。
したがって、ニワトリと卵のどちらが先かという問題は、生物学的な観点から考えると、卵が先ということになります。

https://g.co/bard/share/60bf81d68824

だそうです笑
生物の専門家ではないのでは分かりませんが笑

また、

Because generative AI is experimental and a work in progress, it can and will make mistakes:

Learn about generative AI

生成AIは実験的なものであり、現在進行形であるため、間違いを犯す可能性がある:

www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。

として、ハルシネーションについても言及しています!

この辺りも、Google の安心なところですね!

そして、

Think critically about the responses you get from generative AI tools. Use Google and other resources to check information that’s presented as fact.
If you come across something that isn’t right, report it. Many of our generative AI products have reporting tools. Your feedback helps us refine the models to improve generative AI experiences for everyone.

Learn about generative AI

AIツールから得られる回答について批判的に考える。グーグルやその他のリソースを使って、事実として提示されている情報をチェックする。
何か正しくないことに出くわしたら、それを報告すること。私たちのジェネレーティブAI製品の多くには報告ツールがあります。あなたのフィードバックは、私たちがモデルを改良し、すべての人のためのジェネレーティブAI体験を向上させるのに役立ちます。

www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。

と書いてあるように、積極的にフィードバックをしていくことが良いかもしれませんね!

Google Search Labs

なお、これはも年齢が更新されているのかな?と思いましたが、
2023/11/20時点では下記の状態でした。

こちらは、まだ規程が変わっていないようですね!

Bard の回答をリアルタイムで表示可能に

実は、2023/10/30 にリアルタイム表示の機能も追加されていました!

でも、生成するときに、リアルタイムで表示されていないな??と思っている方も多いですよね笑

これは、最初オフの状態になっているので、反映されていない訳ではありません!

右上の設定から

リアルタイムで回答を表示 をクリックします!


スマートになって気がしますね!😆

ChatGPT が大幅アップデートになって注目される中、Google も頑張っていますね!

Google 関連の生成AIも広く利用できるようになっていくことは明白ですね!

応援したいものです!

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何かと0から1を作るのは大変だと思います。学校はどこも似たような問題課題に対応していると思います。それなのに、先生って自分だけで頑張ろうとするんですよね。ボクの資料やnoteが1になって、学校ごとの現状に合わせてカスタムしていただければと思います‼️