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主観だらけの桜の上手な撮り方

ご無沙汰しております。世間は新型コロナの話題一色に染まり、私もバイト先が一定期間閉鎖の運びとなりました。突然の収入減に口座残高の心配をせずにはいられません。

そんな日々ですが、暖冬の影響もあり、2月の下旬から早くも桜が咲き始めました。この時期ソメイヨシノはまだ早いですが、河津桜はもう満開を迎え、近所のそれはもう葉桜の兆しさえも見え始めています。

ということで、これから本格シーズンを迎える桜、の撮り方…というか、主観マシマシな「上手な」撮り方というのをまとめておきたいと思います。もちろん写真の「上手さ」の基準は人それぞれだと思うので、あくまでも参考程度にご参照頂ければ幸いです。

1.ありきたりな桜の失敗写真?

まずは私がイマイチかな、と思う過去の自分の桜の写真をいくつか挙げてみたいと思います。イマイチだと思う点はとりあえず写真に書き込んでみました。

失敗①

失敗②

失敗③

上からそれぞれ写真①、②、③とします。

①と②に共通していることは、全体的に暗いことと、余計なものが映り込んでいることです。後者で言う余計なもの、というのは、①であれば曇り空であり、②であれば枝にあたります。③は青空が好印象ですが、全体的に雑多に桜が映り込んでいるようにも見えます。下手な撮り方ではないかもしれませんが、めちゃくちゃ上手い!とも言い難い写真です。

それでは太字で示した3つのポイントそれぞれについて考えてみましょう。

2.桜は「明るいイメージ」を大切に!

桜が咲く春の季節に対するイメージ。皆さんはどんなものをお持ちでしょうか。一般的には「暖かい」「陽気」「祝い事が多い」「明るい」といったものが多いのではないでしょうか。

要するに、桜はそんな「明るい春に咲く花」であるということです。私たちの中にある「モノやコトに対するイメージ」は、おのずと写真に対する見方にも大きな影響を与えます。先ほどの①や②のような写真は、全体的に暗い、ということだけで、桜が持つイメージを崩してしまっています。したがって、「桜は明るく撮る」ということをまずは基本に据えることを強くオススメします。

改善例①

これは先ほどの写真①をより明るくし、少し彩度も上げた加工バージョンです。花がうつむいている(花弁が下向き)ということや背景の空が曇っている…というところは依然として春のイメージと少し離れています。けれども桜だけを見るならば、春の明るいイメージに少し近づいたのではないでしょうか。

3.余計なものは極力写さない!

次に桜に関わらず、全ての写真を撮るときに私が大切だと確信しているポイント。それは「余計なものは極力写さないこと」です。

写真は各々が自由に撮っているようで、実のところは「伝えたいテーマに縛られて撮っている」ものです。その写真を見たとき、撮った人間の伝えたいモノやコトがしっかり伝わるかどうか。美術館に飾られる先鋭的な写真芸術の域に達するともはや何を撮った写真か分からないものも多いですが、アマチュアが撮る写真であれば、まずは「しっかり伝わる写真」を撮ることが大切だと思います。その第一歩は、余計なものを背景に入れないことにあります。

4.桜の雑多さが目に入らないように撮りたい!

前項の「余計なものは極力写さないこと」にも若干にている視点ではありますが、写真の中にあるモノ・コトが整理されていない状態の写真もまた、テーマを伝えづらい写真になりがちです。言うなれば「とりあえず撮ってみた」という状態にあり、それが先ほどの③の写真にあたるのです。

③のような写真は明るさは十分、余計なものも大して写っていないように見えますが、こうした構図は誰でも撮れるという点で野暮ったい印象を持たれがちです。どうせ撮るならもっと余計な部分を削ぎ落して、注目させたい部分を強調させるように撮りたいところです。

5.作例一覧

では以上の点を踏まえて、私が「上手く撮れた!」と個人的に思っている写真を、どんな点に工夫したのかというコメントを交えつつご紹介します。

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天気は曇りだったので、露出補正で明るさを担保しつつ、曇り空はカットしました。幹や枝は写り込みまくると邪魔な存在ですが、背景に全面的に入れると、コントラスト効果で桜の白がより一層引き立ちます。

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いつもと違う視点で撮ってみると、ありきたりな写真と差別化を図ることもできるかもしれません。茶色の地面は下手に写り込ませると桜のイメージを害してしまうこともありますが、こんな具合に背景として有能さを発揮してくれることも。

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余計なものを入れない!ということを言いましたが、その余計な部分をぼかしてしまうことができるのが一眼レフ/ミラーレスカメラの利点です。最近ではスマホカメラでもぼかせる機種が増えてきましたね。

ぼかすことの利点とは、「自然とピントが合っている部分に目線が向けられる」ことにあります。そうすることで、この写真は何を撮っているのか、ということが非常に分かりやすくなります。ボケも前にあるものをぼかしたり(1枚目)、後ろをぼかしたり(2・3枚目)と色々種類があるんですよ。

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また桜全体を撮ると雑多な印象を受ける…と言いましたが、桜全体で撮るときにも、周りの様子を一緒に写し込んでみたり、ちょっと視点を変えるだけで印象がガラッと変わることもあります。お花見を楽しむ人たち、桜の脇にある街の風景、飛行機との意外な組み合わせ、桜に包まれているかのようなトンネル構図などなど…。

最後の写真は桜の下に寝転がって桜吹雪が舞うタイミングを30分ぐらい待って撮った写真です。手間をかけるときも、時として必要かもしれません。

皆さんも桜の写真をたくさん撮って、自分だけの一枚を見つけてみて下さい!今回は以上になります。シェア・スキ・コメント等よろしければお願いします。

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千葉大学教育学部社会科/写真部 2020年になってようやくnote始めました! お手柔らかにお願いします。
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