オンライン授業・研修の配信環境(2)ATEM Mini の 入力 ソース 配線図
前回(1)では、機材の中心である、ATEM Mini(私はPro)の素晴らしさを書きました。
今回は、最終形態を説明していきます。
ATEM Mini へのHDMI 入力に関して
まずは、ATEM Mini への4系統あるHDMI入力に関して説明します。
入力ソースを以下に示します。
1.ビデオカメラ
2.PCのデュアルディスプレイの片側出力
3.(空き:自由設定)Mac の画面 や WindowノートPCの画面
iPad や スマホのHDMI出力
4.書画カメラ
入力1.ビデオカメラ
zoom でビデオ配信している方は、USB接続のWebカメラを利用している方もいらっしゃるかと思います。以下のような高級品を利用している方もいるかと思います。
私も、機材トラブルが発生した時用のバックアップ機器としてWebカメラを準備してあります。
ATEM Mini には、USBのWebカメラは接続できません。入力としては、HDMI のみです。そのためビデオカメラ側にHDMI出力がなければいけません。多くのビデオカメラには、HDMI出力はついていると思います。
私は、Canon XA20という業務用ビデオカメラを使っています。業務用でなくても、家庭用のハンディカムで十分かと思います。
最近の、一眼レフカメラやミラーレスカメラは動画撮影に対応していたり、HDMI出力もあったりし選択肢に入ってきます。しかし私は、カメラの熱暴走が心配なので選択肢から外しています。
オンライン授業や研修の場合、1日中稼働させることもあります。1,2時間使い続けると一眼レフやミラーレスは熱暴走を起こす機種もあります。
なお、三脚は必須になります。
私は、机の上に置くのでManfrotto のミニ三脚を使っています。
入力2.PCのデュアルディスプレイの片側出力
この構成・使い方は、私 独特のものだと思います。
まず、なんでこんな構成にしているかと言うと、
操作するPCを1台に絞りたかった。
授業や研修中に、複数台のPCを操作するのは煩雑ですし、オペレーションミスに繋がります。(モニタリング用のPCは別カウントです。)
ATEM Mini を使っている方の多くは、次のような感じで使っているのではないでしょうか。
zoom の配信用PC へ ATEM Mini を USB で接続し、
ATEM Mini には、ビデオカメラ と プレゼン資料表示・出力用PCを 入力し切り替えている。場合によってはクロマキー合成しているのではないでしょうか。
これだと、zoom の配信用PC と プレゼン資料表示・出力用PC の2台を操作しなければいけなく大変です。
キーボードも2つ、マウスやスライドパットも2つ操作しないといけません。ほんと大変です。
私の最終形態を再掲します。
私の場合は、zoom の配信 も パワポやPDFなど受講者向けに資料を表示するのも 1台のPCで行います。
ATEM Mini のボタン2を押せば、ディスプレイ②の画面見た目そのままを、zoom に配信できます。
HDMI分配器は、amazon のレビューを複数機種比較して次のを選びました。
ケーブルも、amazon のレビューを見比べて次のを選びました。
設置時のケーブリングとかが大変なのですが、本当にこの使い方、便利なんです。詳しい使い方は、またの機会にしておきます。
HDMI入力3、4に関しては、次回書きたいと思います。
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