液晶ペンタブレットの使い心地:オンライン授業であれば、ありじゃない!?
こんにちは、やまおかです。
前回の記事で紹介した、2021年度導入した液晶ペンタブレットに関してレポートしたいと思います。
結論は、
・ 液晶ペンタブレットを設置できるスペースがある
・ 資金的に液晶ペンタブレットを購入できる
のであれば、導入して幸せになれると思います。
使い方編
使い方としては
パワーポイントやPDFのファイル、その他何でも画面に表示して、その画面に直接、書き込みをする
画面に表示されている内容を、音声・言葉でいくら補足しても、視覚的情報には敵いません。
集合研修においても、重要事項は板書して視覚的に刺激を与え学習を促すことをしていたと思います。
それと同じようなことをサポートしてくれるのが液晶ペンタブレットです。
私の使い方は以下の YouTube動画を御覧ください。
液晶ペンタブレットに付属の USB-C のケーブルが、ストレートの形状です。直接本体に挿し込むと、ケーブルが本体に対して垂直に出っぱって邪魔になります。私は、以下の USB-C L 字に曲げるケーブルを利用してケーブルの取り回しを改善しています。
選定時、考慮必須なのが、L字箇所からUSB-C 口部分までの距離です。XP-Pen本体部分のUSP-C のメス口が、外形から堀のある奥まった箇所にあるので、L字箇所からUSB-C口までの距離が短いと、液晶ペンタブレットの外形に引っかかって、USB-C が挿さらないことがあります。
※ XP-Pen 側なのか、この延長ケーブル側なのかよく判らないのですが、USB-C を挿す時に、表か裏かがあるようです。裏表がことなると、XP-Pen画面にNoSignalと表示されることがあります。
液晶ペンタブレットにペンで書き込んでいる所を、天吊カメラで撮っているので、実物の手が入り込んでいますが、オンライン授業で映像配信する際には、液晶ペンタブレットの画面自体を共有するので、手やペンは映像には入り込みません。
授業の運用として、指示語(ここの部分とかこの箇所みたいな)を使わなくても、液晶タブレットで◯で囲んだり、蛍光ペンでアノテートすることができます。
また、講師の声による補足+上記の視覚的アノテートを付加することで理解が促進されると考えます。
パソコン設定編
液晶ペンタブレットは、OS(Windows)から見ると、1つの外部ディスプレイとして認識されます。ですので、OSのディスプレイ設定として2つの選択肢があります。
1.他ディスプレイの複製として利用(両方のディスプレイ表示が同じ)
2.拡張ディスプレイとして利用(1つの独立した画面として表示する)
1.ディスプレイの複製は以下のような特徴があります
zoom などのビデオ会議しすてむを利用している場合、配信先に見せたいデスクトップを1に限定して、そのデスクトップ画面に直接、書き込みでできる。デスクトップ画面共有の切り替えが必要ありません。
例えばデスクトップPCを利用している場合、手元の液晶ペンタブレットと、外部ディスプレイの表示内容が同じなので、視線を上げて外部ディスプレイを見ながら、液晶ペンタブレットの画面は見ないで、文字や図を書き込むことも可能です。
配信画面に自分の顔や姿をクロマキー合成している時などは、視線が下を向いていると格好がいいものではありません。
2.拡張ディスプレイ設定は以下のような特徴があります
ディスプレイの枚数を増やすことができ、表示エリアを増やすことができる。
表示エリアを増やすことができると、開いて表示しておくファイルの管理がしやすくなります。ディスプレイ②には次のタイミングで提示するファイルを表示しておく、ディスプレイ③は、現在 配信・表示するファイルを開いて表示するなど、ディスプレイを用途ごとに使い分けることが可能です。
私は、2.の拡張ディスプレイとして液晶ペンタブレットを利用しています。ATEM Mini へのケーブル接続も駆使しているので、設定2.にしています。
前回のnote記事で紹介しているとおり、私の配線は少し複雑です。
しかし、授業での画面配信運用は非常にスムーズで、ATEM Mini のHDMI ソーススイッチのボタンをポンと押すだけで、配信する(デスクトップや書画カメラ、液晶ペンタブレットの)画面を瞬時に切り替えられます。
液晶ペンタブレットとともに、画面に書き込むためのソフトウェアは以下のgInkというものを使っています。
いくつか、類似のソフトウェアを試したのですが、液晶ペンタブレットとの相性が一番良かったのが gInk でした。
たのソフトウェアは、書き込み時に遅延が発生したり、書き込みが途切れ途切れになったりしてしまいました。
今回、液晶ペンタブレットの使い方・使い心地・設定に関して書いてみました。
次回は、音響系について書きたいと思います。
よろしければサポート宜しくお願いします。研修用機材購入にあて記事にさせて頂きます。