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好きな水辺:勝浦SUPと守谷海岸

水辺好きな私はカヌーとかSUPも好きである。
上手とかでは全然ない。でも一応できる。


SUP歴と勝浦の海へ続く道

今まで行ったのは
カヌー:奥四万湖
SUP:四万湖、もみじ谷(塩原)
 
それぞれ数回やっている。
山とか森とかあるエリアが好きなので、ダム湖になりますな。

もみじ谷でのSUP(ソロ)

カヌーは皆さんイメージしやすいだろうが、SUPはまだあまりポピュラーではない気がする。
SUP、Stand Up Puddleはボードの上に立つなり座るなりしてパドルで漕ぐシンプルな遊び。
 
茶ぶどうは全然スポーツ経験がないが、SUPは初回からできた。ボードの上で、立てた。
波のない湖の上だったのがよかった。
 
しかしインターネットの海をさまよう茶ぶどうの目に、
「勝浦でSUP」の情報が飛び込んできた。
勝浦なら、日帰りできる。
……やってみたい! 海SUP!!
 
数年に一度くらいしか海へ行かない茶ぶどう(べたべたするからね)。
たまには海に親しまんと、一念発起したのであった。
 
 
最初は人が少ない平日に行こうとしていた。
ところが、他の参加者がおらず完全ソロになったら料金がだいぶ……なことが判明。
(これは団体による。完全ソロでも同料金の場合もある)
他の参加者がいそうなときを狙おう、となると土曜日。
この際、人が多くても仕方がない。「やる」を優先しよう。
 
そして先日の土曜日、ついに、勝浦SUPへ行ってまいったのである。


狂乱の朝(残念系)

日帰り旅行だが、準備は入念に……
サングラス、水着、日焼け止め……
前々日からリュックを出し、あれこれを入れ始めた。
特急わかしおの席も取った。
 
当日。朝も余裕を持って出発。
「いってきます!!」晴れ晴れとした気持ちで自転車をこぐ。
 
最寄りの駅の改札であった。
「財布がない」と気づいたのは。
 
財布、財布、私の緑の長財布……!!!
 
「おかーーーさん私の机の引き出し見て財布あるよね!?
どーしよ間に合わないよ今から戻る!!」

母に電話して半泣きで家へ走った。
 
こういうことが、数年に一度ある。「準備」ってなんだったのか。
 
 
結局、特急はキャンセルした。
一本うしろの特急がギリギリ間に合うやつで、なんとかそちらに乗ることができた。
狂乱の朝。猛烈なスピードで自転車をこいだため一日の体力の10%以上が失われた。不覚。
 

いざ勝浦の浜辺へ

特急わかしおは自由席になったが(元のチケットのキャンセル料が泣ける)、ちゃんと座れてよかった。
房総半島を南下していく。すぐに勝浦についた。
 
実は送迎を頼んであって、勝浦に〇時着、を当日朝ずらすという不面目の極みだったのだが、快く変更を受け入れていただき、一人客(大マヌケ)を車でピックアップしていただいて、SUP基地に連れていってもらった。
 
着替えを手早く済ませ、海へ!
「SUPは初めてですか?」
「湖で何回かやりました」
海はやはり違うという。しかし経験者はコツをつかみやすい、海でできればあとはどこでもできる、との言葉に力を得て、財布を忘れるという致命的ミスも忘れ、茶ぶどうは勇んで砂浜に下り立った。
 
その日は曇り。陽ざしは強くない方がありがたい。
参加者はなんと21名。だいぶ多い方らしかった。若者のグループが目立つ。
ビキニ姿のお嬢さん方がまぶしい。
茶ぶどうはレギンスの上にショートパンツ(アウトドア用)、上はタンクトップ水着+ラッシュガードである。帽子にサングラス。首には手ぬぐいの農作業スタイル。だささMAX。
 
私はたぶん年齢でいうと上から5番以内だっただろう。そしてソロ参加。
全員で写真撮影をした後、グループごとに撮影した。
ソロの私にはインストラクターさんが一緒に写ってくれた。
こういうことが全く平気でできる人間も世の中にはいる。
 
みんな、だせえカッコで一人でこういうとこ来ることがあってもいいのんよ。
だが財布は忘れるな。
 

海を漂い、波に乗る

我々はボードを抱え、海へ突入した。
勝浦の海は美しかった。砂浜と岩場。魚の姿も見えた。
 
最初は波があってどうなるかと思ったが、テトラポッドの内側へ入ると穏やかなもの。
みんな果敢に立ち上がりはじめ、一応は経験者の私もスッと立った。
……海で、立てた!
 
海ポチャが続出するも、それも楽しみのうちで、みんな大喜びで遊んだ。
9月の末、水温はあたたかい。
一つのボードに3人乗るなどの遊びもあるようだった。
私はおもしろくない方の人間なので海ポチャもしないまま、ひとり海上を漂った。

茶ぶどうおばちゃんの後ろ姿 やはり畑にいそう

足元の美しい海中が見たいが、あまりすぐ近くを見ていると酔う。ときどき遠くを見ましょう。
「天気によっては、あのへんまで漕ぐんですよ」
「えーっすごい!」
2時間の体験はあっというまだった。
 
最後は浜辺の手前で、インストラクターさんに波に乗せてもらった。
「さあ漕いで!」
「ひゃああああああ!?」
波の力はすごかった。びっくりする勢いで茶ぶどうは浜に打ち上げられた。小型のトドの如く。(鴨シーに行け)
 

昼下がり、勝浦駅で

プログラムが終わり、シャワーを浴びて着替え。
帰りは駅前の「魚祭」でおろしてもらった。
勝浦といえばこれ。勝浦タンタンメン!!

限定10食らしいが、お昼の早めの時間帯だったのでありつけた。
辛さやや抑えめにしてもらった。ちょうどいい。うまから。
 
勝浦駅には駅ピアノがあった。
後ろ姿しか見えないが、若そうな男の人が弾き始めた。
ベートーヴェンの「月光」かな?
 
電車を待ちながら、ピアノを聴いていた。ぜいたくな13時台。
 

守谷海岸を一人そぞろ歩く

2両編成の列車で上総興津へ。
守谷海岸を初訪問。
駅からは、線路を左に見ながら歩く。トンネルは車用と歩行者用があった。
トンネルを抜けると、もう海が右手に。

右のが歩行者用トンネル


浜辺を歩く。
着替えたのでロングスカート……
波打ち際で大きめの波に襲われ、すぐに濡れた。
アホである。
 
土曜日の午後のわりには人が少なかった。
SUPをやっている人が数名。海に入っている人、岩場で遊ぶ家族もいる。
ビーチには、やはりビキニのお嬢さんがたが寝そべっていた。すげえ。

波が寄せてくる。永遠とはこれである。
サンダルがじゃりじゃりする。
 
やがて、打ち上げられたモノたちに目がいくように。
貝殻はけっこう大きいのも、きれいなまま残っていた。
ビーチコーミングが好きな人ならきっと楽しいだろう。

お持ち帰り品など 茶色の貝、なぜか毛が生えている?

ゴミを一つだけ拾った。ヘアクリップの大きいやつ。波で洗ってポケットへ。ビニール袋を余計に持ってきていたらもう少し清掃活動ができたのだが。とはいえさほどゴミは多くなかった。
 
端まで歩いてから駅へ戻った。
ちゃんと帰りの電車の時間を確認し、余裕をもって歩いていたのだが、途中でお散歩中のワンちゃんがあまりに丸々しくて愛でていたら、最後は走る破目になった。朝も走ったのに。
 
帰りは鈍行でのたりのたり。明るいうちに帰途につくのはなんだか素敵なことに思える。
 
こうして房総の海でひとり遊んだ、夏の終わりの日。

旅行ノート(アナログ)


(↓↓基本は渓谷とかが好き↓↓)


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