見出し画像

好きな水辺:徳和渓谷 GWの穴場編

きれいな水辺が好きです。 
人のいない観光地に行くのが好きです。
しかし2023年ゴールデンウィーク。いよいよ本格的に人々はお出かけを再開。
東京駅は激混み、とのツイッター情報。
でも、この新緑と晴天(予報)を無駄にしたくない……!!
 
山梨県・徳和渓谷へ行くぞ!!
 
人のいない観光地に行くには
①日程(金曜など平日狙い)
②地域(穴場狙い)
この2つがポイントですが、今回は5月4日というゴールデンウィークど真ん中。いい時間の特急あずさは満席。
今回ばかりは、厳しいか……?
 
お目当ての徳和渓谷は、西沢渓谷のミニ版と言われており、
西沢渓谷に比べれば全然マイナーなので、そこに賭けよう。
人が少ないことを願う。
 
朝7時ごろに地元駅を出発。電車ガラガラ。みんな、3日までに出発したに違いない。
徳和渓谷は3時間あれば回れそうな雰囲気だったので、10:21山梨市駅発のバスに乗るプランでGO。

8:36 高尾駅。ここから甲府行き鈍行に乗っていく。
最初は立っているしかなかったものの、だんだん家族連れやお年寄りのグループが下車していき、猿橋をすぎると空席が目立つように。
まあ、鈍行で山梨市まで行こうって人は少ないよな……
 
今回、きれいな水辺と、読書が目的。
お伴本は山尾悠子の『夢の遠近法』
あっというまに読み終わってしまわなさそうなところがポイント。(実際半分しか読めず)
 
無事に山梨市駅につき、バス停へ。
念のため車内でトイレを済ませて速攻で来たため、列の前方に並べた。
しかしそもそもバス待ちの人が少ない。10人くらいか。
そうか、みんな1本前ので行ったんだ!
時間帯がずれると混まないんだ!
 
西沢渓谷行きバスが出発すると、道も全く混んでいないことが判明。
時刻表通りに、10:53乾徳山登山口に到着。
私しか……下車しない……
これは、期待できる!

見よ この晴天を

徳和渓谷は乾徳山登山口をスルーした先にあるのだが、登山口そのものが1.5キロくらいバス停から離れており、最初は民家の間を登っていくがすぐに準山道みたいになる。
整備されているが、ややゴロゴロした道。

蛇さんも長々と伸びてらした(びびった)
15%くらい左の道かも?って思わせる看板(実際ちょっと下りてみた) 

紛らわしい看板があるが右の道をしばし歩くと……
 
徳和渓谷到着!!
ここまで、3人のおじさんが下りていくのとすれ違ったきり!
(乾徳山?)
(徳和渓谷です)
(今から山じゃたいへんだもんなー)
そうですね、山登りなら早朝から行かないとね……

この手前に夢窓の滝へ降りる階段がある 奥に見えてるのは長尾の滝

こうして、12時前に見事、人のいない観光地にたどりついた。
早速、「夢窓の滝」へ下りて行って、滝のマイナスイオンを一人きりで浴びながらパンを1個。

トレッキングシューズ推奨
長尾の滝に虹! 帰りもかかっていた

滝めぐり。
川べりに下りる。
水の流れに足をつける……これが好きなんだ!!

絶対水に足つける嬢 このために来ている

ち、ちべたい
30秒が限界ってくらい、水が冷たい!!
 
しかしなんと美しい川だろう。
ときどき足を水に浸しながら、岩に座って本を読む。
これがしたかったんだ!!
羽虫が顔の周りに飛んでくるのがやや気になるが、それ以外はまったくの天国。

こんな明るいところで読む本かどうかは……

川べりの遊歩道を歩き、計3人のハイカーを見かけた。
人との遭遇はそれだけだった。
14時を過ぎると、このエリアには私以外人間がいないのでは と疑われるほどだった。
ゴールデンウィークなんですがね!? 

みんな知らんの? こんないいとこ!
西沢渓谷より歩きやすい
コケ好きにも訴えるものがある(が写真がまずくて伝わらん)

渓谷を進むと、滝めぐりの周回路があり、途中で遭難しかけた。
わかりやすい板の道の終わり、……で、道はどこ??ってなる箇所がある。
続きはどうみたって斜面なのだ。
しかしそのど斜面が正解だった。
川を右手に見ながらちょっと歩くと、目印の赤いヒモをつけた木が。
よかったー! 人いないからマジで遭難するとこやったぞ。
いんのか、徳和渓谷で遭難する人。

道……? 落ち葉の王国よ

地面はとにかく、落ち葉の分厚いじゅうたん。ふわふわしてる。
一回ずぼっ!て踏みぬいたから微妙に危ない。
周回路出入り口からまた川に下りて、もう一度川に足をつけた。
……ちべたい。
よーし、やることは全てやった!

輝く澄んだ水の流れ

15:36のバスに間に合う余裕をもって、帰路をたどる。
明るい新緑。静かで、空気さわやか、水もきれいで、なんていいところだろう。
何より、人がいない! 心配になるくらい、いない!
 

注意点は、徳和渓谷内にはトイレが一つもないってくらいですか。
バス停の近くにあるので、チャンスはそこだけです。
なので長時間滞在するのは難しいかな。

女子トイレのペーパーはギリでした(笑)

帰りのバスでは前方に富士山の悠揚たる姿が見えていて、
いつも通勤電車からぼんやり遠くに眺めている山が、連山の向こうに、頭だけ見せているのは不思議だった。
 
ということで、ゴールデンウィークど真ん中、
人のいない徳和渓谷で最高の半日を過ごしてきました!
 
西沢渓谷よりはスケールが小さいけど、十分、美しい緑と川と滝を楽しめる徳和渓谷。
バス停からちょっと歩くけど、徒歩でアクセス可能な別天地。
本格的な登山はちょっと、という人もチャレンジしやすいトレッキングルート。
 
あまり有名になって人が押し掛けても嫌なのですが、
私の好きな水辺、紹介させていただきました!
 
皆さんの好きな水辺(電車・バス・徒歩でアクセス可能な!)も、ぜひ教えてほしいです!

足をふいた手ぬぐい

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?