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note60本目 紙博2023で発狂してきた話

先日浅草で開催された「紙博2023」に参戦した。
これはその発狂の記録。

紙博2023で正気を失う

当日はあいにくの雨・寒の戻り。
チケット制(1日2000人)なので10分前についてりゃええやろ……とたかをくくっていったが、長蛇の列が台東館をぐるりと巻いていた。
スタッフさんの尽力と客のマナーのよさのおかげかスムーズに入場できたが、一年前なら考えられない人出だった。
紙もの専門フェスがこれほど人気だとは。正直、なめていた。すんませんっした。
 
この茶ぶどう、デザフェスにも何度か参戦経験があるが、見た感じ年齢層は+10歳というところか。
比率としてはどう見ても女性が多い。9:1くらいか。19:1かも。
 
……などという感想はすべて終わったあとのことで、
実際は、入場するなり正気を失っていた。
 
マスキングテープ
便箋
ペーパー
メモ帳
ハガキ……

かわいすぎて憤死寸前


15時半くらいまで、ほぼノンストップで会場内をうろつき、美しい品々を渉猟。
「やべえ私今正気を失っているな」とは頭の片隅で思ったものの、
「でも『一期一会』じゃん!?」と、次々お買い上げ。
現金・クレカ・スイカの合わせ技。持てる金をバンバンつぎこんでいった。レシートがないものもあり、金額の詳細は今や不明である。
 
レジに並んでいる間、他の客を見ると、私などよりよほどものすごい量のお品を大事に抱えてらした。おお……この1ブースだけでそんなにも……
みなさん静かに発狂なさっている。私などてんで半端など素人であった。

紙に本気な人々

デザフェスとの違いは年齢層だけではないようだ。
ここの客は、目的意識が高い。
デザフェスなら、特別お目あてがなく、お祭りの雰囲気を楽しむだけの人もいるだろう。
だが、紙博。
ここに参集した一群は、それぞれに明確なターゲットがあるようだった。(事前にネットでカタログが見られる)
おそらく、何も買わずに雰囲気だけ楽しむ人はほとんどいないだろう。
開場するなり長蛇の列ができていたブースもあった。
確実に、仕留める。
そんな熱意がフロアに充満していた。
 
(なんかヤバい集まりのように思われると申し訳ない。ネタとしてご覧いただければ……)
 
紙博では、インクやハンコなど、紙まわりのアレコレも多く出品されていた。
そう、ここへ来る人々の多くは日常的に、万年筆や、種々の色インクをご使用の方々なのだ。
あるいはコラージュ、スタンプアートなどを嗜まれている。
 
私はというと、シャーペンとボールペン、水性ペンくらいしか所持していない。(オフィス用品の域から一歩も出ないラインナップ)
風雅な趣味もない。そもそも不器用で、ハサミで紙をきれいに切れたためしがない。
ハンコは教員時代に使っていた「よくできました」系は多いが、素敵な感じのは1つしか……

うおおレトロ マジもんのレトロや

戦利品

茶ぶどうはマスキングテープを20弱所持していた。(教室の掲示とかで便利だったので昔から使っている)
しかしこの日だけで、13個も入手してしまった。
元々200個持っている人にすればお笑いでしかないだろうが、元々20個も持っていない私にすればこれは発狂したと言うほかない数である。

えっ私天才じゃない? このチョイス天才じゃない??(天才なのはデザイナーだよ)

メモ帳・一筆箋の類は14冊購入。
もともと10冊ちょいしか持っていないのに……倍増しとるやないか……ブルブル
 
何を思ったかグラシン紙ものを8セット。
買うとき、「どんなペンで書くといいですか」と聞いたら、
「国内産の万年筆ですと……」と始まった。
すみません、万年筆はどこ産のも手にしたことがなく……
こういうのをレベチと言うのか。場違いも甚だしい。

紙ものバイキングはたぎった

お昼休憩も取らないまま大フィーバー。15時半過ぎに会場を出た。
帰宅し、「戦利品」を床に広げて呆然。
使うあてもないのにこんなに色々買ってしまって……
この現象を古くから「宝の持ち腐れ」というのでは……
 
……こうなったら、軽率に使っていくしかない!!
 
それで先日、英単語やラテン語の歌詞をずらずら書いてnoteにアップした次第である。

字も下手だしデザインセンスはないし、いい感じの道具も持ち合わせていない。
しかし、中身はともかく、紙はきれいでしょ!? 
紙を!! 見てくれ!!

再掲。これグラシン紙なんです 水性ボールペンSARASAで書いてます 乾くまで時間かかるよ
本まで売っていた これはたった300円だった唱歌集 なんという愛らしさ……!


 
 
 

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