余剰タンパク質の運命
余剰に摂取してしまった「糖質」と「脂質」は体脂肪へと変わりますが、「タンパク質」ではどうでしょうか?
余分なタンパク質は体内で3つのルートに分かれます。
①「アンモニア→尿素→排出」
タンパク質に含まれる「窒素」が「アンモニア」に変わる
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「尿素」になり体外に放出される
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「肝臓」や「腎臓」に負担がかかる?
過剰なタンパク質の摂取が肝臓や腎臓のダメージを与えてしまわないのかという心配の声をよく聞きますが、大丈夫です!!!
※「体重×4g」のタンパク質を長期間にわたって摂取しても、健康体の人の体に害が出ない事がある研究で報告されています!!
「体重×4g」というと、かなり頑張らないと摂取する事が難しいので、タンパク質の過剰摂取を心配する必要はあまりないでしょう。
②「脂肪に変換される」
アミノ酸が「糖質」や「アセチルCoA」に変換される → 最終的に「体脂肪」に変わる
余剰に摂取してしまった「糖質」と「脂質」と同様、体脂肪へと変わりますが「食事誘発産生熱(DIT)」という、食事の後に消化&吸収するために使われるエネルギーが、タンパク質は「5〜6倍」も糖質と脂質よりも高いため、太りにくい栄養素という事が言えそうです。
③「他のアミノ酸に変わる」
アミノ酸が余る → 「アミノ基」が取り出され他のアミノ酸になる(グルタミンやアラニン)
※ この時に、「アミノ基転移酵素」が必要 → 「ビタミンB6」が必要
タンパク質を多量に摂取しても、ほとんどが「尿」として排出され、「体脂肪」になる割合も低く、「健康被害の可能性も低い」ので、タンパク質の過剰摂取を心配する必要はないでしょう!
『やるの一択』 by Taisei Seki
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