見出し画像

摂取カロリー<消費カロリーが、必ずしも体脂肪を分解しないという事実

「摂取カロリーが消費カロリーを下回れば必然的に体脂肪が落ちる」

これはもはや、ダイエットの常識のようになっています。

しかし、最近の研究結果で、摂取カロリー<消費カロリーが必ずしも体脂肪を分解しないという事が報告されています。

これには、「肝臓に貯められているグリコーゲンの状態」が関係しています。

肝臓にグリコーゲンが豊富に貯められている状態だと、脳は「エネルギーが十分にあるから脂肪を分解する必要は無い」と判断をし、脂肪を分解するために必要なシグナルを発しなくなります。

しかし、逆に肝臓に貯められているグリコーゲンの量が不足してくると、脳は「エネルギーが不足してきたから脂肪を分解してエネルギー源にしよう」といった判断をし、体脂肪を分解するのに必要なシグナルを送り始めます。

実際に複数の研究で、肝臓内に貯められているグリコーゲンの量と体脂肪の減少に関連性があるといった報告がされています。

つまり、肝臓内のグリコーゲンの量を少なくし、その状態をキープする事でより体脂肪を減少させられる可能性があると言えそうです。

この事をふまえると、「糖質制限」や「ケトジェニック」などのダイエット法は、肝臓内のグリコーゲンの量を急激に減らす事が出来るので、体脂肪減少に効果的である事が推測されます。

しかし、これらのダイエット法に否定的な意見を持つ人も多く、健康被害やデメリットに関しては別の記事で紹介したいと思います。

また、糖質制限ダイエットを行った後や、激しい運動をした後というのは、肝臓内のグリコーゲンの量が減っている状態なので、多量の炭水化物や糖質を摂取しても肝臓のグリコーゲンの補充に当てられ、体脂肪にはなりにくいという事が言えます。

なので、もしダイエット中にどうしても食べたい物がある時には、激しい運動(HITTなど)を行った後であれば、食べた物が肝臓のグリコーゲンの補充に使われるので、体脂肪の増加をあまり気にする事なく食事を楽しむ事ができます!!

「体脂肪の分解は肝臓に貯められているグリコーゲンの状態と密接にかかわっている」

この事を覚えておきましょう!!

『やるの一択』by Taisei Seki

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?