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「映画日記」2月・3月。U-NEXTで旧作三昧。裸の女神とケツのヴァンダム

最近はU-NEXTで旧作映画を漁ってる筆者です。流行りの新作を追って話題を合わせようとしたけど、どうも旧作のジャンク寄りな方向に行きがち。
U-NEXTには格闘技にアダルトと世話になってるので、どんなのを見てたのかを備忘録として書く。「映画日記」というところか。

2月初旬。巨匠テリー・ギリアム受難のドキュメンタリー「ロスト・イン・ラ・マンチャ」を見る。総製作費50億円を投じたものの、騒音トラブル、豪雨、主演俳優のヘルニアとトラブルに次々見舞われ中止の顛末を辿るまで。制作続行が絶望的になり助監督に詰められるギリアムの顔に、職場で失敗して詰められた時の自分を重ねた。凡人との違いは、そこから10年以上かけて完成させた執念よ。。

2月18日。塚本晋也監督作「東京フィスト」。ボクシングを通した男と女の三角関係を描く。ロッキーや百円の恋のような自己成長はなく、人体を凶器に改造する過程をスプラッターかという程の血しぶきで描写する超過激な愛憎劇。ジム会長役が本物の世界王者である輪島功一をキャスティングする妙。トレーナー役の竹中直人が丹下団平オマージュのアイパッチで登場。

2月24日。「犯罪都市 THE ROUNDUP」。「力こそパワー」そのままにマ・ドンソク扮する剛腕刑事が悪人どもを殴り倒す。仕事は破天荒でも合コン連敗。上司と部下との関係も実写版こち亀を思わせる楽しい職場。最後に飲み会があるのが名作の証。日本では3作目。韓国では4作目が公開という事で我が国で言う「男はつらいよ」のような毎年制作の長寿シリーズ化も?

2月29日。リーアム・ニーソン主演でリメイクという事で「裸の銃を持つ男を見てから3週に渡って3部作全て押さえる。エリザベス女王始め当時の要人をネタに出来るのが、この時代の強さ。そして濡れ場をダム決壊と花火で表現するシモのセンスね。後に殺人事件被告となるO・J・シンプソンも出演。可哀そうな人ポジション。銀魂でいうマダオみたいな。

3月10日。ビーパワーハードボイルド外伝企画で「新幹線大爆破」同時視聴企画に参加。お二方の博識な解説で理解を深める事が出来た。何が衝撃かってロケ地が地元近くだった事。

滅茶苦茶頑張っていた運転手役の千葉真一だが、その気になればアンタ一人で解決できるだろという人をこの役にする、これもキャスティングの妙。

3月17日。仕事で辛いストレスが重なり5連休。気分転換をすべく都心にある秘宝館「大道芸術館」に。往年ロマンポルノのポスターに囲まれる。

帰宅後に「ザッツ・ロマンポルノ 女神たちの微笑み」。所謂、日活ロマンポルノ総集編。後に「おくりびと」でアカデミー賞の滝田洋二郎もポルノ出身。エンドクレジットに連ねる「裸の女神たち」には、映画・テレビでも馴染みの面々がずらり。この記事を書いてる今日は「不適切にもほどがある!」最終回。「あまちゃん」で海女を取り上げ、美保純と森下愛子を起用する辺り、宮藤官九郎は確実にロマンポルノの影響を受けてると思う

そして3月最後の〆。「ユニバーサル・ソルジャー」。裸といえば、主演のジャン=クロード・ヴァン・ダムはよくお尻を曝す。画面一杯に写し出されるヴァンダムの尻。鍛え上げられた立派なケツ。割り箸10本は余裕でへし折れそう。
だが、この尻による重心と体幹の安定、代名詞の後ろ回し蹴りの支えになる重要自慢のパーツ。にしても出し過ぎと思うが。

という訳で。2ヶ月で9本。U-NEXTポイントで「RRR」行ったのを加えると10本か。これは私も「U-NEXT映画部」の仲間入りだったりして。公式にスキもらうまで続けよう。


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