読書で心に響いた名言集(40日目)

超訳 ニーチェの言葉

『多く持ちたがる人々』
夫の職業や地位がまるで、自分の手柄であるかの様に自慢する妻がいます。
彼女はさらに、子供の通う学校の特徴、飼い主の賢さ、庭の木々の見事さ、住んでいる都市の美しさまでが自分の功績であるかの様に自慢します。
また、政治家や完了は、自分たちが時代全体や歴史を左右しているかの様な物言いをします。
たいていの人は、自分が知っている事柄までをもあたかも特別に価値のある様に引き立てます。
知っていれば持っているのと同じことだとすら思っています。
この様に彼らは、物や知識について言っているようでいて、本当は自我とその所有欲がどこまで肥大しているかを示しています。
それどころか、人は過去や未来まで持とうとしています。
そうやって自己顕示欲が強い人ほど、実は自分に自信がない人です。
ありのままの自分を自分自身が愛せていないから、多くを持つ事で自分には価値があると思い込んでいるのです。
それよりも本当に価値のあるものに気づけていないのです。
本当に価値のあるものとは、誠実な心であり、謙虚な姿勢であり周りに貢献する事です。
その価値観を持っている人は、多くを持つ必要はないと知っています。
それよりも、多くを与える事の方が大切だと知っているからです。
そういう生き方が、価値ある人生なんだと思います。

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