イラスト「ゆりかご」
「ゆりかご」 Illustration by AILI.
母と子をテーマに描いたイラストです👪💖
かつて、私たちは母の宇宙(子宮)にいました。
母の胎動を感じながら、早くこの地球に飛び出したい!と心躍らせる命もあれば、
地球は嫌だ、僕はまだ宇宙にいたいと駄々をこねる命もあったことでしょう。
(多分、私は地球なんて嫌だ!と駄々をこねていたと思います。笑)
かつて、母と子はひとつの存在でした。
誰よりも近い場所で、同じ鼓動を感じていました。
けれど、この地球に降り立った瞬間、私たちは別々の存在に分かれます。
かつて一緒だったから
かつて同じだったから
別々に分離してからの
「どうしてわかってくれないの?」
「どうしてわからないの?」
二つの我(エゴ)が衝突しあった時の悲しみ、苦しみはそれは大きな衝撃でした。
かつて母というゆりかごに守られていた私たちは
この地球に生まれ落ちた瞬間、地球というゆりかごに守られるようになります。
私たちの母もかつてはおばあちゃんのゆりかごで守られていましたが、
生まれた瞬間、母というゆりかごから地球というゆりかごに順応せざるを得なくなります。
親という存在は、子にとって、とてつもなく大きな存在に思えたり
親の与える影響力は凄まじいものがありますが、
この地球に降り立った瞬間、私たちは皆
同じ地球の子どもになるのですね。
どちらが上も下もなく、同じゆりかごに抱かれる同じ子どもなのです。
「どうしてわかってくれないの?」
幼心の反発心は、母への過剰な期待からくる感情だったのでしょう。
そんなもの、わからなくて当然なのだと、今ならわかります。
ただ、押し付けていただけ。
親を絶対的と見ていたのは、紛れもない自分自身でした。
血が繋がっていても、別々の個体であり、他人だということ。
家族であっても、100パーセント違う人間なのだということ。
どちらか一方が愛を注ぐのではなく、
どちらか一方に愛を押し付けるのではなく、
子も同じだけ親に愛を注げたら とっても素敵なことなのかもしれませんね☺️
未熟な私は、それを理解していなかった。
傷つけられたという被害妄想でいっぱいだった。
けれど、私も同じくらい傷つけていたのですね。
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遠い過去を振り返りながら、筆の動きと気持ちを同調させて描けた作品です。
この絵を描いている間、自分の弱いところ、痛いところと向き合えた
とても良い時間だったなと感じます😊💖
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こんな風に、これまでの人生で培った世界観(自分の内宇宙)を絵で表現しています。
見てくださり、ありがとうございました💖
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