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久しぶりに保育園に足を踏み入れられた日

こんにちは!
春から年長の男の子と年少の女の子の2児の母であり、子供たちの育つ今と未来が、個を尊重しあえる世の中になるようにと活動している、日常写真家のとぅんです!

息子は年中の8月から、保育園をお休みしています。

『保育園、やめるから 』と言い、『今日で最後にする』と言った次の日から本当に行かなくなった8月下旬。
それから10月の運動会の時に、下の娘が運動会に出るため、撮影と付き添い等で両親ともに保育園に行くことになっていました。

我が家は両家両親ともに県外におり、すぐに預けられる人はいません。

息子に何とか頼み込んで撮影係をしてもらうことで、何とか園内に入ってもらった時以来、息子は園内に入ることはありませんでした。

と言っても、その時も息子の保育室の棟には入ることはできず、
離れた等に入ったのみ。

そんな息子でしたが、この春で転園してしまう仲の良かったお友達がいることが直前に発覚しました。

なんとか、バイバイさせてあげられないかな。

と思った私。

息子にも、お友達が転園することを話すと
『バイバイしたい』と話しました。

それならば!と、早速担任の先生へ連絡。
お友達の転園を知った時に、先生とも息子に話してみたいと伝えていたので、先生も快く来てくださいとおっしゃってくださいました。

他のお友達と会うのはまだ不安があること
その転園するお友達とだけにしてほしいことも伝え。

前日に、お手紙でも書く?と聞くと、
『書いてみる!』と明るい返事だったので、紙を選んでもらい、
自分でこの色えんぴつにする!と選び、書き始めました。

子供らしいというのか、男の子らしいのですが、ゲームのキャラクターの絵がメインという仕上がりがほほえましかったです😊笑

ひらがなもかなり読めるようになってきていて、書ける文字もでてきているものの、恥ずかしがってあまり書いてくれないのですが、
お友達のお名前だけでも書いてみる?と聞くと、
『やってみる』とちょっと離れたところに移動して、一生懸命書いていました。

真剣なまなざしで、一生懸命書いた手紙。
封筒に入れる?と聞くと、数日前に『これ何?』と聞かれて説明をした茶封筒を持ってきて入れていました。(これもかわいいんです!笑)

出来上がった後は、『忘れないようにカバンに入れておく』と、明日持っていく予定のカバンにお手紙をしっかりと入れ、玄関の近くに置いておくという準備万端っぷり。

本当に、お友達にさようならをしたかったんだなと感じました。

当日は、園の門をくぐる際から、もじもじとした様子を見せ始めました。
『ここ冷たいな。』
『これは~』と離れていきそうになる息子。

『さー!靴脱いで~』とちょっと強めに後押し。

ちょっぴりドキドキした様子で中に入り、保育室の近くに来ると、足取りが少し重くなったのを感じました。
背中を押しながら、もう少しだけ近くに行って、
でもみんなが見えないように『ここで待ってて』と伝え、先生を呼びました。

私の姿に気づいたほかのお友達に少しだけばれてしまいましたが、
みんなを呼びそう!と思った私は、お部屋の隣のトイレの入り口の中へ息子を隠したところで、転園するお友達が先生と出てきてくれました😊

2人とも、久々の再会に緊張の面持ち。

これ。
と手紙を渡すと、お友達もすぐに開封してみてくれました。

年中男子たち、各々の話をしていたのもあり、少し離れてみることに。

先生も一緒につなぎながらお話ししてくれました。

ちらっと、
『お部屋で遊んでいく?』と先生が聞いてくれたのですが、
『ううん』と断る息子。

先生とは、お部屋の前までいけないかもしれない。
と話していたので、二人で、『行けた!』と喜びを分かち合いました。

息子、本当に本当によく頑張りました!!!

そして、きっかけとなったお友達、本当に感謝です。

きっと、今日中に入ったからと言って、すぐに行くことにつながるわけではありません。

もしかしたら、また卒園まで行かないかもしれない。

それならそれでいいんです。

だけど、この日お部屋の前まで行けたということは、『嫌だった場所』だけど、心の貯金がたくさんできたことで、一歩前に踏み出したということ。

苦手だったこと、嫌だったことを一つ乗り越える力が湧いたことだと思います。

戻るのか、新しい場を築くのかは、息子自身が選ぶことですが、
ここにこれから何度か入ることが出来たとき、また息子の中で何かを克服することが出来たという自信につながると思います。
切り開いていくことが出来るという、自信につながる1歩だったと思います。

今回の件で、お家で充電すること、安心安全な場所での心の充電は本当に大切だということを学びました。

自分の人生をどうデザインしていくかは、自分にしかできません。

息子がどの小学校を選び、どこで学ぶのか?は息子が決めることだと思っていますが、お家だけでなく、外に出る選択肢が増えた瞬間でもあると思いました。

沢山充電したらいい。
親はレールを引かず、子を信じて応援し、手を貸し、ここぞというタイミングでだけ背中を押すだけでいい。

そう思います。

改めて、息子から学ぶことの多さを感じた日でもありました。

お友達、どうか元気で楽しく次の場所でも過ごしてもらえたらいいなと思います。
またどこかで。会えたらいいね。


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