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TWSNMPの通知設定

TWSNMPが監視しているネットワークに何か問題を発見したらメールで通信する機能があります。この通知に関する設定について説明します。動画の解説を吹き込む時に、猫はそばにいましたが、最近慣れてきて反応せずに完全に寝てました。

通知設定のダイアログを表示する

通知設定のダイアログは、ノードを選択しない状態のマップを右クリックしてメニューから「通知設定」

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をクリックするか、ツールバーの<通知設定>ボタン

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をクリックして表示します。

通知設定ダイアログ

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サーバー:
メールを中継するSMTPサーバーのアドレスとポート番号を:(コロン)で区切って指定します。メールソフトで送信用のメールサーバーに設定しているものと同じでよいです。(例:192.168.1.201:25)
ユーザー:
メールを送信する時にメールサーバーの認証が必要な場合に、ユーザーIDを設定します。これもメールソフトで設定しているものと同じでよいです。認証が必要なければ、空欄でよいです。
パスワード:
メールサーバーの認証をする時のパスワードです。
証明書の検証:
メールサーバーとの通知を暗号化(TLS)する場合、サーバーが提示した証明書を検証するかどうか設定の設定です。インターネット経由でパブリックなメールサーバーを利用する場合は、検証した方がよいです。ローカルな環境のメールサーバーを利用する場合は、検証すると通信できない場合があります。
送信元:
通知メールの送信元メールアドレスを指定します。
宛先:
通知メールの送信先メールアドレスを指定します。多分、カンマ区切りで複数指定できるはずです。(できなければ、お知らせください。直します。)
件名:
通知メールの件名です。お好きなように設定してください。メールソフトで、振分するのに利用できます。文字列を置き換える変数は、対応してなかったと思います。
間隔:
メール通知の判断を行う間隔を分単位で設定します。
レベル:
イベントログに、この設定以上のレベルのログがあった場合にメール通知を行います。
外部コマンド:
マップの状態が変化した時に実行するバッチコマンドや実行ファイルを指定します。マップの状態は全てのノードの中で一番悪い状態です。
マップの状態を数値にした$levelという変数を指定できます。
0=重度
1=軽度
2=注意
3=その他(正常)
<Cancel>ボタン:
何もしないで、ダイアログを閉じます。
<Test>ボタン:
メール通知の設定内容を確認するために試験メールを送信します。
<Save>ボタン:
設定を保存します。

通知メールをいつ送るか?

オリジナルのTWSNMPでは一つのポーリングで異常を検知したらすぐにメール通知するような方法でした。これだとやたら通知メールを受信するのでうんざりすることになります。長年の経験をもとに復刻版のTWSNMPでは、

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のような方法でメール通知を行うようにしました。これなら、1時間に1回重度以上の問題を見つけた時だけメール通知するというような設定ができます。心配性な人のために5分に一回、注意以上の問題がある時に通知するという設定もできます。1秒も待てない、もっと心配性な人のための設定は残念ながらできません。そんなに急いでも大きな差はありません。

通知メールの試験送信

通知がメールだけの言い訳

オリジナルのTWSNMPの開発時期には、通知はメールだけで十分でした。今、世の中には人に何か知らせる手段は沢山あります。チャットやライン、メッセージなどリアルタイムに通知する仕組みもあります。でも、私自身は今でも通知はメールで十分なので、あまり他の方法に対応するモチベーションがありません。必要な人は、ソースコードを公開

しているので、機能追加は歓迎します。

個人用のメールサーバー

TWSNMPのメール通知は、ローカルなサーバーで十分です。ローカルなメールサーバーは、Linuxを使えば簡単に作れます。私は、Raspberry PI

を使っています。

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