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引用・所感 〜デザインのめざめ〜

題名:デザインのめざめ 著者:原研哉 出版:河出書房新社 デザインに目覚めるとは、自分の意識とは裏腹に、そこに在るモノ・コトの細部(川上から川下まで、その途中の製作者の想い)に自ずと直感的に気づくことかと。 著者のエッセイを集約した本書では、何気ないモノ・コト(マカロニ/マヨネーズの穴、新幹線、ラーメンどんぶり、ファッション等)がウィットに富んだオチをつけて展開される。 この著者の視点には、ハッとした気づきを得る。 相手は隠れておらずこちらを見ているのに、こちらは見てい

    • 引用・所感 〜なんのための仕事?〜

      著者:西村佳哲 出版:河出書房新社 デザインコーナーにあったが、就活本のようなタイトル。 自分にこの疑問を問いかけた時の答えと、デザイナーの答えの差異が気になった。響いた引用箇所は、仕事に関わる言葉だけでは無かった。 仕事の価値観なんて、一般論は合っても解答はない。沢山の人が何て言おうと、その人次第。たとえ家族でさえも、それぞれの考えで、それぞれの道を進んでいる。 物心ついた時から、レールを自分で敷き、勝手に進む人はいる。大成する人の話はよく聞くが、比較して悩んでいるなら

      • 引用・所感 〜原研哉 special interview デザインノート2019 No.86〜

        ど素人の自分のデザイナー感と超一流のそれとのギャップが純粋に面白かった。 〜以下、原研哉さんインタビュー記事からの抜粋と自分の所感〜 デザイナーはいつまでも企業に牽引される存在ではなく、自ら新しいフロンティアを見つける役回りを担わないと、創造的ではいられないかと危惧しています。ものづくりから価値づくりへと移行するの中で、どちらに向かうとより自発的で誇らしい状況がつくれるのかということを、直感的に見極めながら進んでいける感性が、デザイナーには必要なのではないでしょうか。 特

        • 虫展@21_21 design sight

          ◼︎展示物、映像 ⇒様々な虫の標本、700倍スケールアップの一部、昆虫の機構から派生している人間のプロダクト、蟻の習性のシミュレーション映像、虫の美しい色合いや均整の取れた外形を万華鏡で覗く、完全変態するまでの過程の動画 ⇒個人的に、カブト虫が羽を広げる瞬間に、あるポイントに力を加えることで、小さく折り畳まれた羽が大きく開く動きを3Dプリンタで模造した展示物(人が大きな物を小さく折り畳み収納するデザインの参考になる。)や、大量の蛾の中で黙ってブレイクダンスする映像がシュー

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