ついにアップルがVR/AR市場に参戦、その実体はこれまでのVRヘッドセットとはかなり違うらしい、、、
インターネットで飛び交う、今週1週間のIT・科学・経済のニュースを 独自の視点で振り返る「ITニュースウェブ2023/06/09(第063回)」さて今週は、、、
ついにアップルがVR/AR市場に参戦、その実体はこれまでのVRヘッドセットとはかなり違うらしい、、、
「Apple Vision Pro」、価格は3,499ドルから【WWDC23】(06/06)
https://game.watch.impress.co.jp/docs/news/1506261.html
Appleの年に1回開催される開発者向けイベント「WWDC2023(Apple Worldwide Developers Conference)」が日本時間の今週6月5日(月)深夜に米国カリフォルニア州クパティーノにあるApple本社で開催されました。WWDCでは通常、Appleが誇るMacintoshやiPhoneなどの基本プログラム、MacOS、iOS、iPadOSなどの最新版が発表されることが多いのですが、たまに最新いPhoneが発表されることもあったりして、全世界が注目するITイベントの一つとなっています。そして今回はなんとMacOSの最新版「Sonoma」の発表とともに、なんと、Apple純正のVRゴーグルが発表されたんです。
【2023年】VRゴーグルの値段を徹底比較!100円から高性能機種まで
https://vr-tips.lipronext.com/vr_goggles/vr-goggles-price/
VRゴーグルといえば、ダンボールでできたメガネ部分にスマートフォンを組み込む数百円で購入できるタイプから、SonyのPlayStation VR2(約8万円)、HTCのVIVE Cosmos Elite(約10万円)やVIVE Pro 2(約18万円)、そして一斉を風靡したOculusをザッカーバーグ氏が買収したMeta Quest Pro(約23万円)などのスタンドアローン型までいろいろ発売されています。
ついにアップルがVR/AR市場に参戦、他社の競合製品を振り返る(06/07)
https://forbesjapan.com/articles/detail/63692
そんな中、今回登場したAppleの「Apple Vision Pro」はなんと3499ドル(約49万円)と破格の値段。つまりVR=ヴァーチャルリアリティを体験するためのものというより、もはや「頭にかぶる高級ウェアラブルコンピュータ」というものに仕上がっているというのです。
アップル「Vision Pro」を先行体験--既存のARやVRとは「明らかにレベルが違う」と感動した4つの理由(06/08)
https://japan.cnet.com/article/35204915/
それもそのはず、これまでのVRゴーグルは手でコントローラーを操作することで画面に映るボタンなどを操作したのに対し、「Apple Vision Pro」は目的のアイコンを見るだけでアイコンが大きくなって、その空間に手をかざすとつまむ操作ができるというのです。コントローラーなど持たなくても指や体の動きだけですべて操作できてしまう。iPhoneに次いでまたまたAppleがやってくれました、、、って感じらしいです。
Apple「Vision Pro」の発表に出なかった言葉 「VR」「メタバース」(06/07)
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2306/06/news204.html
そもそもVRヘッドセットって何に使うのかということですが、もちろんゲームの仮想空間に自分ごと入り込んで戦ったり、仮想空間に立体物を創作したり、TVモニターやPC画面の代わりに使ったりするわけです。さらには最近良く耳にする「メタバース」空間に入るためのツールでもあります。ところが今回のWWDCでは「VR」や「メタバース」ということばは一切出ず、CEOのティム・クック氏からは「Apple初の空間コンピューター」と表現されたそうです。
新型VRヘッドセット「Meta Quest 3」が買いだと思う理由(06/02)
https://www.gizmodo.jp/2023/06/meta-quest-3-announcement.html
そういえば米MetaはWWDC直前にVRゴーグルの新モデルとして「Quest 3」を発表していますが、「Apple Vision Pro」はこうしたVRゴーグルとは一線を画しているガジェット=「空間コンピューター」のようです。とにかく私は発表を動画で見ただけなので、体験してみないことにはなんとも言えませんが、発表会に立ち会った専門家の方々に言わせれば「Apple Vision Pro」は必ずやAppleの歴史に名を残す新機軸になることは間違いないということらしいので、いまのところそれを信じて来年2024年発売(アメリカが初頭、他国は年末との予告)を待ってみたいと思います。
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