死にました

名前は『ぷ』
オス猫です
16年と6ヶ月間
いつも一緒に居ました
出会いは
新宿で雑貨店をやっていた頃に夜中お店の奥のレジの後ろから小さい鳴き声が聞こえてきたので、壁を壊してベニヤ板を剥がしたら小さくて産まれたての子猫が泥だらけで鳴いてました
まだ目は見えてないので生まれてそんなにたってないと思いました
ボクはメス猫『ペ』を一匹家で飼ってましたが実はあまり猫の事を知らないので知り合いに電話してどうしたらいいのか聞きました
とりあえず夜中だったので携帯電話で近くの病院を検索して夜中でも診療してくれる動物病院に連れて行きました
病院で先生に診てもらおうとしたら先生はボクが面倒をみて飼うという条件なら診るといったので仕方なくこの子を飼うことになりました
この子が徐々に大きくなって一年も経たないうちにオトナの猫になってました
ウチにいた『ペ』と結ばれて子供も生まれました
子供まではさすがに面倒を観れないので里親に出しました
子供は産ませたかったのですぐには去勢手術とかはしませんでした
里親に出した後去勢手術はしましたが
それから8年後『ペ』が死にました
2011 2 28 の明け方でした
命の授業を死ぬ直前まで8時間ほど受けさせてもらいました
『ペ』のときは死に際まで見届けさせていただきました
池袋の葬儀場で葬式をあげてそこにお墓を作りました
未だに近くまでは行けるのですが
一度もお参りに行ってないです
『ペ』が死んで9年後の昨日朝10時くらいに『ぷ』が死にました

去年ボクの体調が良くなく大学病院に行ったら緊急手術をして一ヶ月入院するので知り合いに預かってもらいました
旅行にも行かず実家にも帰らず一緒に居ましたが、流石に病院ばかりは一緒にいれないので仕方なく預かってもらいました
退院してもなかなか世話ができるまで時間がかかったので2ヶ月くらい預かってもらいました

体調も良くなり『ぷ』を引き取りに行ったら一度も怒った事がない『ぷ』が爪を立てて怒って引っ掻いてきました
おそらく捨てられたと思ったのでしょう
家に連れて帰ったら安心したのか徐々に甘えてきました
この頃はまだ『ぷ』は元気でした
それから10ヶ月
年が明けて直ぐにゴハンをあまり食べなくなりました
うんちもそんなにしなくなりました
苦しそうにしていました
でもゴハンは食べようとしていたので生きようと必死だったと思いました
ココ1ヶ月半、お店の開店準備が忙しくて構ってやる事が出来なく寂しい思いをさせてました
いつもは家に返ってくると起きて玄関まで来るのですが
最近はそれがなかったので心配しました

まさか昨日死んでしまうとは思いませんでした
ずっと一緒にいるものだと思ってました
昨日は朝寒くてでも家から10分くらいの動物病院に行こうと外に連れ出しました
いつも外に出ると鳴きだしますがカラダが弱っていたので鳴き声にチカラがなくかすかに聞こえる程度でした
家から出るときは生きてました
病院について受付をしてゲージから出そうと開けたら動いてなかったので病院の人を呼んだら
手術室に運ばれました
まだ触って暖かく柔らかでした
助かると思いました
蘇生術を10分くらいやってもらいました
まだ暖かいカラダでしたが死んでました

病院でずっと泣いてましたが
家に連れて帰らないといけないので
先生に『ぷ』を綺麗にしてもらって鼻に詰め物をしてもらって帰宅しました
いつも優しく可愛くボクに接してくれてました
他の猫と比べてもピカイチに優しい猫でした
死に顔も可愛さをボクにアピールしていました
死ぬと獣の顔になると聞きますが
死に際も、がんばつてかわいい顔を作ったのだと思いました
そして今も添い寝してボクはその顔で癒されてます
火葬はしたくないのですが…

16年と6ヶ月間
一緒に居て至らない事だらけでしたが
本当に
ありがとうございました

後、この猫が一生懸命最後まで生きようとしていた事を誰でもいいので知ってもらいたい

近々池袋の葬儀場で燃やしてもらいます
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↑死に顔なのにかわいいんです


































ボクを呼び止めてくれてありがとうございました



ボクを選んでくれてありがとうこざいました



ボクとずっと一緒に居てくれてありがとうこざいました









ありがとうございました












神様を信じてはいないのですが

お願いが一つだけあります。

どうかもう一度だけお願いします。























言いたい事独り言

捨て犬や捨て猫を見かけても家で飼えない方へ
ボクの家も以前はペット禁止の所でした
たしかに引っ越す時に敷金と修繕費を何十万も払う事になりましたが、それ以上にいっぱい安らぎと幸せその他かけがえのない大事な何かをいただきました。
その時に飼わないと死んでしまう子もいるので
勇気を出してお家に招き入れてやってあげてください。
























































もう一度会いたい
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