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note感想文 35 /未来記の番人

舞台・未来記の番人
松田悟志さんが演じた
早瀬士郎左の魅力を記しておきたく
筆を取り候♪(*^^*)

いちいち格好よくて
いけちらかしてた士郎左!
大好きだ!(≧∇≦)

1幕

幕が上がって、舞台中央やや下手寄り、スッとした立ち姿の士郎左にまずめっちゃ見惚れる♪(*^^*)

プロローグの登場人物紹介が始まり、巽の迫力満点アクロバットの直後、黒装束たちを相手にする感じで士郎左登場、袈裟懸けに刀をふるい決めのポーズ、めちゃくちゃ格好いい!

天海登場、お供の士郎左は上手寄り中央。此処は立ち姿からの流れるようなアクションに注目、士郎左、どのシーンも抜刀の瞬間、踏み込んで腰の位置が下がるのだけど、その姿勢がとにかく綺麗で格好いいのだ♪(*^^*)

プロローグのラスト、千里丸と士郎左が刀を交わしつつ、とびきりの笑顔も交わしあう!←松竹座からはっきりとした破顔一笑!良い笑顔を交わす演出に変わったか?新橋演舞場では、口元に微かな笑みが浮かぶ程度だった気がする。ちなみに愛知は下手席だったので士郎左の表情は未確認。

島原の乱以前の二人の関係性を象徴するとっておきの笑顔がとても印象に残り、やがてクライマックスシーンを迎えたとき、この笑顔が心の中で波及して寄り感動を深めるのだ♪士郎左の笑顔、松竹座では、いずれもはっきりした笑顔で、ニコッ!って感じのと、ニッコリ♪って感じのと、ニヤッ♪って感じのが見られました(笑)


島原の乱。天草士郎登場のあと、天草士郎は下手側で、士郎左は、舞台中央下手寄りから、やや曲調に合わせての殺陣、一連のアクションあと、士郎左、刀を左右にふるって、最後に片手を床につくときの姿勢がとても綺麗でいつもめちゃくちゃ見惚れた。此処、大好きだった!松竹座では、このシーンの殺陣、舞台の縁スレスレまでダイナミックなアクションが展開されていて、士郎左も、かかとが縁を越えてたことがあった。それに気付いたときは、ちょっとヒヤッとした。

千里丸に里の衆の三ヶ条を唱させるシーンの士郎左が好き。最後の「行くぞ!」がとても格好いい♪

四天王寺。道啓相手に朗々と響く良い声での台詞を堪能する場面。所作や立ち居振舞いも見どころだ♪ほんとに美しい♪このあと再び来る四天王寺の道啓とのシーンも同じく。士郎左の立ち居振舞い、所作、声をじっくりと堪能出来る見せ場でした♪(*^^*)

道啓の雷に対するアクションも格好良かったなあ、緊迫感が全身から滲み出ていて見てるこちらも緊張しました。

天海の繋ぎを受けるシーン。階段を軽やかに駆けあがる姿に見惚れる♪(*^^*)

初恋ダンスのあとの「ご機嫌だな」のタイミングが最高!大好きなシーンのひとつ♪(笑)


紅羽の風と、巽の動きを封じる力、士郎左、表情での演技もさることながら、風に翻弄されるときは、くるくる、くるくると、木の葉が強風に舞うような目まぐるしい動き。

これが激しすぎて、愛知公演の1幕のクライマックス、小刀が抜けかけるハプニングが起こる。士郎左、その時は咄嗟に小刀をそのまま抜刀、続けて大刀も抜刀、二刀流でその場を切り抜ける。松竹座公演からは、このシーン、舞台上手の階段の側まで転がりつつ移動して、客席に背を向ける形で腰回りを一瞬安定させてから、立ち上がって紅羽に向かうようになった。

巽の力に翻弄されているときは、動きを封じられているので、身体全体を麻痺してるみたいに細かく震わせるような表現方法。肩から指先にかけて顕著にそれが見て取れた。動きたいのに動けない!!と、いうのが、その表現でとても伝わってきた。


2幕は、千里丸と士郎左が紅羽を巡って感情をぶつけ合ってるシーンからの、蔵人が正体を明かしたことによって、士郎左の中で天海に対して疑念が生まれるところと、あとは、もう、、、クライマックス!!!

千里丸と巽が約束の証を発見する一連のシーンのラスト、欄干の上の蔵人にスポットが当たるあたりから、全集中のエンジン始動(笑) あ、ちなみに蔵人の大川さん、松竹座千秋楽では、所々、アクションを変えてきていらっしゃった♪それがどのシーンもとても格好よかった♪

蔵人と道啓たちのアクション見つつ、ボルテージを徐々にあげる。千里丸が下手から飛び込んできたら、スイッチオン!!千里丸と蔵人の殺陣を目の端で捉えつつ、上手側の欄干注目!!!士郎左、最高潮に盛り上がった音楽と共に颯爽と登場!!!


腰の入った抜刀姿、何度見ても痺れる!!千里丸とのやりとりのあと、蔵人との殺陣、千里丸と息を合わせてのアクションと、名刀陽炎を手に颯爽の一太刀が格好いい!!1つ1つの動きがいちいち決まっててほんとに見惚れる!!


そして天海とのシーンが始まる。あるときから気付いたんだけど、士郎左、天海との対決中、かなりの長さにも関わらず1度もまばたきをしない。絶対にまばたきしない!松田さん、すごい集中力で演じている!それに気付いてからというもの、天海とのシーンは、ずっと士郎左の瞳を見つめていた。これがまたヤバかった。士郎左の目から、めちゃくちゃ感情が伝わってくるのだ。ずっと信じていた天海のことを、信じることができなくなっていく自分の心情に、士郎左自身がとても揺れ動いている。士郎左の瞳にそれがありありと表れていて、その瞳を見て、何度も泣きそうになった。観る度に泣きそうになった。

天海とのシーンで、まぱたきしない士郎左に気付いてから、ほかのシーンの士郎左の瞳も見るようになったのだけど、士郎左に観客の注目が集まるようなシーンは、どこもかしこも、まばたきせず、瞳も感情を豊かに表現していた。松田さん、演じているときは、まばたきを完全にコントロールされているんだろうか?と、思ったほど完璧だった。

一旦は天海に諭され、欄干で、千里丸や巽の戦いを傍観する士郎左だけど、天海と道啓のやりとりから、意を決して戦いに身を投じる。天海の決定的な一言を聞いたときの士郎左の悲しそうな苦しそうな表情が目に焼き付いてる。そして、ど迫力!緊迫感漂いまくりの殺陣のシーンになるのだけど、松竹座ラスト5公演の士郎左は、ものすごい気迫で、あげく羽が生えたか?と、思わせるくらいの軽やかさも加わったアクションで、本当に魅せられた!!!素晴らしいアクションの数々と魂の籠った熱演だった。


千里丸に抱かれつつ、絶命のあとの、立ち上がっての士郎左の第一声に、いつも心が震えた。それまでのシーンとは、打ってかわって、とても静謐な響きをもった士郎左の声。静かな士郎左の佇まいが命を持たぬものの儚さを醸し出している。あの切り替わりようは凄いなと、さすがだなと、いつもこの声と佇まいに心を奪われた。


まだ語り足りてないところ、あるんだけど、ひとまずこれで〆ようかと思う。


未来記の番人。松田悟志さんが演じた早瀬士郎左。言葉に尽くせぬほどの深い感動をたくさん頂きました。士郎左に全身全霊を掛けて臨まれていた松田さんのこと、胸に深く刻まれています。どのシーンも克明に覚えています♪(*^^*) 一生大切に抱いて行きます♪で、叶うならば、士郎左とまた会いたい!再演熱望!!!


士郎左以外だと、大好きだったのは、惣田紗莉渚さんが演じた紅羽♪(*^^*) 可愛い♪声も良い♪歌も良い♪舞も良いと魅せられまくりでした。紅羽の見せ場、風を操るシーンは、風の動きがとても素敵でついつい目で追いたくなっちゃって大変でした←風にやられるのは大概士郎左なので、そっちから目を離す訳にはいかない(笑)

余談ですが、2幕で、倒れた紅羽を千里丸がおぶって巽がその介助にあたるシーンがあるんですけど、ま、ヒロインと主人公だからこの取り合わせにしないとダメなのはわかるんですけど、どう見ても兄貴の巽の方が背も高くがっちりしていて、妹の紅羽を軽々と背負って行けそうなのに、細くて華奢な千里丸が一生懸命紅羽を背負う、、、巽、代わりに背負ったれや!と、いつも心の中で突っ込み入れてしまっておりました(笑)

もう1人、大好きだったのが松村沙瑛子さんが演じていた桜♪凛とした美しさに加えてアクションも動きがとても綺麗でほんとに魅せられました。2幕最初の千里丸と黒装束たちとのダンスシーンがめちゃくちゃ大好きでした!とても格好良くて素晴らしかった!この方はほかにも風を筆頭にたくさんの役をこなされていて、どれもこれも指先や爪先までとても綺麗な身のこなしで、新橋演舞場の初日を見て以来、ずっとファンでした(笑)


最後に耳を澄ませて聞きまくった
大好きな紅羽の歌をば♪


風舞散らし 清め給いし

風舞散らし 清め給いし

上宮之厩戸豊聡耳命
(聖徳太子)

天宮 知らしめし

和を以て 貴しと
(聖徳太子「十七条憲法」より)

風集い 吹き荒ひ
清らかに し給うと


かせまいちらし
きよめたまいし

かせまいちらし
きよめたまいし

うえのみやの
うまやとの
とよとみみのみこと

あまつみや しらしめし

わをもって とうとしと

かせつとい ふきすさひ
きよらかに したまうと


舞台・未来記の番人で早瀬士郎左を演じた↓

松田悟志さん著作
「仮面ライダーのなり方 〜嘘つきで泣き虫だった僕がナイトになるまで〜」
https://note.com/satoshi_matsuda

絶賛連載中!!

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