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ハイラル旅行日記(97日目)

地図に記された印を辿る旅も随分となる。宵を待つ月が照らす砂漠の中、雪積もる山の上、どこまでも続く草原、温泉が湧く谷とさまざま。そして必ずそこにいる葉っぱのお面を被った小さな生き物。

大概は隠れているのだが、まれに、道すがら助けを求められることがある。自身よりも大きなカバンを背負っているところを見ると、旅の途中にも見える。どこからからきてどこにいくのか疑問に思い尋ねてみたこともあるが、毎回「疲れてしまってー」とはぐらかされてしまい、結局明らかにならずじまい。

なぜ自分に声をかけてきたのか聞いてみると、何やら声をかけても大丈夫だと、においで判断しているとのこと。そういえば自分のカバンにも、これまでに見つけその代わりにもらった木の実がぎっしり。確かにそれなら合点がゆく。

毎度地図の正確さに驚くとともに、これほど各地に潜んでいることにも驚く。誰が何の目的で何を行おうとしているのか。

赤く大きな日が地平線に近づく頃、次の印を確認している時に気がついた。この地図、光の角度で模様が変わる。透かしてみたり横から見たりと試したところ、地上ではない図が現れた。これは・・・、空か!。そこには空に浮かぶ島々の絵とともに、地上と同じように印がついている。

紅の炎を纏った龍が地底から空へと登ってゆく。それを見ながら空に向かう方法を思案する。

ゼルダの伝説ティアーズオブザキングダム 徒然に。


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街歩きがさらに楽しくなるものがあるといいな